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JUDOは柔道に非ず

2007年09月16日 00時51分00秒 | スポーツ
世界柔道で日本人選手が続々と敗退している。判定に不満の声も多い。「あんな物は柔道ではない」と言い切る関係者もいる。
そう。世界柔道などで行われている国際競技の柔道は、日本古来の武道である柔道とは全然ちがう。

柔道がオリンピック正式種目になったのは、昭和39年の東京オリンピックからだ。巷では「地元開催の五輪で多くメダルを取れるように加えた」といわれる。実際に、この大会で日本人選手は多くのメダルを獲得した。歴史が外国とは全く違うのだから当然のことだ。

オリンピック種目にするということは「世界のみなさん、このスポーツをみんなでしましょう」ということだ。この時点で、そのスポーツは全世界のものとなる。多数の外国がルール改正を望めば、たとえ発祥国が反対でも外国の主張がグローバル・スタンダードになる。これは仕方ないことだ。

今、オリンピックや世界選手権で行われているのは、JUDOという国際スポーツであって、柔道という日本の武道ではない。そこを勘違いしてはいけない。


ついでに言うと、相撲協会は閉鎖的といわれる。確かに記者証取り上げ事件などはとんでもない。しかし、外国人力士に閉鎖的な仕来り等は仕方ないと感じる。なぜならば、大相撲というのはスポーツというよりも、むしろ日本の伝統芸能であると考える。だからこそ、土俵に女性を上げないなどという現代社会では考えられない差別もまかり通る世界だ。歌舞伎に女優がいないのと一緒だろう。

相撲がオリンピック種目になることは有り得ないとは思うが、柔道と相撲の違いはここにある。繰り返すが、JUDOは既に国際スポーツだ。判定などに不満があるならば、オリンピック正式種目にした過去の過ちを悔いるべきだろう。

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