3B Barolo, Barbaresco e Brunello
完全ブラインドテイスティング
Barbaresco Montestefano 2008 Rivella Serafino
Brunello di Montalcino 2008 Il Marroneto
Brunello di Montalcino 2009 Il Poggione
Barolo 2012 Ceretto
Barolo Marcenasco 2001 Renato Ratti
Barolo (Pie’ Rupestris) 2011 Cappellano
Barolo Monfalletto 1988 Cordero di Montezemolo
友人ルカと完全ブラインドの試飲会をプライベートにやることに決めた。
以前から話はあったのだが、忙しいだけではなく、場所の問題がある。
ルカが時々やっていて、何度か招待していただいているが、一人でやるのでは負担が大きすぎ。
そこで、交代、また、誰かスペースを提供してくれる人が出るかもしれないということを期待して始めることにした。
テーマを決め、1回の人数は6−8人程度。
少なくともある程度の知識がある人ばかりで、同伴はなし。(もちろん二人ともエキスパートなら別)
各自、それぞれ1本、ワインを持ってくる。
ボトルはアルミで完全に包んで、カプセルも取ってコルクは各自で開ける。
もちろん開けたコルクもアルミで包んで、絶対に他人に見えないようにする。
開けたボトルはさらに袋で包んで、ボトルの形もわからないようにする。
ボトルの形がわかると、アルミの包み方も含めてどれが自分の持っていたワインかわかってしまう。
そういう方法でもブラインド・テイスティングはできるが、自分が持ってきたワインもわからないようにした方がより公平で面白い。
それに、今回のテーマでは、ボトルの形がわかるとかなりがわかってしまう。
バローロはアルベイザ(ブルゴーニュに似ている)が多いし、ブルネッロは必ずボルドータイプ。
また、自分の持ってきたワインを探すのも楽しみ。
さて、今回は6人で7本を開けることになった。
さすがに7つのグラスを並べるスペースを一般家庭では取れないので、2回に分ける。
試飲の順番はサイコロを転がして決めるので、全くの偶然。
さて、試飲。
まずは、品種を分ける。ネッビオーロかサンジョヴェーゼか。
ネッビオーロ場合、バローロかバルバレスコか判断できたらいいし、あとは、おおよそのヴィンテージ。新しいものか、古いものか、かなり熟成しているものか。。。
結果はかなり面白かった。
なお、ネッビオーロとサンジョヴェーゼ、絶対わかるよね〜と思うだろうが、若いうちはわかる。(わからなかったら困る)
しかし、10年以上の熟成を経たものからだんだんわからなくなってくる。
かなり似てくる。
えーーーーーーー?と思ったら個人的に試して欲しい。
ただし、絶対にブラインド。最初からわかっていたら、先入観が思考を邪魔する。
Barbaresco Montestefano 2008 Rivella Serafino
とても繊細でエレガント。香りが優しく続き、わずか緑の香りがキリッとした印象を加えている。酸味が綺麗でタンニンが繊細、持続性もよく、フィニッシュが非常に心地よい。
個人的にかなり好きなタイプ。+++++
Brunello di Montalcino 2008 Il Marroneto
これだけ間違えた。バローロの古いのだと思った。
香りがかなり閉じていて、なかなか出ず、全体に香りが弱買ったのである。
しかし、香りにふくよかさがあるので、なるほど、ブルネッロだったわけだが。
そして、アルコールが上がるし、タンニンの渋みが結構残り、うーーーん、まだ修行が足りない。。。。+++
Brunello di Montalcino 2009 Il Poggione
甘い香り、フルーツ、バニラ、バリック使用がすぐにわかる。革、スパイス。。。どう考えてもブルネッロ。アルコールが上がり、ボディがあり、タンニンが酸味を覆い、ほろ苦さがフィニッシュに残る。持続性も良い。+++++
偶然、ほぼ同じヴィンテージ。
しかし、マロネートが最も色、香り、味とも行っている感じだった。。。
Barolo 2012 Ceretto
フルーツ、花、甘い印象で、欠点はないのに、大きな特徴があるわけでもない。よくできてます〜という印象。
酸とタンニンのバランスがよく、持続性もよく、全体に調和が取れている。
しかし、それ以上のものはない。万人受けタイプ。+++(+)
Barolo Marcenasco 2001 Renato Ratti
かなり行っているのがわかる。
アルコールがやや強く、キノコ臭を含む熟成香がかなり出ている。
タンニンが丸く、チョコレート風が残り、これはブルネッロかも?と一瞬思ったが、全体のボディが違うかも、と迷う。+++
Barolo (Pie’ Rupestris) 2011 Cappellano
花、フルーツ、酸味のあるサクランボ、森の木の実がきれいで、ミネラルを感じる。
タンニンが綺麗で酸味がとても心地よい。優しく、可愛らしくまとまり、持続性が良い。
個人的にとても好み。+++++
Barolo Monfalletto 1988 Cordero di Montezemolo
さすがのモンテゼモロも保存が悪いとこうなる。。。。
ブショネが入っていたので、試飲を拒否する人も出てきた。
野菜、ブルード、キノコいっぱい。。。。。
頑張って飲むと(笑)ほんのりチョコレートを感じるか。。。。+
なお、各自好きな順番を付け、最後にルカが統計を取る。
一番に輝いたのはイル・ポッジョーネのブルネッロだった。
2番目はカペッラーノのバローロ。
3番目が私が最も好きだったバルバレスコ。
繊細なワインはやはり不利だと、改めて納得。
パフォーマンスの良いワインを造るぞ〜というワイナリーが多くなるのは仕方ないかも。
翌日になってもまだ美味しかった。
まだ1985年が手に入る。へーーー、どうなってるか楽しみ。
完全ブラインドテイスティング
Barbaresco Montestefano 2008 Rivella Serafino
Brunello di Montalcino 2008 Il Marroneto
Brunello di Montalcino 2009 Il Poggione
Barolo 2012 Ceretto
Barolo Marcenasco 2001 Renato Ratti
Barolo (Pie’ Rupestris) 2011 Cappellano
Barolo Monfalletto 1988 Cordero di Montezemolo
友人ルカと完全ブラインドの試飲会をプライベートにやることに決めた。
以前から話はあったのだが、忙しいだけではなく、場所の問題がある。
ルカが時々やっていて、何度か招待していただいているが、一人でやるのでは負担が大きすぎ。
そこで、交代、また、誰かスペースを提供してくれる人が出るかもしれないということを期待して始めることにした。
テーマを決め、1回の人数は6−8人程度。
少なくともある程度の知識がある人ばかりで、同伴はなし。(もちろん二人ともエキスパートなら別)
各自、それぞれ1本、ワインを持ってくる。
ボトルはアルミで完全に包んで、カプセルも取ってコルクは各自で開ける。
もちろん開けたコルクもアルミで包んで、絶対に他人に見えないようにする。
開けたボトルはさらに袋で包んで、ボトルの形もわからないようにする。
ボトルの形がわかると、アルミの包み方も含めてどれが自分の持っていたワインかわかってしまう。
そういう方法でもブラインド・テイスティングはできるが、自分が持ってきたワインもわからないようにした方がより公平で面白い。
それに、今回のテーマでは、ボトルの形がわかるとかなりがわかってしまう。
バローロはアルベイザ(ブルゴーニュに似ている)が多いし、ブルネッロは必ずボルドータイプ。
また、自分の持ってきたワインを探すのも楽しみ。
さて、今回は6人で7本を開けることになった。
さすがに7つのグラスを並べるスペースを一般家庭では取れないので、2回に分ける。
試飲の順番はサイコロを転がして決めるので、全くの偶然。
さて、試飲。
まずは、品種を分ける。ネッビオーロかサンジョヴェーゼか。
ネッビオーロ場合、バローロかバルバレスコか判断できたらいいし、あとは、おおよそのヴィンテージ。新しいものか、古いものか、かなり熟成しているものか。。。
結果はかなり面白かった。
なお、ネッビオーロとサンジョヴェーゼ、絶対わかるよね〜と思うだろうが、若いうちはわかる。(わからなかったら困る)
しかし、10年以上の熟成を経たものからだんだんわからなくなってくる。
かなり似てくる。
えーーーーーーー?と思ったら個人的に試して欲しい。
ただし、絶対にブラインド。最初からわかっていたら、先入観が思考を邪魔する。
Barbaresco Montestefano 2008 Rivella Serafino
とても繊細でエレガント。香りが優しく続き、わずか緑の香りがキリッとした印象を加えている。酸味が綺麗でタンニンが繊細、持続性もよく、フィニッシュが非常に心地よい。
個人的にかなり好きなタイプ。+++++
Brunello di Montalcino 2008 Il Marroneto
これだけ間違えた。バローロの古いのだと思った。
香りがかなり閉じていて、なかなか出ず、全体に香りが弱買ったのである。
しかし、香りにふくよかさがあるので、なるほど、ブルネッロだったわけだが。
そして、アルコールが上がるし、タンニンの渋みが結構残り、うーーーん、まだ修行が足りない。。。。+++
Brunello di Montalcino 2009 Il Poggione
甘い香り、フルーツ、バニラ、バリック使用がすぐにわかる。革、スパイス。。。どう考えてもブルネッロ。アルコールが上がり、ボディがあり、タンニンが酸味を覆い、ほろ苦さがフィニッシュに残る。持続性も良い。+++++
偶然、ほぼ同じヴィンテージ。
しかし、マロネートが最も色、香り、味とも行っている感じだった。。。
Barolo 2012 Ceretto
フルーツ、花、甘い印象で、欠点はないのに、大きな特徴があるわけでもない。よくできてます〜という印象。
酸とタンニンのバランスがよく、持続性もよく、全体に調和が取れている。
しかし、それ以上のものはない。万人受けタイプ。+++(+)
Barolo Marcenasco 2001 Renato Ratti
かなり行っているのがわかる。
アルコールがやや強く、キノコ臭を含む熟成香がかなり出ている。
タンニンが丸く、チョコレート風が残り、これはブルネッロかも?と一瞬思ったが、全体のボディが違うかも、と迷う。+++
Barolo (Pie’ Rupestris) 2011 Cappellano
花、フルーツ、酸味のあるサクランボ、森の木の実がきれいで、ミネラルを感じる。
タンニンが綺麗で酸味がとても心地よい。優しく、可愛らしくまとまり、持続性が良い。
個人的にとても好み。+++++
Barolo Monfalletto 1988 Cordero di Montezemolo
さすがのモンテゼモロも保存が悪いとこうなる。。。。
ブショネが入っていたので、試飲を拒否する人も出てきた。
野菜、ブルード、キノコいっぱい。。。。。
頑張って飲むと(笑)ほんのりチョコレートを感じるか。。。。+
なお、各自好きな順番を付け、最後にルカが統計を取る。
一番に輝いたのはイル・ポッジョーネのブルネッロだった。
2番目はカペッラーノのバローロ。
3番目が私が最も好きだったバルバレスコ。
繊細なワインはやはり不利だと、改めて納得。
パフォーマンスの良いワインを造るぞ〜というワイナリーが多くなるのは仕方ないかも。
翌日になってもまだ美味しかった。
チェレット バローロ[2012]赤(750ML) CERETTO BAROLO[2012] | |
ピノノワール・オンライン | |
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イル・マッロネート / ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ イル・マロネート [2010] | |
イル マッロネート | |
イル・マッロネート |
まだ1985年が手に入る。へーーー、どうなってるか楽しみ。
イル・ポッジョーネ ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ [1985]750ml | |
イル・ポッジョーネ | |
イル・ポッジョーネ |