今シーズンは、2つのオオタカの森を中心に観察している。 2個所とも孵化しているようだ。 何羽誕生したのか今後が楽しみである。 が、内一つは営巣環境が可哀想な位劣悪である。 何とか無事育ってほしいと願うばかりである。
雛が生まれると、♂は餌運びで大変になる。餌は雛の成長に合わせて変化させる必要があるようだ。 雛が小さいうちは、他の小鳥の雛など消化の良いものを与える。 なので♂は、どこでどんな鳥が繁殖しているか、獲物となる鳥の状況等を把握していなければならないのである。
白い産毛のうちは、他の鳥の雛や小鳥の場合が多く、スズメ、コジュケイの雛、時にはアオサギの雛などを捉えて来たのを観察したことがある。 その後はムクドリが中心となっていく。
たまにネズミも捉えて持ってくるが、ネズミは栄養価が高いらしく、自分で食べてしまうことが多かった。 また♀に持ってくる餌は、雛とは違いハト、コジュケイ、コサギなどの大物のことが多い。
他の鳥の雛を捉えるなど、残酷・残忍に思う人がいるかもしれないが、これが食物連鎖の頂点に立つ者の役割なのである・・・・。
ある森、営巣林を飛ぶ♂。
巣の近くで警戒する♀。なぜか緊張している様子だ。
何かの雛を捉えてきた♂。
サシバと争う幼鳥。まだ幼鳥が居る。
藪で鳴くガビチヨウ。最近増えて困っている。