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さくらの大学ノート

さくらが日々想うことをつづります。
(旧だいがくしょくいんのたまご・ひよこ)

ふと頭をよぎった、たわごと…

2005年04月20日 | 大学について思う
『高等教育論』のリアクションペーパーに頭を悩ませつつ、その参考図書である、

「現代の大学・高等教育 教育の制度と機能」 
 喜多村和之著  1999年 玉川大学出版部

を読みながら、ふと思ったこと…。

ホリえもんさんが日本放送の株取得の一件で世間を騒がせて、
「会社は誰のためのものか?」という議論が巷で起こるようになりましたが、

(すいません、みんなが興味を持ったこの話題、私自身はあんまり
興味を持ってチェックしてなかったので、うまく書けません怜)


もし、ホリえもんさんが高等教育界に参入してきたら…?

参入方法によっては、

「大学は誰のためのものか?」
「大学とはいったい何なのか?」  という議論に発展しそうですよね。

株式会社立の大学を設立するんでも良いんですが、

どちらかというと、

倒産しそうな地方大学を買い取って見事建て直し!

みたいなことをやらかしてくれるのを期待します。





え、本と関係ないじゃん…って?

はい。関係ないです。

ちょっと難しくて頭がぼーっとしてきたので、ひと休みしました…。

これが難しいなんて言っているようじゃダメだ!なんて言われそうですが、
言い訳して良いですか?

喜多村先生の文章は一文一文が長くて、
理解するのに私のキャパを超えてるとです輦
(ヒロシ風)

2~3回読まないと次の文章にいけないことも多くて、
噛み砕けない自分に歯がゆさを覚えます…。

強靭な入れ歯が欲しい今日この頃…。

どこでもいっしょ。

2005年04月12日 | 大学について思う
っていってもトロが出てくるあのPSのゲームじゃないです。

私が毎日チェックしている『大学教員の日常・非日常』の記事を読み、さらにそのトラックバック先である『大学という斜陽産業』の記事を読んで出たひとことです。


昨日(11日)から授業開始なのは、私(大学院)だけではなく、学部もでして。

授業の前にインフォメーションセンターで仕事をしていたのですが、本当に多かったです。

「英語のクラスはどこですか?」
「情報リテラシーはどこですか?」

新入生からの問い合わせなんですが、

英語なんてこの1時間に15コマもやってるんだよ!!說

なんてことは言えないので、やさしく笑顔でオウム返しです。

「英語のクラスはどこですか?」と。

1年生の基礎のクラスは決まっているので、そこで初めてクラス分けの紙をごそごそと出してきます。

そこでクラスを聞いて初めて、(こちらの)手元にある時間割表で、教室を調べてあげて、案内することが出来ます。


みんな時間割表とか、大学内案内図とか、本当持ち歩かないんですね。

私は心配性な性格なので、1週間は持ち歩きましたよ。重かったけど。
(うちの時間割表は全学部全学年の時間割が掲載された本なんです。)

でもそれって、普通じゃなかったみたいです怜



ひいては履修相談まで受けちゃいました。

基礎科目の『英語Ⅰ』と『英語Ⅱ』、『情報リテラシーⅠ』と『情報リテラシーⅡ』などは、同時に履修することが出来ないのですが、全部履修できると思っている(春学期で基礎科目を全部済ませてしまおうと思っている)学生もいたので、

『Ⅱ』は『Ⅰ』の単位を取ってからじゃないと履修できないんだよ。

とか、

自分の学科の授業(専門科目)で、1年生から取れる授業があるから、それも組み合わせて時間割を作るんだよ。

ということを延々説明してあげました。
(ここの卒業生でよかったよ、と思うことしきり。)


一緒に入っていた(戦っていた)社員の人と、

「この時期教務課から委託料梁とって、履修相談コーナー作れるよね」

という話になるくらい、分かっていない学生が多いです!!

でも、それは必ずしも学生が悪いとは私は思いません(心を入れ替えたので)。

本当に分かりやすい履修ガイドを作っているのか、

本当に分かりやすいオリエンテーションをしているのか、

つまり大学側、教職員側に非がないと、本気で言えるのか…。

『大学は自分の責任でやるところ。自分たちだってそうやってきた。』

は、もう通用しないんです。

私が大学1年生だったときから5年しか経っていませんけれども、
その5年で大学生というものはさらに変化してしまったんですよ…。

うちのそれが教務課はわかってるんだか、わかってないんだか…。

尻拭いしてあげるくらいなら、本気で委託料もらってちゃんと仕事として履修相談にのる方が、余計なムカムカがなくていいや…。

学生転学支援プログラム

2005年04月05日 | 大学について思う
文部科学省が、3月30日、「学生転学支援プログラム」についてまとめたそうです。

毎日新聞3月31日朝刊

大学の破綻に対する防衛策ではなく、破綻してしまったときにその大学の学生をどうするか、という対応策を打ち出したわけですね…。

もちろん、破綻しないことが大切であり、学生の転学はあくまでも最終手段だとありますが…。

文科省HP
「経営困難な学校法人への対応方針について(案)」に関するパブリックコメントの実施について



「経営困難な学校法人への対応方針について(案)」:PDF 全18ページ


プロとは。

2005年04月04日 | 大学について思う
大学院に、放送大学でも講義を持っている舘昭先生がいます。

先生は『プロ』について、

プロ=プロフェッショナルとは、プロフェッション(相当の訓練と専門化した学習を必要とする職業)に従事する者を指す。

プロフェッションとは、PROFESS:明言すること、を意味する。

したがって、プロフェッショナルとは、
人に説明出来る者をいう。

と言っています。

つまり、専門的な知識や技術を持っているだけでなく、周りに説明できて、また他分野の人とも協力できて初めてプロといえると、いうことですね。


昨日のブログを書いてから、「じゃ、これから何が出来るか」ということをずっと考えていて、
思い浮かんだのが舘先生の話でした。


受験生に限らず、新入生や在学生も含めて、彼、彼女らが欲しいと思う情報を、出来る限り提供していくこと。説明していくこと。これが今の私に出来ることであり、成さねばならないことであり、大切なことなんじゃないかと、思います。

それが出来ているかどうかのチェックポイントとして、以下の6点が思い浮かびました。

*まず始めに挨拶をすること
*笑顔で対応すること
*相手の話をちゃんと聞くこと
*最大限、情報の収集に力を尽くすこと
*担当部署が他にある場合でも、今目の前にある疑問には可能な限り答えること
*担当部署が他にある場合、今後の問い合わせ先や情報取得方法を教えること



そして、

*ここは受験生対応の窓口なので…(わからない、対応できない)という言い訳をしないこと


ときとして湧き上がるであろう『あ~、もうっ!』という気持ちをどこまで抑えられるか、自分との戦いでもあり、また他の(にくたらしい)職員への挑戦でもあります。




あぁ、耳が痛い…。

2005年04月03日 | 大学について思う
私の指導教授のホームページに掲載されている日記を読んでいたら…。

(入院していた教授のお父様が退院され、これから自宅介護になるそうなのですが、その退院の際、今後の介護に対する不安を取り除くような準備や説明を、担当医や婦長から充分にしてもらえなかったことに対して、)

何だか大学の不親切さそのものを見せつけられた想いです。
「もう大人なんだから。大学に入ったらみんな自己責任でやるのよ」
この一言が大学に多すぎるような気がします・・・


という言葉がありました。


先日『対応の難しさを感じた日』でも書きましたが、自分の対応について反省していた矢先の言葉だっただけに、心にずしーんとくるものがありました。

あぁ、耳が痛い…。