つれづれなるままに映画や音楽の感想などをテキトーに書いていければなぁ、と思っております。
つれづれおきらく
プライド
タマフル(の放課後だったかな?)で、シネマハスラーでは取り上げなかったけど、世間では評判の良かった2009年作品ってことで、宇多丸さんも「プライド、よかったですよ」と言っていた映画。
聞いたことも無かったけど、借りてみよう。
「愛のむきだし」の満島ひかり。
監督が、平成ガメラ3部作の金子修介監督だ。
そして主役(?)がステファニー(って誰?)。
いやー、なるほど面白い。
一条ゆかりのマンガが原作ということなんだけど、原作のテンポがよいのか、構成・編集がすばらしいのか、とにかくテンポが良い。
どんどんどんどん話が進み、この先どうなるのー??って思いながらあっという間にエンディングだ。
宇多丸さんも言ってたけど、ステファニーの異質感がいい。
マンガで描かれていたであろう、超金持ちの家で育ったプライドの高い女の子を、なんだか独特のなんともいえない雰囲気で演じていて、今の日本にはとてもいそうにない雰囲気が、ひょっとしてこういうとんでもなく俗世間から離れた場所で育つとこういう不思議な女が出来上がるのかも???というヘンに納得させられるところがある。
満島ひかりは、うーん、どうかなぁ。
正直言うと、愛のむきだしと同じ演技って感じがしたなぁ。
この人、魅力的だけど、役を演じるといっつもこうなっちゃうのかなぁ、という少々の残念感が。
あと、声楽科にいて、オペラ歌手を目指している女性2人が、おそらくタバコのけむりもモクモクの銀座のクラブで歌うなんて、そんなことするかなぁ。
というか、オペラ歌手を目指している人って、こういうポピュラー音楽を歌うことにそんなにどん欲とは思えないのだけど。
まぁ、それはこの映画の世界の中では「アリ」ということで。
なんだか不思議な魅力のある映画でした。
この面白さは、いわゆる「映画の面白さ」ではないかもしれないけど、とにかく、映像作品として、見ていてとても楽しかったというのは事実。
聞いたことも無かったけど、借りてみよう。
「愛のむきだし」の満島ひかり。
監督が、平成ガメラ3部作の金子修介監督だ。
そして主役(?)がステファニー(って誰?)。
いやー、なるほど面白い。
一条ゆかりのマンガが原作ということなんだけど、原作のテンポがよいのか、構成・編集がすばらしいのか、とにかくテンポが良い。
どんどんどんどん話が進み、この先どうなるのー??って思いながらあっという間にエンディングだ。
宇多丸さんも言ってたけど、ステファニーの異質感がいい。
マンガで描かれていたであろう、超金持ちの家で育ったプライドの高い女の子を、なんだか独特のなんともいえない雰囲気で演じていて、今の日本にはとてもいそうにない雰囲気が、ひょっとしてこういうとんでもなく俗世間から離れた場所で育つとこういう不思議な女が出来上がるのかも???というヘンに納得させられるところがある。
満島ひかりは、うーん、どうかなぁ。
正直言うと、愛のむきだしと同じ演技って感じがしたなぁ。
この人、魅力的だけど、役を演じるといっつもこうなっちゃうのかなぁ、という少々の残念感が。
あと、声楽科にいて、オペラ歌手を目指している女性2人が、おそらくタバコのけむりもモクモクの銀座のクラブで歌うなんて、そんなことするかなぁ。
というか、オペラ歌手を目指している人って、こういうポピュラー音楽を歌うことにそんなにどん欲とは思えないのだけど。
まぁ、それはこの映画の世界の中では「アリ」ということで。
なんだか不思議な魅力のある映画でした。
この面白さは、いわゆる「映画の面白さ」ではないかもしれないけど、とにかく、映像作品として、見ていてとても楽しかったというのは事実。
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チャンドニー・チョーク・トゥ・チャイナ
インド映画。ボンベイのハリウッドっていうことで、ボリウッドっていうらしい。
http://wwws.warnerbros.co.jp/chandnichowktochina/
踊るマハラジャの日本でのヒットからもう何年経ったんだろう。
スラム・ドッグ・ミリオネアでまた注目されたインド映画界だけど、こんな映画をツタヤの棚で発見。なんか面白そうだから借りてみた。
主人公がアダム・サンドラーみたいだったな。
顔つきも、そして、あのダメ男っぽいキャラクターも。
いい感じ。
話は大味というか、むちゃくちゃですが、アクション、歌、踊りといったインド映画の王道的な要素に加えて、なんと本格カンフーまで入れ込んじゃって、これが楽しい楽しい。
あと、ヒロインの女性がすっごく美人。
一人で2役やってるんだけど、タイプの異なる2人の超美人を両方うまく演じています。
世界中で一番美人な人って、インド人の美人の人だよねって妻が前に言ってたのですが、ほんとそう思います。
ちなみに、妻がそう言ってたのは、前に一緒にタイを旅行した時に、タイのホテルのテレビにインドのMTVみたいな番組がうつってて、その司会の女性がものすごく美人だったからなのですが、本当に、究極の美人ってインド人の美人の人のことって気がします。
で、この映画のヒロインの女優さんは、かなり美人です。
ま、とにかく愉快。
インド版アダム・サンドラーがいいし、お師匠さんもいい。親方もいい。
あの悪役の投げる帽子とか、口紅とか、傘とか、とにかくなんでもアリですが、そのなんでもアリ感がやっぱりたまらなく楽しい。
こんだけ映画を見てるんですから、1年に1本ぐらいはインド映画を見たいですね。
おしまい。
http://wwws.warnerbros.co.jp/chandnichowktochina/
踊るマハラジャの日本でのヒットからもう何年経ったんだろう。
スラム・ドッグ・ミリオネアでまた注目されたインド映画界だけど、こんな映画をツタヤの棚で発見。なんか面白そうだから借りてみた。
主人公がアダム・サンドラーみたいだったな。
顔つきも、そして、あのダメ男っぽいキャラクターも。
いい感じ。
話は大味というか、むちゃくちゃですが、アクション、歌、踊りといったインド映画の王道的な要素に加えて、なんと本格カンフーまで入れ込んじゃって、これが楽しい楽しい。
あと、ヒロインの女性がすっごく美人。
一人で2役やってるんだけど、タイプの異なる2人の超美人を両方うまく演じています。
世界中で一番美人な人って、インド人の美人の人だよねって妻が前に言ってたのですが、ほんとそう思います。
ちなみに、妻がそう言ってたのは、前に一緒にタイを旅行した時に、タイのホテルのテレビにインドのMTVみたいな番組がうつってて、その司会の女性がものすごく美人だったからなのですが、本当に、究極の美人ってインド人の美人の人のことって気がします。
で、この映画のヒロインの女優さんは、かなり美人です。
ま、とにかく愉快。
インド版アダム・サンドラーがいいし、お師匠さんもいい。親方もいい。
あの悪役の投げる帽子とか、口紅とか、傘とか、とにかくなんでもアリですが、そのなんでもアリ感がやっぱりたまらなく楽しい。
こんだけ映画を見てるんですから、1年に1本ぐらいはインド映画を見たいですね。
おしまい。
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ブロウ
ジョニー・デップ。
実在した麻薬王の話。
レイ・リオッタの父親がいい。
実話に基づいてるから、主人公の母親も、レイ・リオッタが演じる父親も、決してカッコよく描かれないし、逆にあまりひどくも描かれない。
でも、やっぱりこんなもんだ。きっと。
自分の知らないところで、気がつけばアメリカ全体の麻薬王みたいになってしまった息子に、一体どんな言葉をかければいいんだろう。
ジョージが1日でかせぐ金を、この父親はきっと1年かけても稼げない。
あまりにも住んでる世界がちがい過ぎる。
ペネロペ・クルス演じる奥さんもかなりひどい。
といっても、やっぱり実話だからか、話がドラマチックになるほどひどくもない。
さらに、ジョージ視線、というか、ジョージが回想する自分の過去を描いた映画だからだろうけど、ジョージだけがいい奴で、周りのみんながそれぞれ中途半端に悪い奴なんだよなぁ。
そういうところが、うーん、どうだろうなぁ。
やっぱりだらだら長い、かな。
普通の、なんでもない学生だった主人公が、西海岸になんとなくやってきて、そこから一気に麻薬の世界に入っていく。
普通の人だったってところを丁寧に描いたら、その先はもっとテンポ良くどんどん話を進めちゃって良かったんじゃないかなぁ。
あと、ペネロペとの出会いと結婚、麻薬の世界から足を洗う、娘をいかに愛していたかってくだりは丁寧に描いて、で、逮捕されるまではまたダーっとテンポよく。
やっぱり全ての時代のエピソードをまんべんなく入れようとしたために、映画がダラダラした感じになっちゃったんじゃないかなぁ。
とはいえ、やっぱり最後のあの娘さんが刑務所にたずねてくるところ、あと、父親に向けたカセットテープの言葉、あれは泣きそうだった。
娘と父親ものには、もう弱いです、ほんと。まいります。
けっこう面白かったけど、うーん、どうだろう。佳作?
実在した麻薬王の話。
レイ・リオッタの父親がいい。
実話に基づいてるから、主人公の母親も、レイ・リオッタが演じる父親も、決してカッコよく描かれないし、逆にあまりひどくも描かれない。
でも、やっぱりこんなもんだ。きっと。
自分の知らないところで、気がつけばアメリカ全体の麻薬王みたいになってしまった息子に、一体どんな言葉をかければいいんだろう。
ジョージが1日でかせぐ金を、この父親はきっと1年かけても稼げない。
あまりにも住んでる世界がちがい過ぎる。
ペネロペ・クルス演じる奥さんもかなりひどい。
といっても、やっぱり実話だからか、話がドラマチックになるほどひどくもない。
さらに、ジョージ視線、というか、ジョージが回想する自分の過去を描いた映画だからだろうけど、ジョージだけがいい奴で、周りのみんながそれぞれ中途半端に悪い奴なんだよなぁ。
そういうところが、うーん、どうだろうなぁ。
やっぱりだらだら長い、かな。
普通の、なんでもない学生だった主人公が、西海岸になんとなくやってきて、そこから一気に麻薬の世界に入っていく。
普通の人だったってところを丁寧に描いたら、その先はもっとテンポ良くどんどん話を進めちゃって良かったんじゃないかなぁ。
あと、ペネロペとの出会いと結婚、麻薬の世界から足を洗う、娘をいかに愛していたかってくだりは丁寧に描いて、で、逮捕されるまではまたダーっとテンポよく。
やっぱり全ての時代のエピソードをまんべんなく入れようとしたために、映画がダラダラした感じになっちゃったんじゃないかなぁ。
とはいえ、やっぱり最後のあの娘さんが刑務所にたずねてくるところ、あと、父親に向けたカセットテープの言葉、あれは泣きそうだった。
娘と父親ものには、もう弱いです、ほんと。まいります。
けっこう面白かったけど、うーん、どうだろう。佳作?
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ジュリー&ジュリア
メリル・ストリープとエイミー・アダムス。
メリル・ストリープのジュリアは最高。
愉快だなぁ、この女性。
こんな人だったら、世界中のどこに行っても楽しく生きていけるだろう。
この喋り方、あの軍人むけの料理教室、あのテレビでの料理の教え方、すごい人だ。
エイミー・アダムスのジュリーも良い。
こういう等身大の女性、エイミー・アダムス、演じるのうまいじゃないか。
「魔法にかけられて」のプリンセスと、「ダウト」の真面目な修道女のイメージ(ってどんなだ?)だったけど、こういう普通の、キュートでかわいい女性も演じるのうまい。
あのボロいVAIOとかも、いい味だしてる。
願わくば、この2人が出会って欲しかったけど、実在の人物だし、そんな勝手な事実に反するエピソードは入れられなかったんだろうなぁ。
「不快」っていう残念なコメントも、結局真意はわからずじまいだったってことだろう。
それがやっぱり残念。
2つの異なる時代の2人の女性が、それぞれ料理によって自分を見いだし、何かを掴む、そして片方は片方を尊敬してやまない、という映画。面白い設定だし、ほんと前半は楽しかったけど、やっぱり後半、期待しちゃう。
あの愉快な、あの快活な、あの素敵なジュリアが、あのジュリーの小さなボロいアパートにふらりと現われ、「あははは、あら素敵なキッチンね。さあ、あなたの料理を食べさせてちょうだい。」なんて言う。ジュリーは緊張する暇すらなく、気がつけば完全にジュリアの楽しいペースで、2人はジュリーの作ったジュリアのフランス料理を食べながら楽しい最高の時間を過ごす。
そんなエンディングを、おそらくそうなるんだろうって思って見てた。
期待というより、おそらくそうなるという確信に近い予想で。
だから残念だったなぁ。
せめて、2人が出会わなくても、あの残念なジュリアのコメントが、実はそういう意味じゃなかったというぐらいにはなるんだって思ってたのになぁ。
実話に基づく映画の限界だなぁ。
でも良い映画だったと思います。
ジュリアって人の存在を知ることができたので良かった。
そして、ジュリーというキュートな女性をエイミー・アダムスが演じていて、その様が素晴らしい。
「クルーエル・インテンションズ2」見てみようかなぁ。1も見てないけど。
メリル・ストリープのジュリアは最高。
愉快だなぁ、この女性。
こんな人だったら、世界中のどこに行っても楽しく生きていけるだろう。
この喋り方、あの軍人むけの料理教室、あのテレビでの料理の教え方、すごい人だ。
エイミー・アダムスのジュリーも良い。
こういう等身大の女性、エイミー・アダムス、演じるのうまいじゃないか。
「魔法にかけられて」のプリンセスと、「ダウト」の真面目な修道女のイメージ(ってどんなだ?)だったけど、こういう普通の、キュートでかわいい女性も演じるのうまい。
あのボロいVAIOとかも、いい味だしてる。
願わくば、この2人が出会って欲しかったけど、実在の人物だし、そんな勝手な事実に反するエピソードは入れられなかったんだろうなぁ。
「不快」っていう残念なコメントも、結局真意はわからずじまいだったってことだろう。
それがやっぱり残念。
2つの異なる時代の2人の女性が、それぞれ料理によって自分を見いだし、何かを掴む、そして片方は片方を尊敬してやまない、という映画。面白い設定だし、ほんと前半は楽しかったけど、やっぱり後半、期待しちゃう。
あの愉快な、あの快活な、あの素敵なジュリアが、あのジュリーの小さなボロいアパートにふらりと現われ、「あははは、あら素敵なキッチンね。さあ、あなたの料理を食べさせてちょうだい。」なんて言う。ジュリーは緊張する暇すらなく、気がつけば完全にジュリアの楽しいペースで、2人はジュリーの作ったジュリアのフランス料理を食べながら楽しい最高の時間を過ごす。
そんなエンディングを、おそらくそうなるんだろうって思って見てた。
期待というより、おそらくそうなるという確信に近い予想で。
だから残念だったなぁ。
せめて、2人が出会わなくても、あの残念なジュリアのコメントが、実はそういう意味じゃなかったというぐらいにはなるんだって思ってたのになぁ。
実話に基づく映画の限界だなぁ。
でも良い映画だったと思います。
ジュリアって人の存在を知ることができたので良かった。
そして、ジュリーというキュートな女性をエイミー・アダムスが演じていて、その様が素晴らしい。
「クルーエル・インテンションズ2」見てみようかなぁ。1も見てないけど。
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3時10分、決断のとき
ラッセル・クロウとクリスチャン・ベールで、なんと今の時代に西部劇のリメイク。
そして、公開時はとても評判が良かった。
気になるー。
結局劇場では見なかったけど、すぐにレンタルが開始され、見ることができた。
良い!
西部劇のヒリヒリする感じ。
この線を一歩こえると一瞬で死、って感じのギリギリのやりとり。
2人が互いに自分の本音やこれまでの人生を相手に語るところがいい。
誇れるものが何もない男。
逆に、愛情ってものを全く知らず、ある意味、誇りだけを頼りに生き抜いてきた男。
人間、生きていたら誰かに認められたいものだ。
誰かに認めてもらうことこそが、人が生きていく上で最も大切なものだろう。
そして、男にとって、最も認めてもらいたい相手は、やっぱり息子なんじゃないかなぁ。
あんな、自分よりもずっと力も金もユーモアもカッコよさも何もかも上の男があらわれて、息子がキラキラした目でその男を見ている。
それに比べて俺は。
最後になっちまうかもしれないが、息子に誇れる父親を見せたい。そして、愛する妻と子供達に十分な金を。
一か八か、もうやるしかない。
やるしかない、男なら。
そんな男の心意気に、ラッセル・クロウ演じるカッコいい男が応える。
そうか、本気か。ならやってみろ。男ならやってみろ。
誇れるものをつかみ取ってみろ、と。
屋根の上で、「飛べるか?」ってラッセル・クロウが聞くところ、いいなぁ。
自分だって明らかに危険なのに、クリスチャン・ベールを男にしてやるために、一緒に汽車の駅に向かっていく。
男ってのは誇りを失ったらおしまいだ。さあ、やってみろ。お前の力を見せてみろ。とことん付き合ってやるぜ、と。
しびれる~。
最後もいいなぁ。
ぼうず、お前の親父は立派な男だったぜ。
素晴らしい映画でした。
そして、公開時はとても評判が良かった。
気になるー。
結局劇場では見なかったけど、すぐにレンタルが開始され、見ることができた。
良い!
西部劇のヒリヒリする感じ。
この線を一歩こえると一瞬で死、って感じのギリギリのやりとり。
2人が互いに自分の本音やこれまでの人生を相手に語るところがいい。
誇れるものが何もない男。
逆に、愛情ってものを全く知らず、ある意味、誇りだけを頼りに生き抜いてきた男。
人間、生きていたら誰かに認められたいものだ。
誰かに認めてもらうことこそが、人が生きていく上で最も大切なものだろう。
そして、男にとって、最も認めてもらいたい相手は、やっぱり息子なんじゃないかなぁ。
あんな、自分よりもずっと力も金もユーモアもカッコよさも何もかも上の男があらわれて、息子がキラキラした目でその男を見ている。
それに比べて俺は。
最後になっちまうかもしれないが、息子に誇れる父親を見せたい。そして、愛する妻と子供達に十分な金を。
一か八か、もうやるしかない。
やるしかない、男なら。
そんな男の心意気に、ラッセル・クロウ演じるカッコいい男が応える。
そうか、本気か。ならやってみろ。男ならやってみろ。
誇れるものをつかみ取ってみろ、と。
屋根の上で、「飛べるか?」ってラッセル・クロウが聞くところ、いいなぁ。
自分だって明らかに危険なのに、クリスチャン・ベールを男にしてやるために、一緒に汽車の駅に向かっていく。
男ってのは誇りを失ったらおしまいだ。さあ、やってみろ。お前の力を見せてみろ。とことん付き合ってやるぜ、と。
しびれる~。
最後もいいなぁ。
ぼうず、お前の親父は立派な男だったぜ。
素晴らしい映画でした。
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サン・ジャックへの道
「百万円と苦虫女」のエントリーで、さんざんロードムービーとはどうあるべきかってことを書いたけど、これこそロードムービーだ。素晴らしい。
3人の兄弟だけなのかと思って見始めたけど、他の巡礼メンバーもみんな個性的で、それぞれはそれぞれに問題や悩みや葛藤を抱えていて、しかたなく一緒に旅を続けているうちに少しずつ少しずつ互いに自分を見せ合い、互いに相手を受け入れていく。
いいなぁ。
彼は最後まで酒をやめなかったけど、それでもあの服装で最後まで歩きとおしたし。
教師だけど教えることを重荷としか思っていなかった彼女は、この旅の中でもう一度、人を教えるということに素晴らしさを見つける。
一番の問題児という感じの長男は、最後には「家族なんだ。一緒でなければ泊まらない」と神父に怒りをぶちまける。
他のキャラクターも良い。
自然で。
荷物を捨てる女の子とか。いそう。
女の子目当てで巡礼に参加とか、いそう。
ラムジ君が一番やっぱり良かった。いろいろあるけど、頑張れよ。
最後の「おまけ映像」みたいな感じの後日談がすごくいい。
アルコール依存症のあの奥さん、すごく心配だった。そうか、そうだよな。会社なんかよりも大切なものあるよ。この旅を一緒に歩きとおせたら、きっとアルコールとはおさらば、夫婦の絆もずっと深まるさ。
そして、ラムジくん。よかったね。
最後のあの2人の笑顔も本当に素晴らしい。あの1フレーム。いい笑顔。
とても良い映画だった。
やっぱりツタヤ店頭でぶらぶら歩きながらDVDを次々に手にとってみないと、いい映画には出会えないな。
ネットではまだこの部分が全く満たされない。
CDもタワレコでしか新しいものには出会えない。
3人の兄弟だけなのかと思って見始めたけど、他の巡礼メンバーもみんな個性的で、それぞれはそれぞれに問題や悩みや葛藤を抱えていて、しかたなく一緒に旅を続けているうちに少しずつ少しずつ互いに自分を見せ合い、互いに相手を受け入れていく。
いいなぁ。
彼は最後まで酒をやめなかったけど、それでもあの服装で最後まで歩きとおしたし。
教師だけど教えることを重荷としか思っていなかった彼女は、この旅の中でもう一度、人を教えるということに素晴らしさを見つける。
一番の問題児という感じの長男は、最後には「家族なんだ。一緒でなければ泊まらない」と神父に怒りをぶちまける。
他のキャラクターも良い。
自然で。
荷物を捨てる女の子とか。いそう。
女の子目当てで巡礼に参加とか、いそう。
ラムジ君が一番やっぱり良かった。いろいろあるけど、頑張れよ。
最後の「おまけ映像」みたいな感じの後日談がすごくいい。
アルコール依存症のあの奥さん、すごく心配だった。そうか、そうだよな。会社なんかよりも大切なものあるよ。この旅を一緒に歩きとおせたら、きっとアルコールとはおさらば、夫婦の絆もずっと深まるさ。
そして、ラムジくん。よかったね。
最後のあの2人の笑顔も本当に素晴らしい。あの1フレーム。いい笑顔。
とても良い映画だった。
やっぱりツタヤ店頭でぶらぶら歩きながらDVDを次々に手にとってみないと、いい映画には出会えないな。
ネットではまだこの部分が全く満たされない。
CDもタワレコでしか新しいものには出会えない。
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アバター
ジェームス・キャメロン。
3Dは楽しみだけど、ストーリーとか、CGの質とか、どうだろうってあまり期待しないで見たけど、楽しかった。
とにかく、やっぱり3Dは楽しい。それに尽きるって感じはある。
メガネをかけて、映画が始まるのを待つあのワクワクした感じは、やっぱり最近ふつうの映画を見るときには感じないものだ。
むかし、小学生ぐらいのときに、生まれて初めてとか、3回目ぐらいまでだろうか、映画館で、照明が暗くなって、いよいよ本編が始まる。ドキドキワクワク。あんな感覚は、やっぱりとっくの昔に無くしてしまった。
それがどうだろう、3Dだとあのワクワクが戻ってくる。早く始まらないかなぁ、おっ始まった、うわーやっぱり3Dすげー、という楽しさ。
とにかくあのジャングル、あの木々、草、花、土、水、星全部をすべてCGで描いていて、実写とまで思えないにしても、ほぼ不自然さを感じないというのはすごい。
風や、それ自体の重さ、押されたときにどれぐらい反発力を持っているか、そういうのがちゃんと物理法則に逆らわずに自然に計算されているんだろうなぁ。
なるほど、ここまで来たか、という印象。
ジェームス・キャメロンがアバターに取り掛かったのって相当昔のはずなので、その間にもCG技術はどんどん進化しちゃったから、最初の方で作ったCGは今見るとぜんぜんショボく見えるんじゃないかって思っていたけど、そんなことなかった。
あと、ナヴィを人間に似ているけど肌の色や身長に対する細さが違うっていう設定にしたのは正解だろう。
なんで指の数まで全く同じなんだっていうことは、もう無視です。
とにかく、まだ人間が実写に見えるほどはCGは進化してないっていう判断だ。正しい。
どうせ不気味の谷にはまってしまう。だから、最初からちょっと不気味な造形にした。うむ、正しい。
そして、関節の位置、指まで含めた四肢の数が人間と同じならば、モーションキャプチャーでかなり細かい演技を付けられる。
今の技術で、このストーリーを描くギリギリの判断。正しい。
ストーリーは、ちょっと甘いかなぁ。
でもまぁ、いいんじゃないかなぁ。
とにかく3Dの楽しさで、これぐらいのストーリーの甘さは許せる。
そして一番驚いたのは、3Dがすごく自然だってこと。
「どうです、すごいでしょ、飛び出すでしょ」って感じの、これ見よがしの3D表現がほとんどない。それでいて、さりげなく手前になにかをなめるって感じの、邪魔にならない程度に3Dを意識させるところがうまい。
うん、この程度が楽しい。楽しさと自然さの見事な割合。うまい。
あと思ったことは…、
ラピュタじゃーん、っていうのと、あいかわらずミシェル・ロドリゲスは男前だなぁ、っていうのと、シガニー・ウィーバーあの歳でこういう映画で裸見せて偉い、っていう3点でしょうか。
とにかく面白かった。
まだまだ自宅では3Dで見られないのだから、もう見るしかないでしょ。
それにしても、ソニーやパナソニックがブルーレイの3Dを規格化したり、もう数年後に3Dテレビを売るとか、それじゃあ、映画館からいなくなった観客をもう一度映画館に呼び戻したいハリウッドの思惑の逆じゃないのかなぁ。
DVDで十分高画質だし、ど真ん中の一番いい場所で見られるし、好きなタイミングでトイレにも行けるし、ひょっとすると映画館よりも家のほうが音質もいいし、もう映画館で映画見る意味ないんじゃないだろうか? と思ってしまった人達をもう一度映画館に呼び戻したくてハリウッドは家庭では見ることができない3Dに力を入れてたんじゃないのかなぁ。
それがまたすぐ家庭でも楽しめるようになっちゃったらさぁ。
ま、いいんですけども。
おしまい。
3Dは楽しみだけど、ストーリーとか、CGの質とか、どうだろうってあまり期待しないで見たけど、楽しかった。
とにかく、やっぱり3Dは楽しい。それに尽きるって感じはある。
メガネをかけて、映画が始まるのを待つあのワクワクした感じは、やっぱり最近ふつうの映画を見るときには感じないものだ。
むかし、小学生ぐらいのときに、生まれて初めてとか、3回目ぐらいまでだろうか、映画館で、照明が暗くなって、いよいよ本編が始まる。ドキドキワクワク。あんな感覚は、やっぱりとっくの昔に無くしてしまった。
それがどうだろう、3Dだとあのワクワクが戻ってくる。早く始まらないかなぁ、おっ始まった、うわーやっぱり3Dすげー、という楽しさ。
とにかくあのジャングル、あの木々、草、花、土、水、星全部をすべてCGで描いていて、実写とまで思えないにしても、ほぼ不自然さを感じないというのはすごい。
風や、それ自体の重さ、押されたときにどれぐらい反発力を持っているか、そういうのがちゃんと物理法則に逆らわずに自然に計算されているんだろうなぁ。
なるほど、ここまで来たか、という印象。
ジェームス・キャメロンがアバターに取り掛かったのって相当昔のはずなので、その間にもCG技術はどんどん進化しちゃったから、最初の方で作ったCGは今見るとぜんぜんショボく見えるんじゃないかって思っていたけど、そんなことなかった。
あと、ナヴィを人間に似ているけど肌の色や身長に対する細さが違うっていう設定にしたのは正解だろう。
なんで指の数まで全く同じなんだっていうことは、もう無視です。
とにかく、まだ人間が実写に見えるほどはCGは進化してないっていう判断だ。正しい。
どうせ不気味の谷にはまってしまう。だから、最初からちょっと不気味な造形にした。うむ、正しい。
そして、関節の位置、指まで含めた四肢の数が人間と同じならば、モーションキャプチャーでかなり細かい演技を付けられる。
今の技術で、このストーリーを描くギリギリの判断。正しい。
ストーリーは、ちょっと甘いかなぁ。
でもまぁ、いいんじゃないかなぁ。
とにかく3Dの楽しさで、これぐらいのストーリーの甘さは許せる。
そして一番驚いたのは、3Dがすごく自然だってこと。
「どうです、すごいでしょ、飛び出すでしょ」って感じの、これ見よがしの3D表現がほとんどない。それでいて、さりげなく手前になにかをなめるって感じの、邪魔にならない程度に3Dを意識させるところがうまい。
うん、この程度が楽しい。楽しさと自然さの見事な割合。うまい。
あと思ったことは…、
ラピュタじゃーん、っていうのと、あいかわらずミシェル・ロドリゲスは男前だなぁ、っていうのと、シガニー・ウィーバーあの歳でこういう映画で裸見せて偉い、っていう3点でしょうか。
とにかく面白かった。
まだまだ自宅では3Dで見られないのだから、もう見るしかないでしょ。
それにしても、ソニーやパナソニックがブルーレイの3Dを規格化したり、もう数年後に3Dテレビを売るとか、それじゃあ、映画館からいなくなった観客をもう一度映画館に呼び戻したいハリウッドの思惑の逆じゃないのかなぁ。
DVDで十分高画質だし、ど真ん中の一番いい場所で見られるし、好きなタイミングでトイレにも行けるし、ひょっとすると映画館よりも家のほうが音質もいいし、もう映画館で映画見る意味ないんじゃないだろうか? と思ってしまった人達をもう一度映画館に呼び戻したくてハリウッドは家庭では見ることができない3Dに力を入れてたんじゃないのかなぁ。
それがまたすぐ家庭でも楽しめるようになっちゃったらさぁ。
ま、いいんですけども。
おしまい。
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百万円と苦虫女
蒼井優。
月とチェリーのタナダユキ監督。
うーむ、この世の中の「生きづらさ」がすごくつまってる。
最後だけは、救いになっているけど、だけどなぁ。。。
そもそも、こういうそれぞれの土地で色んな人と出会い…、っていうスタイルって、ロードムービーっぽいと言えばぽいけど、でもこの映画はロードムービーじゃないだろう。
ロードムービーの楽しさって、やっぱり車を運転している時の映像だったり、車という狭い空間に2人とか3人が押し込められて、そのために仕方なく互いの個性と向き合わないといけない、だからこそ本音が出るし、そこで主人公達はやっと心を開き、そして心を開いた相手をどうにか受け入れるか、逆にどうしても受け入れられなくてドラマが生まれる。そういう中での主人公の成長だったりが見られるってのが、まぁ、いわゆるロードムービー。
そこにはやっぱり車が必須な気がする。
この映画の場合、主人公がただ電車やバスに乗り、各地をひとりで転々とするだけだから、ロードムービーの面白さは全くない。
じゃあ、主人公の成長が描かれているのかっていうと、海の家と桃農家では、ただ嫌なことがおこっただけで、主人公の成長とか、主人公が何かに気付くとか、主人公が自分を見つけるとか、そういうことが何もおこらない。
もっと言えば、海の家と桃農家のエピソードはこの映画にとって全く不要だ。
なんだ、これ。
そもそも映画と言えるのか?
蒼井優の自然な演技を見るためだけの映像。もはや映画としての楽しさなんて何もない。
僕は蒼井優の演技を見ていたい人なので、まだ楽しめたけど。
あ、あと一点だけ、ピエール瀧の演技が光ってた。すげー。この人、演技うまい!!
海の家と桃農家をばっさり切って最後のだけにするか、いや、それだとこの映画ではなくなってしまうか。
海の家と桃農家でもちょっとずつ主人公が成長していって、その成長が最後のエピソードにちゃんとつながっているっていうストーリーにすべき。
ちゃんと考えろよ。
誰かの日常をただただ描くのって、それは映画じゃないよ。
おしまい。
月とチェリーのタナダユキ監督。
うーむ、この世の中の「生きづらさ」がすごくつまってる。
最後だけは、救いになっているけど、だけどなぁ。。。
そもそも、こういうそれぞれの土地で色んな人と出会い…、っていうスタイルって、ロードムービーっぽいと言えばぽいけど、でもこの映画はロードムービーじゃないだろう。
ロードムービーの楽しさって、やっぱり車を運転している時の映像だったり、車という狭い空間に2人とか3人が押し込められて、そのために仕方なく互いの個性と向き合わないといけない、だからこそ本音が出るし、そこで主人公達はやっと心を開き、そして心を開いた相手をどうにか受け入れるか、逆にどうしても受け入れられなくてドラマが生まれる。そういう中での主人公の成長だったりが見られるってのが、まぁ、いわゆるロードムービー。
そこにはやっぱり車が必須な気がする。
この映画の場合、主人公がただ電車やバスに乗り、各地をひとりで転々とするだけだから、ロードムービーの面白さは全くない。
じゃあ、主人公の成長が描かれているのかっていうと、海の家と桃農家では、ただ嫌なことがおこっただけで、主人公の成長とか、主人公が何かに気付くとか、主人公が自分を見つけるとか、そういうことが何もおこらない。
もっと言えば、海の家と桃農家のエピソードはこの映画にとって全く不要だ。
なんだ、これ。
そもそも映画と言えるのか?
蒼井優の自然な演技を見るためだけの映像。もはや映画としての楽しさなんて何もない。
僕は蒼井優の演技を見ていたい人なので、まだ楽しめたけど。
あ、あと一点だけ、ピエール瀧の演技が光ってた。すげー。この人、演技うまい!!
海の家と桃農家をばっさり切って最後のだけにするか、いや、それだとこの映画ではなくなってしまうか。
海の家と桃農家でもちょっとずつ主人公が成長していって、その成長が最後のエピソードにちゃんとつながっているっていうストーリーにすべき。
ちゃんと考えろよ。
誰かの日常をただただ描くのって、それは映画じゃないよ。
おしまい。
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ラスト・ショット
マシュー・ブロデリック、アレック・ボールドウィン、トニ・コレット、キャリスタ・フロックハート、レイ・リオッタ。
これだけの役者が出てて、日本では劇場公開されないんだなぁ。
あ、ジョーン・キューザックも出てくる。
すごくない?
で、面白いよね。
おとり捜査のための嘘の映画制作に、どんどん本気でのめりこんでいくFBI捜査官。
映画好きとして楽しいのは、みんな映画がすっごく好きだっていう描写と、そして、ハリウッドにいるたくさんの不思議な人達の描写。
あの、トニ・コレットが昔出たことに劇中でなっている映画を、ギャングの親分が見ていて、そこにFBIが逮捕のために入ってくるんだけど、逃げることよりも映画の続きを見たいっていうあのシーン。最高だ。
あと、「ここはハリウッドだぞ。通りに出て誰でもいい、『脚本持ってないか?』と聞けば、全員が持っているよ。」っていうセリフの、そのあとの、本当にありとあらゆる人が、自前のとっておきの脚本を必死に説明してくるってところ。
そして、あの女プロデューサー、それから、あの女優のおしっこ。
映画界はエキセントリックな人達であふれているって描写がとても楽しい。
みんなが必死に夢を追っていて、その中で主人公がどんどん映画作りのほうに本気になっていく。
そしてあのエンディング。
いいねぇ。
いい映画ができるといいね。いつか。
面白かったです。
これだけの役者が出てて、日本では劇場公開されないんだなぁ。
あ、ジョーン・キューザックも出てくる。
すごくない?
で、面白いよね。
おとり捜査のための嘘の映画制作に、どんどん本気でのめりこんでいくFBI捜査官。
映画好きとして楽しいのは、みんな映画がすっごく好きだっていう描写と、そして、ハリウッドにいるたくさんの不思議な人達の描写。
あの、トニ・コレットが昔出たことに劇中でなっている映画を、ギャングの親分が見ていて、そこにFBIが逮捕のために入ってくるんだけど、逃げることよりも映画の続きを見たいっていうあのシーン。最高だ。
あと、「ここはハリウッドだぞ。通りに出て誰でもいい、『脚本持ってないか?』と聞けば、全員が持っているよ。」っていうセリフの、そのあとの、本当にありとあらゆる人が、自前のとっておきの脚本を必死に説明してくるってところ。
そして、あの女プロデューサー、それから、あの女優のおしっこ。
映画界はエキセントリックな人達であふれているって描写がとても楽しい。
みんなが必死に夢を追っていて、その中で主人公がどんどん映画作りのほうに本気になっていく。
そしてあのエンディング。
いいねぇ。
いい映画ができるといいね。いつか。
面白かったです。
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ライフ・ドア
ここのところ、やたらと邦題に文句を言っている感じがするけど、これもすごい。
原題はAugust。
なんで、邦題がライフ・ドアなのかというと、ライブ・ドア。
あの堀江さんのライブ・ドア。
でもさぁ、共通点はIT企業の社長で、一度頂点きわめて、そして転落って、それだけじゃん。
ぜんぜんライブ・ドアとちがうと思うんだけどなぁ。
ま、いいんですけどね。
ジョシュ・ハートネット。
兄弟の関係がなんともいいんだよなぁ。
あの、ヌードダンサーがくねくね踊るカウンターのあるバーの、あのピンボールゲーム。
ラストシーンがいいな。
もっと映画としてヤマ場とか作ったり、エンディングももっと感動的にしたりもできたと思うけど、でもこの映画は、というか、あの兄弟は、あのエンディングが似合ってる。あれでOKだ。
ぜんぜん有名じゃない映画だけど、今ツタヤの新作のところに並んでいるはずなので、見る映画が全然ないって人は、見てみるのもよいかも。
それなりに良い映画だったと思います。
村上ファンドは出てきませんよ。
かわりに、デヴィッド・ボウイが出てきます。
左右の目の色がちがうのを、これほどじっくり見られる映画も珍しいね。
おしまい。
原題はAugust。
なんで、邦題がライフ・ドアなのかというと、ライブ・ドア。
あの堀江さんのライブ・ドア。
でもさぁ、共通点はIT企業の社長で、一度頂点きわめて、そして転落って、それだけじゃん。
ぜんぜんライブ・ドアとちがうと思うんだけどなぁ。
ま、いいんですけどね。
ジョシュ・ハートネット。
兄弟の関係がなんともいいんだよなぁ。
あの、ヌードダンサーがくねくね踊るカウンターのあるバーの、あのピンボールゲーム。
ラストシーンがいいな。
もっと映画としてヤマ場とか作ったり、エンディングももっと感動的にしたりもできたと思うけど、でもこの映画は、というか、あの兄弟は、あのエンディングが似合ってる。あれでOKだ。
ぜんぜん有名じゃない映画だけど、今ツタヤの新作のところに並んでいるはずなので、見る映画が全然ないって人は、見てみるのもよいかも。
それなりに良い映画だったと思います。
村上ファンドは出てきませんよ。
かわりに、デヴィッド・ボウイが出てきます。
左右の目の色がちがうのを、これほどじっくり見られる映画も珍しいね。
おしまい。
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ホワイト・プリンセス
原題は「First Daughter」。原題でよくないか?
大統領の娘だからFirst Daughter。それでよいと思うんだけど。
主演のケイティ・ホームズが、この映画の主役をやれるほど魅力的じゃない。
というか、この、キャサリン・セタ・ジョーンズを若くしてちょっと不細工にしたような顔は好きじゃないなぁ。キャサリン・セタ・ジョーンズの顔が、ときどき、ものすごく不細工に見える僕としては、この女優さんはさらにダメだった。
ときどき目つきがこわいし。
というか、この役柄にどう感情移入しろというのだろうか。
普通の学生生活をしたい、って言うわりには大して冒険もしないし。
もっとテンポのいい、キュートな女の子がSPの目をかいくぐって恋をするって感じの軽く楽しい映画を期待していたのだけど。
なんだろう、この、どんよりした感じ。
フォレスト・ウィッテカーが監督。
ダメだな。今後彼に監督をやらせる人はいないんじゃないかなぁ。
いくらでも楽しい映画に出来たと思うんだけどなぁ。
残念。
大統領の娘だからFirst Daughter。それでよいと思うんだけど。
主演のケイティ・ホームズが、この映画の主役をやれるほど魅力的じゃない。
というか、この、キャサリン・セタ・ジョーンズを若くしてちょっと不細工にしたような顔は好きじゃないなぁ。キャサリン・セタ・ジョーンズの顔が、ときどき、ものすごく不細工に見える僕としては、この女優さんはさらにダメだった。
ときどき目つきがこわいし。
というか、この役柄にどう感情移入しろというのだろうか。
普通の学生生活をしたい、って言うわりには大して冒険もしないし。
もっとテンポのいい、キュートな女の子がSPの目をかいくぐって恋をするって感じの軽く楽しい映画を期待していたのだけど。
なんだろう、この、どんよりした感じ。
フォレスト・ウィッテカーが監督。
ダメだな。今後彼に監督をやらせる人はいないんじゃないかなぁ。
いくらでも楽しい映画に出来たと思うんだけどなぁ。
残念。
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バビロンA.D.
ヴィン・ディーゼル。
ヴィン・ディーゼルがこういうクソつまらない映画を選んで出ているのか、
こういうクソつまらない映画を作る人にヴィン・ディーゼルがなぜか人気があるのか、
それとも、もうヴィン・ディーゼルのところにくる話は、こういうクソつまらない映画の仕事だけなのか。
とにかく、もう3回も書いたが、クソつまらない。
予想どおりではあったのだが、ここまでとは。
なんか、フィフス・エレメントとマトリックスと、あと2つか3つぐらいの近未来SFを足して、1000で割ったぐらいの、薄ーい、未来に見えねー、映像。
主人公が守る少女が、少女っていうには実はけっこう大人っぽい東欧系顔立ちの女性で、無垢な設定で、スゲー能力持っていて、あっという間にすごい情報を頭にインプットしちゃう、ってところがなんともフィフス・エレメント。
その少女が、弾丸が左右から飛び交う銃撃戦のど真ん中を、ふらりふらりと歩いても、特殊な『神のレベルの』能力を持っているから、死なないっていうのが、マトリックス。ふらりふらりとした歩き方も、この世の普通の人間をぼけーっと見ている感じも、NEOみたい。
あと、まぁ、あの地図とか、暗視カメラの映像が窓部分に映る車とか、グーグルが映像を提供してるとか、NYが新宿みたいにギラギラになってるとか、ほんと中学生の思いつきレベル。
悪い意味で中学生映画。
監督がひどいのであって、ヴィン・ディーゼルが悪いんじゃないかもしれないが、過去3作品ぐらいがあまりにひどいので、もうヴィン・ディーゼルは見ないかもしれないな。
というぐらい、ヒドかった。。。
ヴィン・ディーゼルがこういうクソつまらない映画を選んで出ているのか、
こういうクソつまらない映画を作る人にヴィン・ディーゼルがなぜか人気があるのか、
それとも、もうヴィン・ディーゼルのところにくる話は、こういうクソつまらない映画の仕事だけなのか。
とにかく、もう3回も書いたが、クソつまらない。
予想どおりではあったのだが、ここまでとは。
なんか、フィフス・エレメントとマトリックスと、あと2つか3つぐらいの近未来SFを足して、1000で割ったぐらいの、薄ーい、未来に見えねー、映像。
主人公が守る少女が、少女っていうには実はけっこう大人っぽい東欧系顔立ちの女性で、無垢な設定で、スゲー能力持っていて、あっという間にすごい情報を頭にインプットしちゃう、ってところがなんともフィフス・エレメント。
その少女が、弾丸が左右から飛び交う銃撃戦のど真ん中を、ふらりふらりと歩いても、特殊な『神のレベルの』能力を持っているから、死なないっていうのが、マトリックス。ふらりふらりとした歩き方も、この世の普通の人間をぼけーっと見ている感じも、NEOみたい。
あと、まぁ、あの地図とか、暗視カメラの映像が窓部分に映る車とか、グーグルが映像を提供してるとか、NYが新宿みたいにギラギラになってるとか、ほんと中学生の思いつきレベル。
悪い意味で中学生映画。
監督がひどいのであって、ヴィン・ディーゼルが悪いんじゃないかもしれないが、過去3作品ぐらいがあまりにひどいので、もうヴィン・ディーゼルは見ないかもしれないな。
というぐらい、ヒドかった。。。
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グエムル
ついにポン・ジュノ作品も最後の1作。
もちろん、ばりばり現役の監督だから、今後もたくさんこの人の映画を見られるだろうけど、今出ているのはこの4作。そして、僕にとっては4作目。さいごの1つ。
ああ、ついに最後か、ともったいなく思うぐらい、この監督が好きになってしまっている。
このグエムルという、一見、大作風の、一見娯楽エンターテイメント映画風の、こんな作品でも、この監督が描くのは、泥臭い人間達だ。
とにかく必死で愛する家族を救うために、じたばたともがく不器用で滑稽でまぬけで、そして愛すべき普通の家族。
ハリウッドの大作映画のように家族を救うことはできず、人は思いのほか簡単に人の死に直面させられる。それでも、人はやっぱり必死に生きていく。そしてそこにはまた、新しい人との出会いがある。
そういう、当たり前の、でも、当たり前だからこそ見る者の心を揺さぶる、そんなことをこの監督はじっくりと見せてくれる。
そう、こんな怪物が現れたって、そこにいる人は、国のことなんか考えない。自分の愛する家族のことだけを考えるのだ。当たり前のこと。
次にこの監督が映画を撮るのは1年後だろうか、2年後だろうか、ひょっとして4年後だろうか。
とにかく、僕は、この監督が次の作品を作るのを辛抱づよく待つしかない。
楽しみでしょうがないからだ。
もちろん、ばりばり現役の監督だから、今後もたくさんこの人の映画を見られるだろうけど、今出ているのはこの4作。そして、僕にとっては4作目。さいごの1つ。
ああ、ついに最後か、ともったいなく思うぐらい、この監督が好きになってしまっている。
このグエムルという、一見、大作風の、一見娯楽エンターテイメント映画風の、こんな作品でも、この監督が描くのは、泥臭い人間達だ。
とにかく必死で愛する家族を救うために、じたばたともがく不器用で滑稽でまぬけで、そして愛すべき普通の家族。
ハリウッドの大作映画のように家族を救うことはできず、人は思いのほか簡単に人の死に直面させられる。それでも、人はやっぱり必死に生きていく。そしてそこにはまた、新しい人との出会いがある。
そういう、当たり前の、でも、当たり前だからこそ見る者の心を揺さぶる、そんなことをこの監督はじっくりと見せてくれる。
そう、こんな怪物が現れたって、そこにいる人は、国のことなんか考えない。自分の愛する家族のことだけを考えるのだ。当たり前のこと。
次にこの監督が映画を撮るのは1年後だろうか、2年後だろうか、ひょっとして4年後だろうか。
とにかく、僕は、この監督が次の作品を作るのを辛抱づよく待つしかない。
楽しみでしょうがないからだ。
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マンマ・ミーア
アバの歌だけ使ったミュージカル。
まず、3曲ぐらいかな、知らない曲があった。
こういう企画の映画って、知らない曲があると途端につまらないものだな。
アバって、色んなところで聞かされて育っているので、映画で使われるような有名曲は全部知ってると思っていたが、ダメだったな。
あと、字幕はちょっとどぎつすぎる。
ヤルとかイクとか。
そこまで露骨な日本語にしなくてもいいだろう。
原詩でも、そこまで露骨な言い回しなのだろうか?
せりふのところままだ許せるのだけど、曲の歌詞の字幕は、今後アバの曲を聞くたびに、あのドギツい日本語訳を思い出してしまいそうじゃないか。
そして、無理やり全部の曲をアバの曲にしているために、ストーリーとはちょっとズレた、ちぐはぐな曲も何曲かあった。
この企画だからしかたないとしても、ちょっとなぁ。。。
それと、マネーマネーマネーみたいに、超有名曲だからどうしても入れないといけなくて無理に入れたけど、結果として映画全体から見ると無駄というか、映画全体のトーンからは浮いた感じになってしまったところもあったな。
あのお母さん、そんなお金お金って思っていそうもないわけだから。
ま、それ意外は、まぁ、ハッピーなミュージカル映画だったな。
みんなそれぞれの幸せを見つけるエンディングは良かったね。
結婚すると2人で冒険の旅には出られないのかな?
あそこで結婚しちゃっても良かったんじゃないの?
まいっか。
おしまい。
さ、寝よう。
まず、3曲ぐらいかな、知らない曲があった。
こういう企画の映画って、知らない曲があると途端につまらないものだな。
アバって、色んなところで聞かされて育っているので、映画で使われるような有名曲は全部知ってると思っていたが、ダメだったな。
あと、字幕はちょっとどぎつすぎる。
ヤルとかイクとか。
そこまで露骨な日本語にしなくてもいいだろう。
原詩でも、そこまで露骨な言い回しなのだろうか?
せりふのところままだ許せるのだけど、曲の歌詞の字幕は、今後アバの曲を聞くたびに、あのドギツい日本語訳を思い出してしまいそうじゃないか。
そして、無理やり全部の曲をアバの曲にしているために、ストーリーとはちょっとズレた、ちぐはぐな曲も何曲かあった。
この企画だからしかたないとしても、ちょっとなぁ。。。
それと、マネーマネーマネーみたいに、超有名曲だからどうしても入れないといけなくて無理に入れたけど、結果として映画全体から見ると無駄というか、映画全体のトーンからは浮いた感じになってしまったところもあったな。
あのお母さん、そんなお金お金って思っていそうもないわけだから。
ま、それ意外は、まぁ、ハッピーなミュージカル映画だったな。
みんなそれぞれの幸せを見つけるエンディングは良かったね。
結婚すると2人で冒険の旅には出られないのかな?
あそこで結婚しちゃっても良かったんじゃないの?
まいっか。
おしまい。
さ、寝よう。
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ほえる犬は噛まない
主人公がカラオケで歌う歌がフランダースの犬の主題歌っていう…。
冒頭のシーンから、主人公はゴミをきっちり分別して出す真面目な、ふつうならばかなり良い人に分類される人だっていうのが描かれているのもうまい。
生真面目であるからこそ、ルールを守らず犬を飼っている人が許せないし、そのうるさい鳴き声も許せない。うまい。
あの、団地の管理事務所で働いている女の子もキャラが素晴らしい。
いや、その友達のキャラと、そして2人の関係がなんとも良い。
インスタントラーメン食いたくなった。
主人公とその奥さんとの関係もなんとも言えず良いなぁ。
あるある~、と言うとウチがあんな風かと思われそうだが、いや、あそこまでではなくても、まぁけっこう基本対等の関係であれば、つまり平均を取ると対等なわけで、あるタイミングではあんな感じであるところもあるわけですよ。
ましてや、あの奥さんは妊娠中だから、どうしても、夫はいろいろと言うことを聞いてあげないといけない立場になるし。
あのトイレットペーパーのところがいいなぁ。
転がるねぇ。あれ、何度撮りなおしたんだろう。一発であんなにうまく転がるわけがないから、そうとう撮りなおしたのかな。
最後がいいな。
うん、好きだな、この終わりかた。
主人公はちゃんと罪を打ち明けた。
けど、あの子は気付かなかった。
だからいいじゃないか、と。
ちゃんと打ち明けたんだから、だからいいじゃないか、と。
あの子にとっても、気付かなくてよかったはずだ。
なにも全て本当のことを知る必要はない。
テレビには出られなかったけど、でも少なくともこの男性にとってはわたしはヒーロー。その男性の正体を知って、怒り狂う必要はないだろう。
全ての人が、それぞれにいろいろとごちゃごちゃした事情を抱え、けっして根っからの善人がいるわけでもなく(あの女の子だって車のサイドミラーを…)、それぞれの人生が交錯し、そしてちょっとしたドラマが生まれる。
やっぱりこの監督はなかなかすごい。
デビュー作にして、これか。
さあ、いよいよあと1本。次はグエムルか。
楽しみだ。
冒頭のシーンから、主人公はゴミをきっちり分別して出す真面目な、ふつうならばかなり良い人に分類される人だっていうのが描かれているのもうまい。
生真面目であるからこそ、ルールを守らず犬を飼っている人が許せないし、そのうるさい鳴き声も許せない。うまい。
あの、団地の管理事務所で働いている女の子もキャラが素晴らしい。
いや、その友達のキャラと、そして2人の関係がなんとも良い。
インスタントラーメン食いたくなった。
主人公とその奥さんとの関係もなんとも言えず良いなぁ。
あるある~、と言うとウチがあんな風かと思われそうだが、いや、あそこまでではなくても、まぁけっこう基本対等の関係であれば、つまり平均を取ると対等なわけで、あるタイミングではあんな感じであるところもあるわけですよ。
ましてや、あの奥さんは妊娠中だから、どうしても、夫はいろいろと言うことを聞いてあげないといけない立場になるし。
あのトイレットペーパーのところがいいなぁ。
転がるねぇ。あれ、何度撮りなおしたんだろう。一発であんなにうまく転がるわけがないから、そうとう撮りなおしたのかな。
最後がいいな。
うん、好きだな、この終わりかた。
主人公はちゃんと罪を打ち明けた。
けど、あの子は気付かなかった。
だからいいじゃないか、と。
ちゃんと打ち明けたんだから、だからいいじゃないか、と。
あの子にとっても、気付かなくてよかったはずだ。
なにも全て本当のことを知る必要はない。
テレビには出られなかったけど、でも少なくともこの男性にとってはわたしはヒーロー。その男性の正体を知って、怒り狂う必要はないだろう。
全ての人が、それぞれにいろいろとごちゃごちゃした事情を抱え、けっして根っからの善人がいるわけでもなく(あの女の子だって車のサイドミラーを…)、それぞれの人生が交錯し、そしてちょっとしたドラマが生まれる。
やっぱりこの監督はなかなかすごい。
デビュー作にして、これか。
さあ、いよいよあと1本。次はグエムルか。
楽しみだ。
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