西向きのバルコニーから

私立カームラ博物館付属芸能芸術家研究所の日誌

高い高い、そして甘い

2005年12月26日 00時31分40秒 | Weblog
乗り放題の鉄道&バス切符が1日分余っていたので、それを使って遠出をしてみた。

以前から行ってみたいと思っていたのは、大阪府や大阪市の財政赤字の温床として、よくニュースなどで話題になっている、泉佐野の「りんくうゲートタワービル」と、大阪南港の「WTCコスモタワー」のそれぞれの展望台。
まずは「りんくうゲートタワービル」へ行ってみたのだが…、なんと偶然にも、今日を限りに展望フロアが閉鎖されるとのこと。ラッキーと言えばいいのか何と言えばいいのか…。つまりは最後の日のお客になってしまった。まあこう言っては何だが、仕方ないと言えば仕方がない。関空への玄関口としての集客を当て込んだのが、結果的に大失敗。25日のような休日でも、人影はまばら。展望台のお客も、1日に100人を超えることがないという。ビルの高さが256mもあるのに、展望台は120m辺り。まずまず景色はいいのだが、飲食店はないし、飛行機のシミュレーターは壊れているし、ネット体験コーナーの接続速度は遅いし…、あまり目玉となる呼び物がない。私が訪れていた小1時間に広い展望台フロアには、私を含めてお客は6人だけだった。晴天にも恵まれて美しい景色だけは堪能できたが、何とも物足りない、寂しい気分を残しながら、「りんくうゲートタワービル」を後にした。
変わって行ったのが「WTCコスモタワー」。こちらは「りんくう…」と同じ、ビルの高さが256mでも、展望台の高さが252mとほとんどてっぺんに近いところにある。それはもう高いの何の…、眺望も素晴らしかった。その他展望フロアには喫茶店のようなドリンクコーナーもあるし、カップル専用シートもあり、なかなか集客の工夫が見られる。今日も多くの家族連れやカップルで賑わっていた。とは言え、その程度の集客があったとて、大阪市の財政難にとっては正に焼け石に水、といったところなのであろうが…。

ナントカと煙は高いところに上る、という言葉があるが、高所恐怖症であるにも拘らず、このような高い所巡りをしている私のようなナントカは、他にそうはいないと思う。ましてやその高いところで仕事をする人や企業が、そう簡単に集まる訳がない。やはり大阪府や大阪市の考え方が、甘かったとしか言いようがない。

余談ではあるが、帰路デパ地下でクリスマスケーキを買って帰った。これがまた、甘い甘~いケーキだった…。ケーキなら、多少甘くてもいいのである。

素晴らしい眺望の写真を何枚か撮った。私のBBS「カームラ・Kの新南大阪紀行」https://www.eonet.ne.jp/~karmula/bbs/index.htmlにて、紹介することにする。

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