YNWC的な多摩暮らし

北多摩で始めた新生活のあれこれをについて書いています。ynwcは横浜ネイチャーウォッチングクラブの略

百花繚乱〜あしかがフラワーパーク〜

2023-04-22 10:10:00 | 博物館・植物園など
昨年あしかがフラワーパークデビューを果たしたものの、残念ながらフジの花はすでにピークを過ぎていました。

というわけで、今年は絶対にピークの時期に行ってみようと心に誓い。念願達成。




例年より時期が早かったことと、平日に行けたことの効果で、開園15分前でも人の列はこの程度。

ウェブでチケットを購入しておくと入場券売り場に並ぶ必要がないのもありがたい。ちなみに入場券売り場にはこの3倍くらいの人が並んでいました。

それでは入園。



わたしは西ゲートから入ったのですが、こことは別に正面ゲートもあります。



入った目の前には色とりどりの花々。圧巻です。



少し進むと大長藤の棚。名前の通り房が長く伸びるので、見応えのある藤棚です。




まだまだ房が伸びそうな気配。そしてまるで葡萄のような八重藤の棚。



八重藤は少しピークを過ぎたのか、水面に落ちている花もありました。



そしていよいよ、あしかがフラワーパーク随一の大藤エリア。樹齢160年を超える千畳敷の藤棚。




正面ゲート前にあるフラワーステージの薄紅の棚も満開。







どこを向いても花、花、花。










フジの他にも満開のツツジやシャクナゲが山を彩っていました。











花壇の花々も色とりどり。









咲き終わりの去年は気づかなかったのですが、園内は満開の藤から放たれる甘い芳香で充満していました。

なるほど、フジソフトの香りは確かにフジの香りだったのです。





動画も作ってみたのでよろしければ↓




こちらは2022.5.4↓








花薫る春の宵

2023-04-21 07:52:00 | 日々のこと
昨夜の通勤路。
どこからともなくふわっとした良い香り…。何の香りかなぁと、思い出すまでに数秒。

あ。
ハゴロモジャスミンが開花したんだ。



一年ぶりの再会に、足取りが軽くなった気がしました。

ハゴロモジャスミンは蔓性の半常緑樹で、伸ばした蔓一面に一斉に花をつけるのが特徴です。



ピンク色の蕾が開き、柔らかな白い花を咲かせることから、その美しさを「天女の羽衣」に見立てて命名されたと言います。

花の美しさも魅力的ではありますが、記憶に残るのはなんと言ってもその香り。フローラル系の甘い香りは、穏やかな春の夜の情景と結びつき、優しい気持ちにさせてくれます。

昨日は今シーズン初のアオスジアゲハとの出会いもありました。

さて、今日は休日。
すでにこんなところに並んでいます


藤が満開との噂のあしかがフラワーパークです。

楽しんできまーす!!


根津神社でツツジを見る!

2023-04-19 06:44:00 | ウォーキング
東京のど真ん中にこんなツツジ苑があるとはびっくり。

北多摩に来てから、青梅の「塩船観音」というところのツツジ園がすごいと知り、行ってみたいと思いつつ、なかなか行けずにいるわけなんですが…。そんなおり、ネットニュースで「根津神社のツツジが満開」との情報が流れてきたのが先週のお話。




根津といえば谷中のお近く、これは日光植物園からの流れで牧野さんの墓参りがてら行ってみるか…、ということになりました。

牧野先生のお墓から歩くこと20分あまり。



ここは正面の入り口ではなかったようなのですが、とても立派!!
参道には露天がずらり。

根津神社は古い神社で、東京十社とやらにも数えられているとのこと。。

そして、何よりツツジの名所!!


平日の午後にも関わらず、かなりの人出。入苑のための寄進料も300円かかるというし、なんだかなぁ…。なんて最初こそ思っていたのですが…。



驚きました。最初見上げていた位置から見るより広い、広い…。2000坪のツツジ苑。植えられているツツジはおよそ3000株とのこと。









後から調べてみると、種数も100種近くあるとのことで、見たことがないようなツツジもたくさん咲いていました。







写真を撮り忘れましたが、とても小さなツツジもあり、もっとひとつひとつをじっくり楽しんでくるべきだったかな…。

ツツジの他に見られる花はショウブの花くらいですが、赤と紫とのコントラストが素晴らしかったです。



もうピークは過ぎ、今は遅咲きの品種が頑張っていました。地面を染める花びらたちもなかなかいいかも。





谷中、根津、そして千駄木界隈は、通称「谷根千」と呼ばれる散歩スポットらしく、江戸時代からの街並みや漱石や鴎外といった文豪も住んだ住宅地など、見どころがたくさんあるようです。道すがら骨董屋さんもたくさん見かけました。









次は谷根千エリアを散策しつつ、牧野博士の研究室があった「小石川植物園」を目指してみようかなぁ。

 


【今朝のおうちごはん】

・ドライフルーツのリュスティック(田舎パン)
・チキンサラダwithピンクグレープ
・ミルクティー

今日もいい日になりますように!







牧野植物図鑑と博士のお墓

2023-04-17 22:19:00 | ウォーキング
朝のテレビ小説「らんまん」で、話題となっている牧野富太郎博士。

我が家には牧野富太郎著の「牧野植物図鑑」があったりします。



これ、小学生の時にもらった図書室の廃棄本。植物好きな母が喜ぶかなと、抱えて持ち帰ったことを覚えています。

確認してみると昭和32年に発行された32版でした。定価は2800円。昭和32年の経済事情を調べてみると、大卒の初任給(公務員)が9200円、牛乳14円、映画館140円とありました。2800はかなりの高額ですね。



さてこの図鑑、今見てみると、廃棄の手続きがされた跡はなく、学校の蔵書印が押してあるため、ちょっと盗難したふうになっちゃってます(^^;;

確かに許可を得て持ち帰ったものですので…(笑)



ちなみに母は大いに気に入ってくれたようで、ボロボロの背表紙を直して、ケースも作って、それからずっと大切にしてくれました。





この図鑑にはそんな母が遺したメモもたくさん挟まっています



図鑑といえば、今はカラー写真が主流。技術の進歩でより見やすいレイアウトのものが次々に出版されています。

しかしこちら図鑑は、全て博士が書き遺したスケッチで構成され、文章もほぼ文語体。今とは表現の違う言葉遣いがあったり、何より科や種名が今と違うものがあったり…。

いかにも古い図鑑ですが、博士のスケッチは細部まで観察されていて美しく、写真よりも特徴がよく伝わり、今なお便利な図鑑です。実物によく向き合い、じっくり観察するということがどれだけ大切かがよくわかります。母だけでなく、私も何かと参考にしてきた図鑑です。

そういう事情もあり、牧野富太郎博士は我が家では、なんというかとても身近な存在でした。

高知にある牧野植物園に行った時には感動もひとしお。

そんな博士の物語が朝のテレビ小説で放映中ということで、ここはひとつ谷中にあるというお墓にも行ってみようかなと…。

日暮里駅を降りて坂を登ると谷中霊園が見えてきます。



ちゃんと見つかるかなと、ちょっと不安に思ったのですが、案内板も出ていて、あっさりと見つかりました。



こちらが牧野富太郎氏の墓所。



連ドラ放映中だし、お墓参りに来る方も多いのかと思っていましたが、特にお花やお供えが上がっている様子もなく、せっかくならお花を持って行けばよかったかなぁ…。

ちなみに、谷中霊園には徳川15代将軍、慶喜公の場所もあります。







だいぶ新しいお墓に見えますが、大政奉還したときはまだかなり若かったので、亡くなられたのは大正になってからだったようです。

さて、お墓参りのあとは根津神社へ。谷中霊園からぶらぶらと20分ほど。満開のツツジが出迎えてくれました。そのお話はまた明日。




【本日のスイーツ】

わらび餅パフェ650円@ツツジ屋(根津)
[公式] つつじ屋

[公式] つつじ屋

つつじ屋の公式ホームページです。モダンな古民家風カフェで味わう彩り豊かな美味しいごはん

つつじ屋

 
明日もいい日になりますように!!






ツツジもそろそろ終了

2023-04-16 17:52:00 | 季節のこと
今年は4月も半ばで、早くもツツジがピークを過ぎてきました。

今年は、根津神社のツツジを見に行きたいと思っているのですが、昨日の雨で早咲き種と、普通種はだいぶ散ってしまったでしょうか…。金曜日の時点で。すでに見頃は過ぎているとのことだったからなぁ…。

駅前付近では、ツツジに変わり、花壇のアグロステンマが急ににぎやかになってきました。



その後ろには公園のケヤキ。柔らかな新緑の色から、いきいきとした緑色に変わりつつあります。

季節の変化は早い!!



アグロステンマは地中海原産のナデシコの仲間。原産地ではいわゆる雑草扱いの生命力旺盛な植物。花茎を1mくらい伸ばして花を咲かせます。

ここの花壇は他にもたくさんの花が咲いています。まだ寒い頃にはパンジー、ビオラ、ワスレナグサなどが優勢でしたが、最近はマンテナに加えて、ヤグルマギクやギリアなどワイルドフラワー(雑草)系に変わりつつあります。


ヤグルマギク



 ギリア・レプタンサブルー

街中散歩も楽しい季節。
そして、足利フラワーパークにも行きたいなぁ