
エロゲー。会社はage。2003年発売。
超王道学園ラブコメを掲げて発売された本作。
幼馴染の純夏とともに、友人達と面白おかしく過ごしていた主人公。
しかし、ある日目覚めると同じ布団に謎の美少女が。
それは同じクラスに転校してきた財閥令嬢、御剣冥夜だった。
呆気にとられる主人公に強烈なモーションを繰り広げる冥夜と、それに嫉妬して対抗する純夏。
ドタバタな三角関係の行方はいかに?
という、本当に頭痛しかしないラブコメ展開。
ただまあ、このラブコメ展開は全部溜めで、この脳味噌足りない表シナリオのあとに、鬱展開てんこもりの裏シナリオと、鬱SFの続編があるそうなので、それを目的にプレイすることにしたんですが。
で、とりあえずその鬱シナリオに行くために表シナリオからプレイ。
本命ヒロインであろう幼馴染の純夏を攻略。
……ラブコメ自体は、まあまあコメコメしてるんだが、ストーリーがなさすぎて辛い。本当にもう全然ストーリーもクソもなくて三角関係でどたばたしてるだけ。そして唐突にラブになってエロシーンが入って終わった。
超王道を掲げるだけあって、天然のお嬢様、お転婆な幼馴染、クールな不思議ちゃん、空回りの委員長、なんかとりあえずいる勘違いロリ、どう見ても女の子ですな親友、裏表の激しいメイド長、騒がしい三つ子(にしか見えないけど血縁はない)メイド、ボケボケのだらしない担任、マッドサイエンティストの物理教師、と本当にもう、どこかで見たことのあるようなキャラしかいない。
敢えて言うなら、三つ子(みたいな)メイドが、一番面白いかな。
しかし、ゲームの基盤システムが優れているのか、発売から四年経った現在でも、多彩なエフェクトにはなかなか眼をみはるものがある。アップ、ズーム、吐息、排気ガスにデフォルメ絵の適時挿入など、がんばって作っているのはわかった。
しかし、ストーリーは本当になんにもなかった。今まで幼馴染だったけど、ライバルが出てきたから好きなんだって気づいたよ、おしまい。本当にそれだけのストーリーを何時間読ませる気だ? 正気か?
物語よりも時々流れるBGMがどう聞いても郷ひろみの「ゴールドフィンガー99」だったのが気になって気になってしょうがなかった。ええ?とか思って曲がループするまで聞いてみたが、サビの部分までしっかりとゴールドフィンガーだった。あれってアリなのかしらん?ららんらん。
だらだと中断何回もはさんでやったからプレイ時間はわからんが、とりあえずのクリアまで五時間くらいか?
まあ、とりあえず裏シナリオにいくまではちゃちゃっとプレイするか。適当に流し読みしながら。
冥夜シナリオ
日本刀を携帯し金の力でなんでもかんでも捻じ曲げる純愛の人。危険人物。
ほとんど純夏と共通で、ラストがちょっと変わるだけだから、特になにも思うところなし。幼馴染と結婚の約束してたと思ったら、約束したのは引っ越した別の女の子で、その子が十数年経ってから追っかけてきたよ、ですか。なんという棚ボタ。脳味噌を使え。
別の途中、うっかりとバッドENDになったのがむしろ印象深かった。あまりにも唐突過ぎて。
しかし本当に心の底からどうでもいいシナリオだのう。
彩峰シナリオ
いつもクールで冗談飛ばして周りからちょっと距離を置いてる彩峰ちゃんは、実は昔恋人に裏切られてちょっと臆病になってて、そいつがまた目の前に現れたけど、主人公のラブが勝ったよ、という話だったんですが、いったいどれだけどうでもいい話を続けるつもりなんだろう?
そもそも他人から距離においているとかクラスで浮いていると心を開かないとか、その辺の描写の説得力のなさがマキシマムで、あんだけ楽しそうに過ごしていて意味もなく主人公にパンツ見せまくっていまさら他人に距離をおいているもくそもねえだろ。
医者が中学生と結婚を前提に付き合っていて、三年経っても結婚しても忘れられない、という部分に思いっきり引くばかり、このキャラが爽やか青年として描かれていることにとてつもない違和感がありまくった。変態だろ、普通に、それは。
それにしても、ギャルゲーでこういうつっこみいれるのは野暮なんだろうが、経済ルックス学力スポーツ人格いずれにおいても魅力のない主人公がもてもてになる世界観にいまだに馴染めない。
たま編
ピンクの髪して猫耳としっぽをつけて「はうはう」しゃべる弓道部の変態ロリ娘。
弓道部の部長がどう見てもイデオンのギジェ・ザラル。それが気になって気になって気になって気になってしょうがなかった。このままじゃイデオンソードが発動した時に色んないみでイッちゃうよぉ!
と心配しているうちに、早送りをしていたら終わった。
親同士で決めた宿命のライバルと対決することになったたまちゃんは、あがり症を克服するために主人公と特訓をしてたらラブが目覚めましたよ、おわり。
どう考えても目立ちまくる異常な格好をした奇怪な人間があがり性で人に注目されるとダメになるとか云われても、だったらとりあえず病院に行けとしかいいようがない。
委員長編
いつも厳しい委員長は色々と家庭環境が大変で誤解されやすかったりいじめにあって精神的にもろかったりしたけど、主人公ラブがすべてを癒すんだよ、みたいな話だった。
いじめがなんか唐突でリアリティがなくて、そこがたるさまきしまむまむだった。
恋愛シナリオとしては、もっとも主人公が自分から動いていたし、納得のいくところではあったが、しかしこの手のゲームをやってていつも思うのは、主人公に惚れてる女が素直にひきすぎ。他のシナリオだと異常な執着を見せるというのに。
それでいて、その辺の嫉妬とかを書こうとすると、今度はサイコホラーの領域になったりして、普通の人間の気持ちのままならなさとか、そういうのを一切表現してくれないから困る。
バッドEND
先生に襲われちゃってエロスですよ、で唐突にEND。
サービスシーンのようなものですね。
で、これで表シナリオであるエキストラ編は終了。
ここまでの評価だと、まったく面白くないというか、どうでもいいという気持ちばかりである。点数にするなら、60点というところか。
しかしまあ、ここまでは、裏シナリオであるアンリミテッド編を楽しむための前座。
アンリミテッド編は、要するに異常な闘争に明け暮れるパラレルワールドに主人公飛ばされる話っぽい。
のどかな日常をじっくりと描くことで、苦しい世界から、のどかな現実世界への帰還をプレイヤーに強く想わせる、そのためだけのシナリオなのだろう。
その狙いはわからないでもないが、しかし退屈だし長すぎた
超王道学園ラブコメを掲げて発売された本作。
幼馴染の純夏とともに、友人達と面白おかしく過ごしていた主人公。
しかし、ある日目覚めると同じ布団に謎の美少女が。
それは同じクラスに転校してきた財閥令嬢、御剣冥夜だった。
呆気にとられる主人公に強烈なモーションを繰り広げる冥夜と、それに嫉妬して対抗する純夏。
ドタバタな三角関係の行方はいかに?
という、本当に頭痛しかしないラブコメ展開。
ただまあ、このラブコメ展開は全部溜めで、この脳味噌足りない表シナリオのあとに、鬱展開てんこもりの裏シナリオと、鬱SFの続編があるそうなので、それを目的にプレイすることにしたんですが。
で、とりあえずその鬱シナリオに行くために表シナリオからプレイ。
本命ヒロインであろう幼馴染の純夏を攻略。
……ラブコメ自体は、まあまあコメコメしてるんだが、ストーリーがなさすぎて辛い。本当にもう全然ストーリーもクソもなくて三角関係でどたばたしてるだけ。そして唐突にラブになってエロシーンが入って終わった。
超王道を掲げるだけあって、天然のお嬢様、お転婆な幼馴染、クールな不思議ちゃん、空回りの委員長、なんかとりあえずいる勘違いロリ、どう見ても女の子ですな親友、裏表の激しいメイド長、騒がしい三つ子(にしか見えないけど血縁はない)メイド、ボケボケのだらしない担任、マッドサイエンティストの物理教師、と本当にもう、どこかで見たことのあるようなキャラしかいない。
敢えて言うなら、三つ子(みたいな)メイドが、一番面白いかな。
しかし、ゲームの基盤システムが優れているのか、発売から四年経った現在でも、多彩なエフェクトにはなかなか眼をみはるものがある。アップ、ズーム、吐息、排気ガスにデフォルメ絵の適時挿入など、がんばって作っているのはわかった。
しかし、ストーリーは本当になんにもなかった。今まで幼馴染だったけど、ライバルが出てきたから好きなんだって気づいたよ、おしまい。本当にそれだけのストーリーを何時間読ませる気だ? 正気か?
物語よりも時々流れるBGMがどう聞いても郷ひろみの「ゴールドフィンガー99」だったのが気になって気になってしょうがなかった。ええ?とか思って曲がループするまで聞いてみたが、サビの部分までしっかりとゴールドフィンガーだった。あれってアリなのかしらん?ららんらん。
だらだと中断何回もはさんでやったからプレイ時間はわからんが、とりあえずのクリアまで五時間くらいか?
まあ、とりあえず裏シナリオにいくまではちゃちゃっとプレイするか。適当に流し読みしながら。
冥夜シナリオ
日本刀を携帯し金の力でなんでもかんでも捻じ曲げる純愛の人。危険人物。
ほとんど純夏と共通で、ラストがちょっと変わるだけだから、特になにも思うところなし。幼馴染と結婚の約束してたと思ったら、約束したのは引っ越した別の女の子で、その子が十数年経ってから追っかけてきたよ、ですか。なんという棚ボタ。脳味噌を使え。
別の途中、うっかりとバッドENDになったのがむしろ印象深かった。あまりにも唐突過ぎて。
しかし本当に心の底からどうでもいいシナリオだのう。
彩峰シナリオ
いつもクールで冗談飛ばして周りからちょっと距離を置いてる彩峰ちゃんは、実は昔恋人に裏切られてちょっと臆病になってて、そいつがまた目の前に現れたけど、主人公のラブが勝ったよ、という話だったんですが、いったいどれだけどうでもいい話を続けるつもりなんだろう?
そもそも他人から距離においているとかクラスで浮いていると心を開かないとか、その辺の描写の説得力のなさがマキシマムで、あんだけ楽しそうに過ごしていて意味もなく主人公にパンツ見せまくっていまさら他人に距離をおいているもくそもねえだろ。
医者が中学生と結婚を前提に付き合っていて、三年経っても結婚しても忘れられない、という部分に思いっきり引くばかり、このキャラが爽やか青年として描かれていることにとてつもない違和感がありまくった。変態だろ、普通に、それは。
それにしても、ギャルゲーでこういうつっこみいれるのは野暮なんだろうが、経済ルックス学力スポーツ人格いずれにおいても魅力のない主人公がもてもてになる世界観にいまだに馴染めない。
たま編
ピンクの髪して猫耳としっぽをつけて「はうはう」しゃべる弓道部の変態ロリ娘。
弓道部の部長がどう見てもイデオンのギジェ・ザラル。それが気になって気になって気になって気になってしょうがなかった。このままじゃイデオンソードが発動した時に色んないみでイッちゃうよぉ!
と心配しているうちに、早送りをしていたら終わった。
親同士で決めた宿命のライバルと対決することになったたまちゃんは、あがり症を克服するために主人公と特訓をしてたらラブが目覚めましたよ、おわり。
どう考えても目立ちまくる異常な格好をした奇怪な人間があがり性で人に注目されるとダメになるとか云われても、だったらとりあえず病院に行けとしかいいようがない。
委員長編
いつも厳しい委員長は色々と家庭環境が大変で誤解されやすかったりいじめにあって精神的にもろかったりしたけど、主人公ラブがすべてを癒すんだよ、みたいな話だった。
いじめがなんか唐突でリアリティがなくて、そこがたるさまきしまむまむだった。
恋愛シナリオとしては、もっとも主人公が自分から動いていたし、納得のいくところではあったが、しかしこの手のゲームをやってていつも思うのは、主人公に惚れてる女が素直にひきすぎ。他のシナリオだと異常な執着を見せるというのに。
それでいて、その辺の嫉妬とかを書こうとすると、今度はサイコホラーの領域になったりして、普通の人間の気持ちのままならなさとか、そういうのを一切表現してくれないから困る。
バッドEND
先生に襲われちゃってエロスですよ、で唐突にEND。
サービスシーンのようなものですね。
で、これで表シナリオであるエキストラ編は終了。
ここまでの評価だと、まったく面白くないというか、どうでもいいという気持ちばかりである。点数にするなら、60点というところか。
しかしまあ、ここまでは、裏シナリオであるアンリミテッド編を楽しむための前座。
アンリミテッド編は、要するに異常な闘争に明け暮れるパラレルワールドに主人公飛ばされる話っぽい。
のどかな日常をじっくりと描くことで、苦しい世界から、のどかな現実世界への帰還をプレイヤーに強く想わせる、そのためだけのシナリオなのだろう。
その狙いはわからないでもないが、しかし退屈だし長すぎた
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