繁殖成功してほしかった、2つ目のオオタカの森。 オオタカ観察を始めた頃から、ずっと通っている森だ。 もう1,000回ほど通った。 オオタカ生態のベースとなる知識は、全てこの森で学んだ。
だが5年位前、これまで君臨していた主の♂が居なくなった後、繁殖成功が途絶えた。 毎年春先にはペアの活動が見られるが、抱卵に入ると失敗する。 昨年は孵化しなかった。 原因がどうしても分からない。 大きな環境変化もなく、失敗する要素が見当たらない。
今シーズンも、地元カメラマン数人と見守ったが途中で居なくなった。 カメラマンは全員十年以上のベテラン、抜かりはないはずだ。
フクロウだ、カラスだと色々考えるが、今一つピンとこない。 そもそもが、ほかの繁殖地のような活気がないのである。 その割には強いのか、テリトリーを他の♂に盗られることもないのである。
個人的には♂の協調性のない性格、(♀に合わせない性格)に問題があるのではないかと思っているのだが、良く分からない。
でも、どうしても復活させたい。 来年は文明の力等に頼ろうかと思う。 オオタカの鳴き声が響く森に戻ってほしい、と思っている・・・・。
今シーズン、他3ヶ所の森で巣立った、幼鳥たちの様子を掲載する。
1つ目の森。2~3羽が元気よく飛び回る。
2つ目の森。 3兄弟が集まり、のんびりと餌待ち。
餌が豊富なら、争いは起こらない。
3つ目の森。2羽の兄弟。心配したが巣立った。
池のカイツブリ。
イモカタバミの花。