百万円と苦虫女

蒼井優。
月とチェリーのタナダユキ監督。

うーむ、この世の中の「生きづらさ」がすごくつまってる。
最後だけは、救いになっているけど、だけどなぁ。。。

そもそも、こういうそれぞれの土地で色んな人と出会い…、っていうスタイルって、ロードムービーっぽいと言えばぽいけど、でもこの映画はロードムービーじゃないだろう。
ロードムービーの楽しさって、やっぱり車を運転している時の映像だったり、車という狭い空間に2人とか3人が押し込められて、そのために仕方なく互いの個性と向き合わないといけない、だからこそ本音が出るし、そこで主人公達はやっと心を開き、そして心を開いた相手をどうにか受け入れるか、逆にどうしても受け入れられなくてドラマが生まれる。そういう中での主人公の成長だったりが見られるってのが、まぁ、いわゆるロードムービー。
そこにはやっぱり車が必須な気がする。

この映画の場合、主人公がただ電車やバスに乗り、各地をひとりで転々とするだけだから、ロードムービーの面白さは全くない。

じゃあ、主人公の成長が描かれているのかっていうと、海の家と桃農家では、ただ嫌なことがおこっただけで、主人公の成長とか、主人公が何かに気付くとか、主人公が自分を見つけるとか、そういうことが何もおこらない。

もっと言えば、海の家と桃農家のエピソードはこの映画にとって全く不要だ。
なんだ、これ。
そもそも映画と言えるのか?

蒼井優の自然な演技を見るためだけの映像。もはや映画としての楽しさなんて何もない。
僕は蒼井優の演技を見ていたい人なので、まだ楽しめたけど。

あ、あと一点だけ、ピエール瀧の演技が光ってた。すげー。この人、演技うまい!!


海の家と桃農家をばっさり切って最後のだけにするか、いや、それだとこの映画ではなくなってしまうか。

海の家と桃農家でもちょっとずつ主人公が成長していって、その成長が最後のエピソードにちゃんとつながっているっていうストーリーにすべき。
ちゃんと考えろよ。
誰かの日常をただただ描くのって、それは映画じゃないよ。

おしまい。
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