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スペシャル乱発はテレビマンの手抜き

2008年05月13日 13時21分00秒 | 音楽・芸能
エンピツ12本で1ダースというように、特殊な物の数え方の単位がある。
ではテレビ番組の単位はご存知だろうか?
1クールといい、13本(13回放送)を1とする単位だ。期間でいうと3ヵ月になる。ドラマなどは1クール(全13話)も珍しくないが、バラエティー番組などは豪華なスタジオセットなどを製作してたった13回だけの使用では勿体無いので通常は最低2クール(半年間)放送する予定だ(ただしあまりに低視聴率だと1クールで打ち切りとなる)。
このため、毎年4月と10月が大きな番組改編期となり、さらに7月と1月が小さな改編期となる。
番組改編期には特大スペシャルが多く放送される。最初の景気付けだ。まずは豪華さで視聴者の気を引き、固定客を獲得しようという目論見。4月改編は3月末から始まり、ゴールデンウイークあたりで終わる。
ところが改編期も過ぎたのに、まだ特番をちらほら見かける。具体的に言うと、月曜日の7時から8時は番組A、8時から9時は番組Bが放送される予定だったとする。しかしある週は7時から9時で番組A2時間スペシャル、翌週は7時から9時に番組B2時間スペシャルという具合だ。
面白ければ別に構わない。しかし面白くない。放送時間が倍になったのだから通常より2倍おもしろくなければいけない。しかし、そうならない。むしろ構成がだらだらと間延びして1時間の時よりつまらなくなってしまう番組すらある。途中でチャンネルを変えてしまうことも珍しくない。
なぜスペシャルがこんなに多くなってきたのか?
これはテレビマンの手抜きだね。
放送時間を倍にしても制作の労力は倍にならない。1本の番組を作る手間は1時間でも2時間でも大して変わらない。むしろ編集は楽だったりする。
例として挙げたような編成をすれば2本制作しなければならない所を1本制作するだけで済む。
テレビマンよ、手抜きはやめろ!
そんな楽をしていると、そのうち視聴者から番組だけでなく局全体が見放されるぞ!

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