江利チエミファンのひとりごと

江利チエミという素晴らしい歌手がいた...ということ。
ただただそれを伝えたい...という趣旨のページです。

あの歌... ③母さんにさわってみたい

2005年06月21日 | 江利チエミ(初期記事・本編)
1964年10月発売のEPです。

江利チエミにしては珍しい...というか「この1曲だけ」ではないでしょうか?
自己陶酔的歌唱を残しています。

♪どうしてだか わたしのとこにいない 母さん...
亡き母「谷崎歳子さん」と「江利チエミさん」のことをあきらかに歌っている曲です。
公私混同的なことの嫌いなチエミさんだったと思います。
ゆえに..珍しい楽曲です。
同じタイプの曲を例えれば...美空ひばり「悲しい酒」、雪村いづみ「オー・マイ・パパ」「約束」...自己の世界に浸って歌うという「ドラマティック」な唱法で歌われているのです。

想像するに「感極まってしまった」のかも知れません。情感を込めて歌う...という枠には収まらなかったように感じます。
江利チエミが...!ってこの曲を聴いた時に(最近聴くことが出来たので尚更の事)驚きを感じました。

チエミさんには「この唱法」もあったんだな...と思いましたが、この「自己陶酔型」な歌唱はチエミさんは他では使わなかったと思います。

この1曲だけに聴くことが出来る...江利チエミの泣き節であります。

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