西向きのバルコニーから

私立カームラ博物館付属芸能芸術家研究所の日誌

妻を泣かせてしまった

2009年05月19日 02時37分00秒 | 短歌
 久し振りに、短歌を二首、作った。

 まず、妻に冗談半分で「泣け!」と言って読ませたら、3秒で泣いてしまった作品から……。


ふり向かず

改札口を

行く義母の

小さき背中

妻と見送る


 先日、義母と会った。
 1月に義父が逝き、5か月。やはり一人暮らしは、寂しいようだ。
 妻と3人で楽しく話をして、食事をして……、義母はひと言……。

「別れた後が、寂しなる……」

 だから別れ際は、あっさりしている。
 挨拶をして背中を向けると、絶対に振り向くことはない。
 その姿が、改札口を通り、駅の構内へと進みゆき、小さな背中がどんどん小さくなって、やがて見えなくなる。
 妻と二人……、泣きそうになった……。

 その時のシーンを詠んだ歌だから、そら泣くわなぁ。

 泣かせっ放しも善くないので、もう一首、作ってみた。


アパートに

義父の遺影は

無けれども

林威助(リン・ウェイツゥ)が

妻に微笑む


 最近の当ブログ常連読者の皆さんには、恐らく説明は要らないであろう。
 ちなみに下記のページに、写真はある!
 http://hanshintigers.jp/goods/yelxblk/



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