西向きのバルコニーから

私立カームラ博物館付属芸能芸術家研究所の日誌

明日の最終回もお楽しみに!

2008年03月28日 20時08分00秒 | テレビ
 遂に明日で最終回を迎える、NHKの朝ドラ『ちりとてちん』。

 今朝8時15分からの放送終了後。8時30分からのニュースを担当する森本アナウンサーも、ニュース原稿を読む前に……。

「明日の最終回もお楽しみに!」

 ……と、思わず言ってしまったようだ。

 昔、大ヒットした『おしん』の時も、ドラマ明けのニュースアナウンサー(そう言えば姓が同じ森本さんだったな…)が、悲しそうな顔で登場していたのを思い出すが、それでもあの時も、じっと堪えてコメントしないようにしていたはずだった。
 故に今回の森本アナのコメントは、果たして内外でどんな評価が飛び交ったことか、ちょっと気になるところである。

 私も以前某ラジオ局でニュースを読んでいた時期があった。しかし下読みというものが割と大変で、想像するにドラマの内容なんて、恐らく見ている余裕なんてないのでないかと思うのだが……。やはりあれは、天下のNHKアナだからこそ成せる技、というものなのだろうか?

 それにしても、最終回は非常に名残惜しい。私も今頃になって、サウンドトラックのCDを購入。携帯着メロも「ちりとてちんのテーマ」に変えた。


 明日、おっしゃる通り、楽しませてもらいますよ! 森本さん!

ぐうてんたあく

2008年03月27日 18時28分00秒 | Weblog
 さてと、映画の話題をもう一丁!


 第8回日本映画祭「ニッポン・コネクション」が、4月2日から6日まで、ドイツのフランクフルトで開催される。
 http://www.nipponconnection.de/

 一昨年も、私の出演した『モスリン橋の、袂に潜む』(羽野暢監督)が、このイベントに出展されたのだが……。
 今回は、私の出演している映画が、何と3本も出展上映されるとのこと。

『たそがれ』(いまおかしんじ監督)

『日暮れる窓』(山田雅史監督)

『にょろにょろとうごくもの』(神農了愛監督)

 私は、今回も会場へは行きませんよ。もう日本国内引き籠り状態です故。


 フランクフルトの皆様、お楽しみに!

各賞を受賞!

2008年03月27日 12時03分00秒 | Weblog
 3月も、今日を含めてあと5日。年度末。私もブログネタ、在庫一掃処分って感じになってきた。


 今月開催された二つの映画イベント、「第4回 シネアスト・オーガニゼーション・大阪エキシビション(CO2)」と「DAIGEI FILM AWARD 2008」。
 私が出演した作品の受賞結果を、今更ながら発表しておくことにする。


 まずCO2……。
『都会の夢』(木駿一監督)が、シネアスト優秀賞と主演男優賞を受賞。
『bluebird』(浅川周監督)が、技術賞を受賞。

 そしてDAIGEI FILM AWARD 2008……。
『chain』(加治屋彰人監督)が、映像学科長賞、監督賞、主演女優賞、編集賞、観客賞を受賞。


 残念ながら、助演男優賞は無い(苦笑)。しかし、高い評価を受けた作品に参加出来たのは、幸せなことだと思う。監督始め、関係者に感謝したい。

そして神戸へ電車でGO!

2008年03月26日 19時20分00秒 | 関西ですねん!
 昨日は神戸へ。

 兵庫県立美術館「ムンク展」~南京町~神戸海洋博物館&カワサキワールド~ポートタワー~生田神社~北野異人館と、多少駆け足ではあったが、春の神戸を満喫出来た。


 ムンクは絵が素晴らしいのは勿論だが、生き方や仕事ぶりも興味深く、刺激を受けた。
 ムンクは1863年生まれ。うちの墓が建てられた年と同じ、文久3年の生まれだ。

 南京町のチャーシューは、格別美味い。

 海洋博物館は写真撮影も許可されておらず、少々窮屈な感じがした。

 一方、カワサキワールドでは、バイクや水上バイクに跨ったり、新幹線やヘリコプターに乗ったり、童心に帰って色々遊べて楽しい。
 私が乗り物に乗っている間に、妻の姿がすぐ見えなくなる。探せば「電車でGO!」の前に。しばらくすると、またいなくなる。探すと、また「電車でGO!」の前にいる、の繰り返し。妻よそんなに「電車でGO!」が気に入ったのか? 専用コントローラーなんて、もう手に入らないんじゃないかな? けど駄目もとで、妻の為に今度中古屋に探しに行ってみてやろうか、と思う。
 生田神社も、もう少し明るい昼間に行かねば、赤い鳥居が映えないな。

 夜の異人館は、ちょっと怖い感じがして面白い。が、今度いつか行く時は、ここもやはり明るい時に行って、ソフトクリームなんぞを食いたいものだ。


 うん。日帰りの旅も、たまにはいいね。今度はどこへ行こうかな?

サクラサク

2008年03月26日 09時26分00秒 | Weblog
 大阪の桜の開花宣言は、まだ出されていないようだが……。

 一昨日辺りから、近所の小学校のソメイヨシノが、チラホラと咲き始めている。
 昨日、門前の保安員の小父さんに怪しまれながらも、写真を撮ったのは午前10時過ぎ。夜には、もっともっと咲いていた。

 大阪の標準木は、大阪城公園にあるソメイヨシノだそうだが、ここ南河内は、やはりそれだけ暖かいということなのかな?


 はよ、俺もパッと咲いてみたいもんやな……。なんのこっちゃ(笑)?

喜志のタカラブネ閉店

2008年03月25日 23時27分00秒 | Weblog
 我が母校、大阪芸術大学関係者にとっては、恐らく馴染み深いであろう、喜志駅前のケーキ屋「タカラブネ」が、本日3月25日をもって閉店した。

 今日、駅前で写真を撮っていたところ、なんと「タカラブネ」の店頭に「ご愛顧ありがとうございました」の貼り紙があるのを偶然見つけた……。

 向かいにあった「コトブキ」も、既に90年代に閉店。これで駅前(東側)から、ケーキ屋が消えた。


 思い出の風景がまたひとつ、無くなってしまった。少し寂しく、少し悲しい気持ちになった。

カームラ村へ墓参り

2008年03月24日 18時51分00秒 | Weblog
 昨日は雨の予報の影響もあり、予定を変更。結局今日、墓参りに行った。本来24日が亡父の命日であるのだから、丁度良かったかもしれない?


 我が家の墓は、私の本籍地でもある大阪府大東市、生駒山のすぐ西の麓にある。大学のキャンパスやグラウンド、工場や変電所に囲まれた、古くからの小さな墓地である。

 この辺りには、河村姓が多い。別に由緒正しい名家でもご大家でもあるまいが、それでも昔から本家やら分家やら、あちこちに「河村さん」があって、この墓地にも多くの「河村家」の墓がある。

 そんな中、うちが守っている墓は二つ。左の背の低い方が「河村家」の墓で、右の背の高い方が「貴畑家」の墓。「貴畑家」の墓は、常に隣同士「河村家」の墓と同じように祀らなければならないとの代々の言い伝え通り、毎回同様にお参りしているのだが、はてさて「河村家」と「貴畑家」との間に、実際どのような付き合いや繋がりがあったのか、今の世となっては誰も知らない。

 「河村家」の墓の右側面には「文久三年」の文字が見られる。文久3年とは、西暦1863年。高杉晋作や新選組が活躍していた年。正に歴史的とも言える墓である。母が「古いのが値打ち」と言うように、墓の汚れやシミも、やはり歴史を物語っている。

 
 私、カームラ・Kのルーツが、ここにある。合掌。

朝ドラと父と私

2008年03月22日 16時55分00秒 | テレビ
 NHKの朝ドラ『ちりとてちん』が、来週いよいよ最終週を迎える。


 NHKの大ファンだった亡父は、子供の私たちにも民放はあまり見せてはくれず、無理やりNHKばかり見せられていた。そうして知らず知らず亡父に洗脳され、いつの間にか私自身もNHKが好きになっていた。

 父はその後、長年勤めた郵便局を退職。再就職した先が、なんとNHKだった。郵便局からNHKへと言うと、何か天下りのように受け取られることも多いのだが、実のところそういったコネクションは全く無し。民間の人材登録銀行から、ダイレクトの就職だった。その時の父の喜びようと言ったら、尋常なものではなかった。そしてそれから5年間、私たち家族は、受信料で食わせてもらうことになる。父がその人生で、一番輝いていた5年間と言っても、過言ではないだろう。

 私がテレビに出始めたのは、父が亡くなって数年経ってからのこと。
 関西の人気深夜番組『テレビのツボ』には「NHKマニア」という肩書きで出演。朝ドラの歴史や変遷について解説トーク出来たのも、元はと言えば父に仕込まれたお陰。またそれがきっかけとなって、NHKの放送記念日特番『テレビ42歳の春』にも参加。その放送日は、奇しくも父の4回目の命日であった。

 その後も朝ドラの『ほんまもん』『てるてる家族』『わかば』『風のハルカ』、大河ドラマの『新選組!』……と、数々のNHKドラマに出演した私。どれも皆名もないエキストラ出演ではあったが、それでも恐らく大喜びしてくれたであろう父の顔を見ることが出来ず、それだけが心残りで悲しい。

 私は昨年結婚して、今は妻と二人で、毎日朝ドラを見ている。この半年間も『ちりとてちん』で、大いに楽しませてもらった。


 もうすぐ亡父の17回目の命日。明日は、墓参りに行こうと思う。
 合掌。

ラーメン落語ウォンバット

2008年03月21日 16時23分00秒 | 関西ですねん!
 大阪池田市でブラブラ旅をした。正直言ってだいぶ前の話なのだが、このまま棚上げで放ったらかしにすると、お蔵入りしてしまいそうな気がするので、今更ながら書いておくことにした。

 きっかけは義父からの電話だった。老人会の役員を務めている義父が、旅の企画として考えていた「インスタントラーメン発明記念館」の詳細をネットで調べて欲しいとのこと。以前から妻共々行ってみたかった場所なので、いっそのことお父さんの代わりに下見に行ってみようってことになった。

 池田に行くのは5年ぶり。NHKの朝ドラ『てるてる家族』のロケで、五月山へ行って以来。その時は撮影のみの訪問だったので、ゆっくりブラブラしたのは、今回が初めて。

 まず直行したのは「インスタントラーメン発明記念館」。ラーメンの父とも言える日清食品の創業者、安藤百福氏の功績を称えて建てられた博物館である。
 クイズなんかを楽しみながら、インスタントラーメンの歴史を学んだ後は、体験工房で自分だけのマイカップヌードルを作ったり、試食コーナーでご当地限定販売の商品を食べたり。大人でもまずまず楽しめた。

 次に栄町商店街へ。外観は新しいアーケード街なのだが、個々のお店は昭和の雰囲気漂う懐かしい感じのお店がいっぱい。
 商店街のあちこちに、珍獣ウォンバットの姿が見られる。五月山の動物園にいるのだそうで、池田市のマスコットキャラクターになっているようだ。

 商店街を抜けると、すぐに見えるのが「落語みゅーじあむ」。上方落語では「池田の猪買い」や「牛ほめ」といった池田所縁の古典ネタもあり、また現上方落語協会会長の桂三枝師匠のお住まいがあるのもここ池田と、なるほど池田ならではの落語博物館。館内には立派な高座も設けられていて、ここで実際に寄席も開かれているそうだ。
 私たち夫婦は2階の視聴コーナーで、枝雀師匠のDVDを堪能。

 それにしても「インスタントラーメン発明記念館」といい「落語みゅーじあむ」といい、入場無料だった。いいのか?

 そして石橋まで歩いて、学生時代の友人が女将の「和食巧房ちりとてちん」に立ち寄ってから、帰路についた。


 大阪の端っこから端っこへのブラブラ旅。大阪には、まだまだ私の知らない楽しい街がたくさんある。