西向きのバルコニーから

私立カームラ博物館付属芸能芸術家研究所の日誌

7月26日(金)のつぶやき

2013年07月27日 02時17分37秒 | 昨日のつぶやき

朝6時。妻が目覚まし用に使っている二つ折りケータイが、寅さんのテーマを鳴らす。慌てて起きてその音を切った妻が二度寝に入るや否や、外からジーという音がし始める。まだ弱々しいジーなので、最初はそれがいったい何のジーなのか判らなかったが、これが蝉の初鳴き。蝉時雨のイントロなのであった。


気が付けば、蝉時雨が止んでいる。朝8時過ぎは、とても賑やかだった。蝉時雨に加えて、草刈り機のエンジン音。ほんのり草の香りが漂ってきていたということは、風とは言えないまでも、少しは空気が動いていたのだろうか?カーテンが動き始めたのは、午前11時を過ぎた、つい今しがたのことであった。


別に面白いことを言ったつもりはないし、人を笑わそうなんて思っていた訳ではない。普通に真面目に喋っていたら、何故か皆笑うのだ。そう言えば、昔、母も同じことを言っていたことがある。


今朝は麦茶を沸かした。お湯が沸騰したので台所に立ってレンジのガスを止めて、戸棚から出してきた麦茶パックをやかんに放り込みにいったその短い時間、たまたま見逃してしまった「あまちゃん」の一部何カットかを含め、もう一度改めて始めから終りまで、ビデオに録画したものを夜に妻と見るつもりだ。


嗚呼、阪神が連敗した。形勢不利な展開に試合途中からテレビにあまり視線を向けなくなった妻は、今日スマートフォンにダウンロードしたばかりだというオセロゲームに興じていたが、負け試合がゲームセットを迎えた頃には、既にウトウトと眠っていた。今週も5日間、立ち仕事を終えた妻の週末前の夜だ。


妻がアトピー性皮膚炎を発症したのは、中学生の頃。20数年後の結婚をきっかけに、徐々に快方に向かっていた妻のアトピーを再発させてしまったほど、まさに命懸けだったと言ってもけっして大袈裟ではないぐらい、真夏の地獄のような猛暑の中、決死の引っ越しをしたあの日から、明日で丁度一年になる。


ここ数日、実はカステラが食べたかったことを妻に告げると、妻は「5千円あげるからカステラと牛乳を買ってきて下さい」と言いお金を渡すので、早速独りスーパーまで自転車を走らせた。カステラと牛乳の他に食パンとコーヒー牛乳も買ったが、残りのお金は今月中に新聞代、来月には町会費に消えるのだ。