在イタリア、ソムリエワインノートとイタリア映画評論、他つれづれ appunti di degustazione

ソムリエ 20年、イタリアワインのテイスティングノートと、なぜか突然のイタリア映画評論、日本酒、日本茶、突然アートも

I Medici メディチ家の人々 テレビドラマ 日本でも放映〜

2016-11-12 11:16:41 | 何故か突然イタリア映画
i Medici メディチ家の人々 イタリア国営放送 テレビドラマ 
日本でも放映〜 (いつかわからないけど。。)



イタリア国営放送(RAI)のテレビドラマ。
日本での放送も決まっているよう。
最終回はイタリアでほぼ30%を記録したという、大成功したテレビドラマ。

テレビドラマどころか、テレビも見ない私が珍しく見たシリーズ物。

8話からなるが、イタリアでは嬉しいことに1回に2話ずつ、4週、4回に分けて放送した。
(じれったくなくていい)

どこまで忠実に歴史が表現されているのだろうか、と興味を持って見た。
そして、メディチの誰、何をドラマにしたとか。

キャストはかなり豪華。
ダスティン・ホフマンがメディチの大御所、メディチ銀行を築き、メディチ家の成功を導いたジョヴァンニ・ディ・メディチ(ディ・ビッチ)を演じている。
そして、主役は祖国の父と歌われたコジモ・ディ・メディチ。演じるのはリチャード・マッデン。

ヒロインはコジモの妻のコンテッシーナ・デ・バルディ。
ちょっと気取った感じはあるけど美人!

イタリア人の役者も登場しているが、ダスティン・ホフマンがイタリア語を話すわけはなく、オリジナル言語は英語。

ダスティン・ホフマン演じるジョバンニ・ディ・メディチが毒殺されるところからストーリーは始まる。

時は15世紀前半。

ジョバンニの二人の息子、コジモとロレンツォ(最後の方で二人の確執が表面化)、コジモの息子ピエロ(のちの痛風病みのピエロ)、妻のルクレツィア・トルナブオーニ、メディチ銀行の会計士ウーゴ、コジモの忠実な家来のマルコ、コジモの愛人。
メディチ家に対立するのはアルビッツィ家のリナルド、そして、パッツィ家。
芸術家、ヴェロッキオ、ブルネレスキも登場。
歴史的人物の登場が盛りだくさんで、ラブストーリーあり、サスペンスあり。(テレビドラマだからね〜)

歴史的事件を沢山盛り込み、話の中心は、誰が父、ジョバンニを殺したのか。

結構面白かった。

でも、ジョバンニが毒殺された。あれ?毒殺だったの???
コジモの弟ロレンツァがずっと独身。そして、殺された。えーー?じゃあ、のちのコジモ1世は生まれないじゃん!
ピエロは一人息子のはずないけど。。。。

などなど、???マークが沢山。

そうしたら、なるほど。今時のウィキは便利〜
やっぱり、ジョバンニは自然死で、毒殺ではなく、ロレンツォも独身ではなく、殺されてもいず、ピエロも一人息子ではなく(愛人の息子あり)などなど幾つか史実とそぐわない点が列記されていた。
そのほか、まだ建設されていない建物が登場したり。

日本なら歴史にできるだけ忠実にストーリーを作らないとブーイングになるような気がするのだが。。。

ご愛嬌〜と思ったのは、水の都ベニスに亡命した時、ベニスの建物の撮影がティヴォリで行われていた。(ティヴォリには噴水はあるけど運河はないよ〜)
この辺り、撮影費を安くあげたのか??ベニスはホテル代が高いからね〜(笑)

コンテッシーナのドレスが特に綺麗で、何度か同じドレスを着ているものの、目の保養になる。
また髪型も、女性としては結構気になる部分。
どんな風に結ったんだろう〜と見とれたり。

父ジョバンニを毒殺したのは、メディチの失脚を狙っているアルビッツィ?
いや、弟のロレンツォかも???
最終回で明らかにされる。。。。

結構面白かった。
と、私が思うだけあって、視聴率はかなりに上がり、大成功。

続編も予定されているということで、メディチ2の主役はロレンツォ豪華王だそう。
ふむふむ、こちらも楽しみ。

日本での放映はいつ??
やったら見てね〜

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。