妻が読んでいます その63。
『結婚は人生の墓場か?』
姫野カオルコ 著
集英社文庫
そう言えば……。
私達夫婦が結婚式場の申し込みに行った際、受付のカウンターには、骨壷が置いてあったな。
そして辺り一面、お線香の香りが漂っていて、読経も聞こえていたな。
敷地内にはたくさんの参拝者がいらっしゃっていて、喪服姿の人も多かったな……。
それもその筈、私たちが結婚式を挙げた「大谷本廟」は、京都にある浄土真宗本願寺派(西本願寺)の宗祖、親鸞聖人の墓所で、毎日全国から多くの信者の皆さんが、納骨や法要に訪れる場所。
そうそうだからある意味……。
結婚は、墓場でした!
でも悲しいイメージが強い場所に、突如として現れた私達新郎新婦を目の当たりにした参拝客の皆さんは、一瞬の驚きの後「ここで式挙げてあげはるんや! ええことやええことや!」と、我が身のことのように祝福して下さり、かえって涙を誘うことになった。
そして私は、やはりその時に聞こえてきたもうひとりの参拝客のひと言が、どうしても忘れることが出来ない。
「ごっつい嫁はんやな~!」
合掌。
(カテゴリ「妻が読んでいます」は、勝手ながら紹介する本の内容とは一切関係なく、読書感想文や書評といった類のものではありませんので、どうかご容赦下さい)
『結婚は人生の墓場か?』
姫野カオルコ 著
集英社文庫
そう言えば……。
私達夫婦が結婚式場の申し込みに行った際、受付のカウンターには、骨壷が置いてあったな。
そして辺り一面、お線香の香りが漂っていて、読経も聞こえていたな。
敷地内にはたくさんの参拝者がいらっしゃっていて、喪服姿の人も多かったな……。
それもその筈、私たちが結婚式を挙げた「大谷本廟」は、京都にある浄土真宗本願寺派(西本願寺)の宗祖、親鸞聖人の墓所で、毎日全国から多くの信者の皆さんが、納骨や法要に訪れる場所。
そうそうだからある意味……。
結婚は、墓場でした!
でも悲しいイメージが強い場所に、突如として現れた私達新郎新婦を目の当たりにした参拝客の皆さんは、一瞬の驚きの後「ここで式挙げてあげはるんや! ええことやええことや!」と、我が身のことのように祝福して下さり、かえって涙を誘うことになった。
そして私は、やはりその時に聞こえてきたもうひとりの参拝客のひと言が、どうしても忘れることが出来ない。
「ごっつい嫁はんやな~!」
合掌。
(カテゴリ「妻が読んでいます」は、勝手ながら紹介する本の内容とは一切関係なく、読書感想文や書評といった類のものではありませんので、どうかご容赦下さい)