Lacryma Christi del Vesuvio Rosso Territorio de’ Matroni 2014 Cantine Matrone
Diano d’Alba Duperiore Sori Piodvenza 2006 Cantina della Porta Rossa
Fiorano Rosso 2011 Tenuta di Fiorano
ローマの某ソムリエ団体より、別の某団体のほうがマシかと思ったら、そうではなかった。
人間みんな、心の中にはいろいろな感情、野望がぐるぐると渦巻いている。
ということと関係して、今年のアルマンドのコルソはプライベートな場所で(半分)プライベートに行われる試飲会になった。
正確には、試飲会ではなく、美術のコルソ。
そして、関連するかしないかは別にして、アルマンドの選んだワインを飲む。
たった3種で寂しいのではあるが、美術は好き、興味があるので、まあそれもよしとして参加。
第1回目の講義でのワインは以下の3種。
Lacryma Christi del Vesuvio Rosso Territorio de’ Matroni 2014 Cantine Matrone
笑っちゃあいけない。「キリストの涙」を飲むなんて、いったい何年ぶり。(笑)
観光客がポンペイに行くと、昼食のレストランで出る定番ワイン。(もちろんワインを選ばない人も多いだろう)
日本人のイメージの、レストランでのワインの値段はこのくらいなのだとは思うが、残念ながらちょっと高い。(特に品質に対して)
ただ、チップを別に置くわけではないシステムでは、仕方ないかも。。。
さて、説は多少違うだろうが、要は、あまりの美味しさにキリストが涙して、そこからブドウの木が生えたというヴェスヴィオ山麓で造られるワイン「キリストの涙」。
何社かが造っているが、白ワインと赤ワインがある。
白は涙でいいと思うが、赤になると「キリストの血」のほうがしっくりくるような気もするが、まさか、名前だけでもキリストの血を飲むわけにいかないので、やっぱり涙。
赤もありますよ〜ってとこ。
昔はそれなりに飲んだが、今は、ほとんど飲むことはない。
さて、アルマンドが推薦するだけあって、これは飲めた。キリストの涙とするとかなり良かった。
品種は、ピエディロッソ75%、アリアニコ15%、シャシノーゾ10%。
生産数2000本もないという希少ワイン。
最初はワインらしい香り、やや硫黄の香り(ヴェスヴィオの火山の香り、はジョーダン)があるが、よく熟したアメリカンチェリーがきれい。ミネラルが強く、スパイスを覆っている。全体に太さがあり、土っぽさもでる。
アタックは思うよりおとなしく、しかし、ボディがすぐに感じられ、赤にしては酸味が強く、この辺りが飽きさせない。余韻にはほろ苦い感じとフルーツが混じる。+++(+)
Diano d’Alba Duperiore Sori Piodvenza 2006 Cantina della Porta Rossa
最近は、個人的にちょっと気にしている品種ドルチェット。
品種はもちろんドルチェット100%で、マグナムボトル。(うれし〜)
マグナムということもあって、2006年、10年経っているのにまだまだいける。
最初はちょっと野菜風。他に、ステンレスのような香り、のり、海草、ヨード。と書くと、どんなに臭いワインかと思うだろうが、そうではない。フルーツはフレッシュで、森の木の実。
アタックはよく、酸味が綺麗で、木の実のタイプのドルチェット。タンニンが繊細で重たさがない。余韻に酸味が残り、かなりきれい。++++
Fiorano Rosso 2011 Tenuta di Fiorano
おなじみフィオラーノ。
ローマのすぐ近くで生産されるびっくりワイン。ローマでもやればできるよね〜といいたい。
品種はカベルネ・ソーヴィニオン65%とメルロー35%。つまりボルドータイプ。
フルーツがきれいで、石灰、鉄分、スパイスに、やや甘いピーメン風が混じる。アルコールが上がるのがやや気になるが、強さと持続性のバランスは申し分ない。
ボディがあり、甘さ(糖分ではない)と強さがきれいに出ていて、余韻が長い。わずかに緑の香りがエレガントで良いアクセント。++++(+)
Diano d’Alba Duperiore Sori Piodvenza 2006 Cantina della Porta Rossa
Fiorano Rosso 2011 Tenuta di Fiorano
ローマの某ソムリエ団体より、別の某団体のほうがマシかと思ったら、そうではなかった。
人間みんな、心の中にはいろいろな感情、野望がぐるぐると渦巻いている。
ということと関係して、今年のアルマンドのコルソはプライベートな場所で(半分)プライベートに行われる試飲会になった。
正確には、試飲会ではなく、美術のコルソ。
そして、関連するかしないかは別にして、アルマンドの選んだワインを飲む。
たった3種で寂しいのではあるが、美術は好き、興味があるので、まあそれもよしとして参加。
第1回目の講義でのワインは以下の3種。
Lacryma Christi del Vesuvio Rosso Territorio de’ Matroni 2014 Cantine Matrone
笑っちゃあいけない。「キリストの涙」を飲むなんて、いったい何年ぶり。(笑)
観光客がポンペイに行くと、昼食のレストランで出る定番ワイン。(もちろんワインを選ばない人も多いだろう)
日本人のイメージの、レストランでのワインの値段はこのくらいなのだとは思うが、残念ながらちょっと高い。(特に品質に対して)
ただ、チップを別に置くわけではないシステムでは、仕方ないかも。。。
さて、説は多少違うだろうが、要は、あまりの美味しさにキリストが涙して、そこからブドウの木が生えたというヴェスヴィオ山麓で造られるワイン「キリストの涙」。
何社かが造っているが、白ワインと赤ワインがある。
白は涙でいいと思うが、赤になると「キリストの血」のほうがしっくりくるような気もするが、まさか、名前だけでもキリストの血を飲むわけにいかないので、やっぱり涙。
赤もありますよ〜ってとこ。
昔はそれなりに飲んだが、今は、ほとんど飲むことはない。
さて、アルマンドが推薦するだけあって、これは飲めた。キリストの涙とするとかなり良かった。
品種は、ピエディロッソ75%、アリアニコ15%、シャシノーゾ10%。
生産数2000本もないという希少ワイン。
最初はワインらしい香り、やや硫黄の香り(ヴェスヴィオの火山の香り、はジョーダン)があるが、よく熟したアメリカンチェリーがきれい。ミネラルが強く、スパイスを覆っている。全体に太さがあり、土っぽさもでる。
アタックは思うよりおとなしく、しかし、ボディがすぐに感じられ、赤にしては酸味が強く、この辺りが飽きさせない。余韻にはほろ苦い感じとフルーツが混じる。+++(+)
Diano d’Alba Duperiore Sori Piodvenza 2006 Cantina della Porta Rossa
最近は、個人的にちょっと気にしている品種ドルチェット。
品種はもちろんドルチェット100%で、マグナムボトル。(うれし〜)
マグナムということもあって、2006年、10年経っているのにまだまだいける。
最初はちょっと野菜風。他に、ステンレスのような香り、のり、海草、ヨード。と書くと、どんなに臭いワインかと思うだろうが、そうではない。フルーツはフレッシュで、森の木の実。
アタックはよく、酸味が綺麗で、木の実のタイプのドルチェット。タンニンが繊細で重たさがない。余韻に酸味が残り、かなりきれい。++++
Fiorano Rosso 2011 Tenuta di Fiorano
おなじみフィオラーノ。
ローマのすぐ近くで生産されるびっくりワイン。ローマでもやればできるよね〜といいたい。
品種はカベルネ・ソーヴィニオン65%とメルロー35%。つまりボルドータイプ。
フルーツがきれいで、石灰、鉄分、スパイスに、やや甘いピーメン風が混じる。アルコールが上がるのがやや気になるが、強さと持続性のバランスは申し分ない。
ボディがあり、甘さ(糖分ではない)と強さがきれいに出ていて、余韻が長い。わずかに緑の香りがエレガントで良いアクセント。++++(+)