猫依存

愛猫の思い出と漫画と日々の暮らし

1/100の猫(5)

2009-01-18 21:09:27 | 老猫

ぱんきちは今、私の後ろのマイクロファイバー毛布(これはかなりなめらかで気持ちいい肌触りです)の上でまーるくなって寝ています。

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しかしなにがきっかけになるかわからないもので、、、

自分の胃腸の具合が悪くなり、猫と同じに食べれなくなって、唯一口にしたポカリスエットの美味しかったこと。

ぱんちゃんも、ポカリ飲めたらいいのにね?

ふと思って薄めてあげてみると・・・

最初は変な顔をしていましたが、飲み始めました。

吐き気も治まっているようなので、なにか今のうちに食べれないだろうか・・・と考えて、大好きだったマグロのお刺身をあげてみることにしました。(これはもう、本当に悩みました。胃腸が悪いのにナマモノ・・・大バクチでした)

赤身を細かくたたいて小皿に持って鼻の先に持っていくと、、、

身を乗り出して、食べました。

様子を見ながら少しずつ食べさせ、1日にお刺身の大きさで4切ほど食べました。

次の日、お医者に報告すると、「え、食べれるの?すごいなー。食べれるもの、あげていいよ」

それから数日マグロだけはけっこうな量を食べました。お医者はすぐ食べれなくなると思っていたのでしょう、「すごいなー、がんばるなー、なんでこの状態で食べれるんだろう?びっくりだよ」と頭をかきながら猫の周りをぐるぐる歩き回っていました。


1/100の猫(4)

2009-01-18 20:30:52 | 老猫

先程は猫はひとりで(1匹で)階段を下りてきました。数日前までは歩くのさえおぼつかなかったのに、すごいなー、ぱんちゃん!

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それからは朝夕2度点滴に連れて行きました。

2日目の夕方にやっと少量血液が採取でき、本当にごく少量だったので、腎臓・肝臓・糖尿の検査だけしました。

結果は、やや肝臓の数値が高い・・・とのこと。

さして悪いところもないのにこの衰弱の仕方は、年齢的に見て老衰だろうと言われました。

老衰・・・どうしようもないってことですよね・・・

毎日点滴に来るか、いつまで来るか、ご自分で決めてくださっていいですよ。

言葉が出ませんでした・・・そんな自分に先生は、

1日に、2回来てもいいですからね。

と言ってくださいました。

その言葉だけが救いでした。延命は悪いことじゃない、と受け取りました。

しかし、点滴に連れて行った帰りの車の中で、猫は一声大きく鳴くと、激しく、吐きました。

ああ・・・悪いとこないなんて言っても、もう内臓はボロボロなんだな・・・

自分の中で、なにかが崩れました。

その夜、自分も猫と同じように、食べたものを激しく吐きました。一晩中吐き、夜明けには吐くものがなくなって、血を吐きました。

翌日自分も点滴を受け、点滴液の中に猫と同じ薬の名前を見つけて、

そういえば昨夜は猫は吐かなかったな・・・一晩だけでも代わってあげれたのかな・・・

などと、考えていました。


1/100の猫(3)

2009-01-18 14:43:59 | 老猫

ぱんきちは朝5時に起きて、猫缶を半分食べます。そりゃあもう、時間には正確です。

5時、6時、7時と、朝は1時間おきに食事です。飼い主は眠いです・・・でも、猫は心得てる・・・飼い主の枕に乗り、やさしーーく、起こしてくれます。。。

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11月のブログを見ると、休みの日は1日中ひざに乗っている、重くて腰が痛くなった、と書いています。

それが11月中旬・・・おやつのササミを残すようになり、食欲が落ちたな、と思ったら、水を大量に飲んでは吐き始め、、、昔からよく吐く猫でしたので、ちょっと調子悪いかな、くらいの気持ちでお医者に電話してみました。

「病気の初めかもしれないから、連れてきてみたら」

週明け行くことに決め、診察に行く日の前の夜、布団に入ってきたぱんきちの背中に触れ「えっ?」と思いました。

背骨に直接触れるくらい、ガリガリに痩せていたのです。

翌日、お医者に連れて行き、あまりの痩せ具合にお医者も驚き、貧血も起こしていて血液検査もできず、

「この状態から持ち直すのは99%不可能。延命措置と思って」

と言われてしまいました・・・

なぜ、気付かなかった・・・?

お医者はそんな短期間に急激に痩せたわけではないでしょう、と言うけれど、本当に気付かなかった・・・

猫が、

「俺、もうそろそろなんだけど・・・騒がれるのやだから」

と、隠していたんじゃないか・・・?

とすら思いました。