こんな本を読みました

気ままで偏りのある読書忘備録。冒頭の文章は、読んだ本からの引用です。

 『老人と猫』(ニルス・ウッデンベリ)

2016-03-17 | ルポ・エッセイ
キティは―特に追い払おうと考えていたときには―悩みの種だった。
だが、今は私たちに大きな喜びを与えてくれる存在だ。


 ペットを飼うつもりなんて「金輪際」なかった老齢の大学教授夫妻が、一匹の子猫に選ばれ、魅入られ
てしまったという、ま、よくあるノロケ話。もう、その攻略されていくさまがおもしろおかしくて、ほっ
こり。読んでいて快いのは、最初から自分たちの年齢を鑑み、生命への責任を考え抜くところ。いわゆる
終生飼育ね。それも近所に住む娘さんがいらっしゃるのでクリア。外飼いは気になるがまあ、この環境だ
しよしとしよう・・・いかん、つい日本の愛護目線で考えてしまう。ともあれ、猫飼いとしては、同志に
よるこの手の本は「そうでしょうそうでしょう」とニヤニヤしながら読むのが正しいと思う。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿