本来補償の義務を負うべきはアメリカなハズ。
交通事故や火事、犯罪の加害者が償うのは社会の一般常識の当然な取り決めであり、仕組みでしょ?
アメリカには当てはまらないのかなぁ?
そんな筈あるかい!!!
真珠湾攻撃の加害者は日本だから、日本が責任を負うべきとの論理には重大な欠陥がある。
そもそも日本をそこまで追い込んだのはルーズベルトやトルーマンであり、それを支持したアメリカ人たちではないか。
日本が中国などに侵略するから悪いとの主張も、それは日本と中国の問題であり、それを理由にアメリカが日本を追い込み戦争へと誘導する当事者としての資格を有しない。
更にアメリカは東京大空襲など無差別殺人を繰返し、多くの市民を殺戮している。
それも東京大空襲に限っても、東京市街をぐるりと焼夷弾で火災の壁を作り、その中の人々の逃げ場を無くし、その後炎の壁の中を隅々までくまなく焼夷弾の雨を降らす。周到なまでの完璧な無差別根絶やし作戦だった。
追い打ちをかけるように約半年後、広島・長崎への原爆を使用。
これは明らかな戦争犯罪であり、言い訳できないアメリカの大きな罪である。
しかも日本のポツダム宣言受諾がもう少し遅れていたら、アメリカは更に落しまくる気だった。
それの何処が正義か?
彼ら当時のアメリカ人は、白人の優位性を揺るがす黄色人種日本人に対する差別と憎悪により残虐行為を喜々として行った。
それらの経緯は私のblogでも繰り返し載せている。
彼らアメリカ人は日本人が憎かった。だから彼らは一様に日本人を指して『ジャップ』と呼んだ。
日本が無条件降伏し、ポツダム宣言を受諾したのだからアメリカに補償の義務はなく、日本政府が負うべきだ?
世間が納得しても、私は納得しない。
しかもアメリカはそれに加え、戦後無条件降伏した日本に対し長きにわたって数々の不条理な要求を突きつけ、負担を強いて来た。
それだけで済まさず、日本が先端技術など産業を大きく変える技術革新を発表すると、必ずつぶしにかかっってきた。
そうして常に日本の頭を一貫して押さえつけて来たアメリカ。
但し、こうして私は糾弾してきたが、決してアメリカに対し恨みや憎しみを持っていない。
何故なら私や私の身内が直接被害にあった訳ではないから。
ただ彼らに不信感を持ち、決して共通の価値観を持つ仲間だとも、友達だとも思っていないだけ。
彼らは信用に値しないと思っているだけ。
だから多分台湾有事の際、日本が中国の侵略戦争に巻き込まれても、アメリカは決して身を切ってまで日本を助けないであろう。
日米安保とは?
アメリカの国家防衛戦略上の方便であり、日本に自立した道を歩ませないための楔《くさび》でしかない。
その事の意味を多くの人に感じ取って欲しい。
日本に核武装を呼びかけたり、軍事大国化を望んで云っているのではない。
アメリカは決して当《あて》になる国ではない。
日米安全保障条約は只のまやかしであると知った上で、自分だったらどうすべきか真剣に考えて欲しいのだ。
自分の考えを持たず、ただ羊の群れに流され、知らず知らず破滅の道を歩まされるのか?
自分の意見と覚悟、スタンスを持ち、自分の責任に於いて人生を全うするのか?
私がこのblogで執拗に呼びかける最大の動機がこれである。
西鋭夫氏のお話。
日本と戦後アメリカの関係について示唆に富んだ講話です。
参考までに。
シベリアの異邦人~ポーランド孤児と日本~ | 米森 充 |本 | 通販 | Amazon