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さくらの大学ノート

さくらが日々想うことをつづります。
(旧だいがくしょくいんのたまご・ひよこ)

対応の難しさを感じた日

2005年03月31日 | 大学について思う
受付の仕事をしていて、この時期多いのは、受験生対応よりも新入生対応・在校生対応です。

一応、受験生対応の窓口がメイン業務なので、新入生・在校生に関しては教務課や学生部にお願いすることもあるのですが、「どこに問い合わせて良いかすらわからない(> 「大学生なんだからまず書類や掲示板で調べろよ!!」と思ってしまうわけです。

私もどこに聞けばいいかすらわからなかったことはたくさんありました。
(担当部署をはっきりさせていないというのは、別の部分で問題だとも思いますが。)
だから、構内の掲示板を何度も見て回ったり、ガイドや資料を見て探したりしましたし、大学はそういうところが高校と違うんだ、という意識で、自分なりにがんばっていたつもりなので、そういう意識が欠けている学生を見ると、「おい!」と思ってしまうわけです。

それと同時に、「なんとかその意識を持ってもらわなきゃ」という考えも働きます。

その結果、厳しい態度になってしまって、受験生に丁寧に対応することと、在校生に厳しく接してしまうことのギャップに悩んで、今日社員の人に相談したんですね。
そしたら、

「さくらは優しいんだよ。そんな気付かせてあげようなんて思わなくてもいいんだって。
そんな風に思って厳しい態度をとったって、相手はそこまで考えてるなんて気付かないし、それどころかただ対応が悪いヤツって思われて自分が損するだけだよ。
私なんか”ここでどうにかしてあげなくたって、いつかどこかでつまづいて転ぶんだからいいや。そのとき学びやがれ”ぐらいに考えてるからね。
ここで在学生にしてあげられることって限られているけど、最大限出来ることは快くやってあげていいと思う。それで、『ここに来たら何でも教えてくれるし、すごく良い(対応をする)人たちだよ。』って評判が受験生にまで伝わったら、その方が良くない?」

と言われました。
(ちょっと中盤ぶっ飛んでますが、私は彼女のそういう思考回路が大好きなので、そのままの雰囲気で書いています。)

確かに、心の中でどんなに相手のことを考えているつもりでも、表に出ている態度が(対応の悪いと評判の他部署の職員と)同じだったら、相手は同じ「嫌なヤツ」と思うだけなんですよね。

2人で、「『そこまで考えてくれているんだ』なんて気付く学生なら、そもそも案内や資料は無くさないし、しっかり見るし、正しい部署に問い合わせるよね(^^;)」という結論に達したので、これからは出来る限りステキな対応を心がけたいと思います。

学生の時に感じてた、いや~な態度の職員と同じになりたくないし、インフォメーションセンターが、いや~な対応だと評判の部署のようなイメージは持たれるのもシャクですからね。

変な割り切り方かもしれないけれど、逆説的に考えれば、心の中でどう思っていても、良い対応をしていたほうが相手は心地いいはずですから。

今日すっきり割り切れたので、これから先は、
心の中で「バーカ、バーカ、どっかでつまづけ!」と叫びながら笑顔で対応する、というよりは、

「相手のためになるかどうかはさておき、自分のために(も)良い対応をしよう」ってな考えを頭の片隅において対応していくと思います。

それでつまづいて悩んだらまたそのとき考えればいいや。(私も。)

いいのかなぁ…

2005年03月24日 | 大学について思う
今日、早速社員の方に「個人情報保護法について、会社として何か話は出ている?」ということを聞いてみました。
まぁ、案の定、「当然何もないよ(苦笑)」とのこと。

うちの会社の幹部たちは大学の事務方との役職の掛け持ちなので、私たちが請け負っている仕事にも興味はないし、ま、何の話もないだろうなという気はしていたのですが。

実質その社員さんしか執行部隊はいないので、彼女が言い出さない限り、会社(といっても週に1度会議があって集まるだけ)の中では話題に上ることはないんですが、話題に出ようが出まいが、4月1日の施行の日は来るわけで。

「アドミッションセンターが何か言ってくるまで、特にこちらからは何もしないよ。周りの動きを見てからでも大丈夫でしょ。」って言ってたけれど、会社として大丈夫なのか、A型としては結構心配です。

でも、今新年度に向けて彼女はいっぱいいっぱいで、とてもそこまでまわらないのもよくわかるし…。

とりあえず、ちゃんと勉強して、どうしてもやばいところだけは体制を変えるように(言えるように)、チェックするくらいしか私には出来ないんだろうな…ただのパートだし…。

追記

後日、個人情報の扱いについては、アドミッションセンターの指示をまって、動くということになりました。

短期バイトの登録。

2005年03月23日 | 大学について思う
今日は、短期バイトの登録(事務系)に行って来ました。しかも2社。
1社は自宅の近くで、もう1社は学校の近くです。

私は父の扶養に入っているので、103万を超えて収入を得ることが出来ないのですが、秋学期の間携わっていた仕事が高収入だったので、もうあまり稼ぐことが出来ません。でも月々生活費がないとやっていけないので、大学内での仕事(受付)の他に日払いで稼ぐことにしたのです。

どちらもインターネットの短期バイト登録の紹介を見て応募したのですが、ずっと疑問に思っていたことがありました。

事務の仕事で短期1日からOK!って何するんだろう?ということです。

しかし今日ついにそのナゾは解けました。

担当者さん曰く「事務で単発の仕事というのは、ほとんどないんですよねー。」とのこと。

そりゃそうですよね!

実際大学内で事務関係の仕事を見ていても、単発1日だけ頼みたい仕事ってそうはないだろ、と思っていましたから。納得です。(それでも世の中にはそういう会社や仕事があるのかなぁ…なんて思ってもいました。)

事務は月~金の仕事がほとんどだそうです。ごくまれに、封筒に郵便物を封入する作業とかはあるそうですが、その他はオフィスワークと言っても倉庫内作業などになるそうです。


さて、その登録の際、話に出てきたのが、個人情報保護法
特に1社目は誓約書も書かされました。(雇用契約書の内容とは別に。)

4月1日からの個人情報保護法施行に伴って、1ヶ月くらい前に、うちの大学でも、教職員を対象に研修が行われていました。
私はそれには出られず、ずっと気になっていたので、遅ればせながら今日、本屋で個人情報保護法に関する本を買いました。(よくわかる!系の薄いやつですが…。)
私も、大学内での仕事では、まさに受験生の個人情報を扱う立場にいるので、しっかり勉強したいと思います。

大学は他者からとても信用されやすいので、今までは個人情報管理についても、甘えが許される部分が多分にあったのでしょうが、これからはそうはいきません。恐らくどこの大学でもマニュアル作りに躍起になっていたでしょうし、今後(施行後)それぞれの大学がどう対応していくか、楽しみですね。



今日、帰ってきてから歯医者で親知らずを抜きました(2本目)!
もうあっという間、ものの30秒でスコン!と抜けました。
完全に生えていたから、というのもあるのですが、1本目を抜く前に周りから散々、
「腫れるよ~」
「痛いよ~」
「次の日つらいよ~」
と脅かされていたので、えらく拍子抜けしています。

ま、これから少し腫れるとは思いますが(1本目のときも少しだけ腫れたので)、口の中が血生臭いことを除けば、なんら変わりない日常です。


卒業式は誰のため?④

2005年03月19日 | 大学について思う
卒業式の間、ふと思いついたことがあります。

「高校の卒業式と何が違うんだろう?」

「あ、送辞と答辞がないんだ!!」

これって、どこの大学の卒業式でもそうなのでしょうか?

まぁ、高校の生徒会に類するもの(学生自治会とか)がうちの大学はないので、学生代表といっても選びにくいし、堅苦しい「送辞」や「答辞」はなくてもいいんですけれど、巣立ってゆく若者たちに、「これからも頑張ります」みたいな決意表明とか、させてもいいような気がします。現状では、学生が言葉を放つ機会は全く設けられていないので。

なんだったら、卒業式のタイムスケジュール構成に学生案を入れても…。


と、ここまで考えて、気がつきました。

「この考え方は最近の成人式と一緒だ!」と。

これはつまりよくも悪くも私が若いということなのでしょうか?





卒業式は誰のため?③

2005年03月18日 | 大学について思う
昨日(17日)、先日卒業した友達と出かけたのですが、そこで彼女と卒業式について話したところ、彼女も不満に思っていることがいくつもあったようで、2人でダメ出し大会になりました。

そこで出た、私のつっこまなかった彼女のツッコミポイントが、言われてみれば「そうだよ!!」ということだったので、書きますね。

うちの大学には、3年、もしくは3年半の「早期卒業制度烈」があります。
成績が優秀で、もちろん卒業用件単位も満たしている学生自身が、早期卒業希望を申告し、審査を経て合格した場合にのみ許される、とても名誉な制度です。

今年は約45名の学生が、早期卒業生として巣立っていきました。

でも、そういう学生がいる、と言っただけで、

「時間の都合により名前の紹介は省略させていただきます」

のひとことで終わってしまいました。

それに対して友人が

「すごいことなんだから紹介してやれよー!学長の長い話なんてどうでもいいんだよー!」

と鋭いツッコミ。私も「そうだよねー!」と即座に頷いてしまいました。

学長(大学の学長と、短大の学長合わせて2名)の話は、プログラムに書いてあるんですよ。
話はそれと全く同じ内容で、話しているというか読み上げているだけなんです。

大学の学長の話は特にアルファ波が出てるらしく睡魔が襲ってくるので、当日はもうたった一言(二言)、

卒業おめでとう!これからもがんばれ!(をもう少し有り難いお言葉にした感じで)」

でいいんです。

それよりも、学生をもっと褒めてあげて!!

大学、短大の各学科の成績優秀者は個別に名前を呼ばれて壇上で表彰されるんですよ。
卒業証書・学位記授与で代表として前に出ているので、彼(彼女)らは2回壇上にあがることになるんですね。
それから、スポーツ功労賞(全国大会で好成績を収めた部活動に所属していた学生に贈られる)と、学長賞(文化面や国際的に活躍して(大学に)多大な貢献をした学生に贈られる)の表彰は行われました。

だったら、頑張った学生の名前くらい読んであげるとか、せめて起立させて「○○学科○名」って紹介してあげるとか、あってもいいと思うんですよね。


いくら、入るのが難しく出るのは簡単!と揶揄される日本の大学でも、卒業式はそれぞれの学生にとって晴れの舞台なんじゃないでしょうかねぇ。






☆☆☆

でも…、単位(credit)を違う側面から見てみると…。

うちの大学の学則によると、1単位の規定は、このようになっています。

『各授業科目の単位数は、1単位の授業科目を45時間の学習を必要とする内容をもって構成することを標準とし、(中略)(1)講義及び演習については、毎週1時間15週の教室内講義をもって1単位とする。(2)実験、実習及び体育実技等の授業については、学習は全て実験室、実習場で行われるものとし、毎週2時間15週の実験又は実習をもって1単位とする。』

つまり、15時間の教室内講義と、30時間の講義以外の学習をもって1単位。
1週間に換算すると、1時間の教室内講義2時間の予習復習レポート作成等があって1単位。
だいたい2単位の科目から始まるので、2時間の教室内講義4時間予習復習レポート作成が必要になるわけですよね。

そう考えると、まっとうに講義が行われ、課題が出された状態で、その単位を換算していくと、とても3年間で124単位は取れないんじゃないかい?という疑問にぶち当たるわけです。
2時間の教室内講義と言っても、実際2コマという意味の2時間ではなく、

60分×2=120分→2時間 であり、それをさらに

90分とか100分で2時間分としてしまっているわけですよね。

しかももちろん4時間分の課題を毎週出しているわけがないです(ほとんどはね)。

私も大学生活4年間で唯一、「心理学実験実習」だけは本当にこの単位換算通りでした。
(苦しかったことは今でも忘れられません。)

早期卒業制度を他に先駆けて取り入れたのはいいけれど、建前上の単位換算を満たしてないよということを露呈してしまっていることにはならないんでしょうかね…。

もっとも、どこの大学もそれは同じで、暗黙のルールなんですけれどね。
そして単位creditの問題は、大学教育に関わる研究者、教育者がそれぞれに指摘しています。



でも、早期卒業生の名誉のために繰り返しますが。

(上記のような指摘があるにしても、)
早期卒業はとても優秀な学生にのみ与えられた特権ですし、
早期卒業できたと言うことは、とてもすごいことなんですよ!!