こんな本を読みました

気ままで偏りのある読書忘備録。冒頭の文章は、読んだ本からの引用です。

『文人悪妻』(嵐山光三郎)

2014-03-26 | ルポ・エッセイ
女は人妻となってからが本番勝負で、家庭を安泰に保ちつつ、
フェロモンを発揮して自在に生きていくのが理想でしょう。


 嵐山氏の文人シリーズも3作め。…だが、これはどうもこれまでのとは一線を画すもので、文体もノリ
も平たく軽い。内容も悪妻っぷりを楽しむにはあまりにも短く食い足りない。あくまでもイントロ的で、
さあこれから!というときにプツッと終わる印象。たぶんそんな感じで、ライトなエッセイノリで女性に
も受けるものを…とかなんとかいうコンセプトで書かれたのではないか、と穿った見方をしてしまう。他
の文人シリーズの雰囲気を期待して読んだら、肩すかしをくらう内容だ。まあ、「その妻」に関しては深
く掘り下げるほど資料も残っていないということか。ゆえに感想も淡白。昔の人たちはまあ、男性も女性
もお盛んでしたのね。…今も変わらんのか?

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