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さくらの大学ノート

さくらが日々想うことをつづります。
(旧だいがくしょくいんのたまご・ひよこ)

放送大学開設科目「大学マネジメント論」

2014年01月19日 | 日々
昨日、仕事を終えて自宅に帰ったら、放送大学から26年度1学期の授業科目が届いていました。

なんと、社会と産業コースに「大学マネジメント論」が開設されています!
担当は、私の母校、桜美林大学大学院教授の山本眞一先生と田中義郎先生。

心理と教育コースではないんですねー。

試験日が7/27(日)なので、大学関係の方には履修しやすいかと。
(通信教育やオープンキャンパス担当の方はごめんなさい)

おすすめです!

私は、というと、履修できる!とテンションが上がったものの、今学期に中間テストが提出できずに再履修となった科目の試験時間と重なり、断念しました
また2学期以降に登録します。

放送大学は、4~5年に1回、科目がリニューアルされるところがいいなと思っています。
大教室で何十年も同じノートを読み上げるだけの教授の講義を受けるよりも、よほど今の社会を反映させた講義になっています(さすがに今はどこの大学にもいないのかな)。

私は全科履修生(正課生)として在学していますが、1科目から履修できるので、関心がある方はぜひ。
テキストは大きな書店にもならんでいるので、テキストを覗いてみるのもいいかもしれません。

おすすめできるほど、真面目に単位をとれていなくて、3年次編入した私よりも、1年次に入学した母の方が早く卒業しそうですけれども(笑)
自分のペースでのんびりやっていけるのも、放送大学のいいところだと思います

2年目の始まり

2014年01月18日 | about myself
こんばんは。さくらです。
毎日寒いですね

ちょうど1年前、今の職場での仕事が始まりました。

同じ仕事を1年間、続けたのは何年ぶりでしょうか(笑)

新しくいろんな方に出会って、総じて楽しく、学ぶことも多い1年でした。
ここからまた1年間、同じ職場で働けたらいいな……と思いつつ、契約更新してもらえるか、心配な季節になりました

派遣職員という働き方を選んだのは、前の仕事を辞めて、「すぐに収入を得ないと東京で生きていけない」という現実的な課題の解決と、「すぐに大学教育の現場に戻りたい」という想いを叶えるための一番の近道だったから。
故に、私自身に後悔はないのですが、長期契約の派遣という、安定しているようで不安定な雇用形態を経験してみて感じるのは、人の心を静かに蝕んでゆく働き方だなということ。

仕事ができなければ叱責されますし、仕事をやり過ぎればそこまでやらなくていいと言われます。
正社員の前で正社員の気に入るように「立場をわきまえて振る舞う」というのはとても難しいです。
また、年末には、ボーナスだ、ベースアップだと世間は賑わっておりましたが、派遣職員にはまったく関係ありません。

「所詮、自分はこんなもん」という感覚が、自分を過小評価してしまい、「次」に行けなくなる、ということもあるのではないかと思うのです。

(あ、経験に基づきつつも、私個人の話ではないです、念のため。)

とはいえ、派遣社員という働き方を否定しているのではありません。
ポジティブに選んでいるならばいい。問題となるのは、「それしか選べなかった」場合です。

正社員として雇用されなかった新卒者の中には、派遣や契約で働くことを選択する者も多いと思いますが、「替えのきく存在」として扱われる派遣社員の3年間と、正社員として働く3年間では、自己評価は随分変わってしまうのではないかと感じます。

景気は緩やかに上昇しつつあるそうで(実感できませんけど)、求人も回復しつつあるようですが、仕事がない、正社員の働き口がないといいながら、仕事出来ない人が正社員としてしがみついているところ、ありますよね。
仕事ができないというのは、能力的な課題だけでなく、療養や介護や育児など、一時的な状況で時間を他のところに取られてしまうということもあります。
育児休暇や介護休暇を否定しているのではなくて、そもそもそういった状況で契約社員になったら正社員に戻れないから正社員のままでいる訳で、もっと自由に雇用形態をスイッチできるようになったら、正社員の雇用枠も増えるし、逆に新卒者が派遣や契約であっても、そこまで自己評価は下がらなくなるかもしれません。

つまり、この「正社員でなければ人にあらず」みたいな評価軸をやめて、緩やかにスイッチしていきましょうよ、と思うのです。

あぁ、とりとめなく書いてしまいました。
私も若干蝕まれていますかね(笑)

立ち振る舞いを難しく感じることもありますけれども、嫌な思いはしていないです。ご心配なく。

無事に更新していただいて、楽しい新年度を迎えることができますように

1月の読書(1)自信を持つこと

2014年01月14日 | レビュー
こんばんは、さくらです。

今年は、月毎にテーマを決めて本を読もうかな、と考えています。
――同じジャンルの本を複数冊読むと、共通して書かれていることがある。それがその分野のコアである。
書物の知識を知恵にしていくため、それを実感しながら読もうと思ったのです。
2冊目からは読むのが楽になる、なんてことも言われますよね。

ということで、1月。
今月は、「自己の変化と自信」としました。
いきなり自己啓発系かよ! というツッコミも受けそうですが(笑)、昨年末からの「自分を変えていこう」「自信を持てるようになりたい」という気持ちに沿って、まず手に取ったのはこの本。

自信を育てる心理学 「自己評価」入門
ナサ二エル・ブランデン著 手塚郁恵訳(春秋社)

いま、書店に置かれているのは新装版なのですが、なんだか読んだことあるぞ、と思い返してみたら、大学生の頃、一度手にしていました

米国の臨床心理学者ナサニエル・ブランデン氏が臨床の現場で検証を重ねてきた「自己評価(セルフ・エスティーム)」を育てるための理論とアイディアをまとめた本です。
「文章完成法」を中心とした28のエクササイズを通して、自分自身で自己評価を高めていくことができます。

つまり、実践することに価値のある本なのですが、学生時代には、この本のエクササイズをすべて終えることができませんでした。
本書のような心理学の本にせよ、ビジネス・自己啓発系の本にせよ、「自分を変える」本はあまたありますが、「ちゃんとカウンセリングを受けたほうがいいレベル」の当時の私には、難しかったんですね。
自分で自分をどうにかするには、一定の強さとポジティブさが必要なのではないかなと思います。

と、私の話はさておき。

自己評価(セルフ・エスティーム)とは何なのか。本書には以下ように書かれています。

自己評価には二つの要素があります。<自分が有能であるという実感>と<自分は価値があるという実感>です。いわば自信と自尊の総和です。それは、人生の難問に対処する自分の能力(問題を理解し、それを解決する能力)と、自分が幸せになる権利(自分の関心や欲求を大切にし、それを擁護する権利)について、その人が暗黙のうちにどう判断しているかを反映しています。


自己評価は、<人が自分のことをどう思い、どう感じるか>ではなく、<自分が自分自身をどう思い、どう感じるか>なのです。


自己評価を高めるためには、「意識的に生きる」ことが大切だといいます。

意識的に生きるとは、事実を尊重することです。外部的な事実ばかりでなく、内面的な事実も尊重するのです。「認めたくないものは見ようとしない」という態度とは正反対です。
これは好きであるから認めるとか、嫌いだから認めないということではありません。好きでも嫌いでも事実は認めるということです。いやだとか、そうであるはずがないとか思っても、事実は変わらないということを認めることです。


変化していくための前提条件として、「自己受容」があります。

<受容する>ことは必ずしも<好きになる>ことではありません。<受容する>とは、変えたい・もっとよくしたいと思わないことではありません。否定したり避けたりしないで、事実は事実として受け止めるという意味なのです。


そうはいっても、ある出来事に対する否定的な感情など、どうしても受け容れることができなかったら。

そのような場合には、無理に受け容れようとしないことです。もしある感情や考えや記憶を受け容れることができないのなら<受け入れることができない>ということを受け容れるのです。そうすれば、結果的に受け容れることができるようになるのです。


<受け容れられない>ということを事実として受け容れることですね。


このような理論を、主に「文章完成法」という方法を用いて実践し、身につけていきます。
本書で最初に出てくる文章完成法を用いたエクササイズの冒頭に、こんな説明があります。

文章完成法は、自己の気づきや、自己受容や、人間的な成長を育てるのにとても役に立つ方法です。これをやってみましょう。ノートと筆記用具が必要です。
ノートの新しいページの一番上に、次の未完成文を一つ書いてください。あげてある順序通りにやってください。ページの一番上に一つの未完成文を書いたら、できるだけ速く6個から10個の答えを書いてください。字が間違っていないか、他の答えと矛盾していないかと心配しないでください。答えはどれも絶対的なものではありません。ただの実験に過ぎません。


エクササイズでは、
・私はかつて……であったとはとても信じられません。
・……を認めるのは、私にとって容易ではありません。
・私が受け容れにくい感情は……です。
・私が受け容れにくい行動は……です。

など、17項目の未完成文が並びます。

このあとも、エクササイズ毎にテーマにあわせた未完成文が続きます。


大切なのは、回答を思い浮かべながら読み進めるのでなく、実際にノートに書くことです。
すぐに6~10個の答えを書ける項目は少なく、どうにかひねり出して数を並べるものもあります。
この「どうにかひねり出す」ことを通して、自分の考えや感情に気づくことが何度もありました。
自分の中で矛盾する考えもたくさん見つかりましたし、その矛盾している状態も受け容れられるようになり、白黒ハッキリ答えを出せるまでひとつのことに捉われてしまうことも少なくなったように思います。

とはいえ、まだ全てのエクササイズを終えていません。
本書自体はすでに3回ほど通して読んでいますので、今月中にエクササイズを終えて、2月を迎えようと思います。


本書を書店で買い求めた最初の動機は、仕事のことで悩む友人の話を聞いたからでした。
いじめもしくはパワハラが横行するような職場環境に耐えながら仕事をするうちに、彼女は自分自身にすっかり自信をなくしてしまいました。
第三者として話を聞けば、おかしいのは職場の方なのですが、彼女は「つらいのは自分が弱いせいだ」「今仕事を辞めたら『逃げだ』と言われた」と言い、自己の認識の仕方が歪んでしまっていると感じました。
「彼女が自分に自信を持って、幸せな人生を歩もうと思えるようになるにはどうしたらいいんだろう?」そう思いながら書店の本棚を歩いていたときにであったのが本書です。

私自身が本書を体験することで、いつか彼女の助けにもなれたらいいなと思っています。

2014年の始まり

2014年01月08日 | about myself
こんばんは。さくらです。

遅ればせながら、明けましておめでとうございます
本年も皆様にとって、良い1年でありますように

2013年、特に秋から年末にかけては、内側にいろいろな変化が起きました。

昨年、漢字1文字で表すと?という問いに対して、
2012年は「動」だったので、
2013年は「留」にしたい、
というエントリを書きました。

仕事と住まいを変えない、という部分で、「留」を達成し、そのおかげか、内面的に「変化していこう!」という気持ちが生まれました。
それまで、仕事や住まいを変えることに割いていた時間や意識を、他のことに向けられるようになったからでしょうか。
安定するってすばらしいなと、若干の驚きとともに、実感しました。
(2009年から、1年間同じ仕事を継続していた年がなかったのです。いやはや。)
今年も仕事と住まいは変えずにいたいなと思います。

さて、今年の漢字も考えてみました。
2014年は「現」にします。

*表現の「現」。
友人から(他に書いている)ブログや、メールが、キラキラしてると言われまして、衝撃を受けました。
いや、言われたことがなかっただけで、他の友人もそう思っていたのかもしれません
そんなに悪い意味でもなかったのですが、「書く」ことを怠っているということも感じていたので、今年は表現する力を高めていきます。

*現実の「現」。
ここ数年、どこか立ち止まったまま、何かを保留にしたまま、生きてきたような気がします。
でも、もう30代ですから。
周りの人、環境、自分自身のこと、きちんと捉えて、生きてゆかねばと思ったのです。


2013年末の内面的な変化は、ごく個人的なことなので語りませんが、「変われると思っていなかった」ところの大きな変化でした。

2014年も予測不可能な毎日を楽しく過ごしていこうと思います





全力で走る。

2013年10月20日 | 大学の仕事
こんにちは。さくらです。

また60日以上、空けてしまいました(苦笑)

gooブログは、60日以上更新しないと、テンプレートが変わる仕組みになっているのです。
大学ノートに戻さなければ。

さて、最近の私は、めっきり仕事三昧です。
えっと、お金をいただいている方の。

私はいま、ロースクール修了生対象の自修施設&課外講座運営を行う事務室という、割と特殊なセクションで働いております。

最近は司法試験合格者が司法修習に行く前に、後輩(法学部生・ロースクール在学生)たちの指導にあたってもらう企画を進めていて、法曹のひよこさんたちと一緒に仕事をすることが多く、いわゆる学生対応に近い現場にいるので、とても楽しいです。

おかげさまで、14時間くらい学内にいますけど…ちょっと反省気味です

あと1か月くらいで、彼らは司法修習に旅立っていくので、それまでは私も一緒に、全力で走っていこうと思います。


でも、自分の勉強も続けていますよ!
大学職員の師匠とともに、来年5月の大学教育学会でラウンドテーブルの企画を出そうか、という話を進めています。
テーマはもちろん(?)、オープンキャンパスです。

実現できるように、がんばりますので、開催された暁には、ぜひ参加してください。

ここでも少しずつ、発信していこうと思います。


最近は、だいぶ元気です!
自分でもびっくりです(笑)

近況報告でした。それではまたー