江利チエミファンのひとりごと

江利チエミという素晴らしい歌手がいた...ということ。
ただただそれを伝えたい...という趣旨のページです。

◆ 越路吹雪さんと江利チエミさん 前章/twigさんのコメントをうけて...

2013年05月11日 | 江利チエミ(続編)

2006年2/9の記事
「チエミさんの青春」より...

>江利チエミさんは高倉健さんと婚約前、越路吹雪さんの旦那様と後になられる内藤法美さんにお熱だった...ということがつたえられています。

越路さんといえば、その前に「命がけで愛した男性」がいました。東宝の舞台演出家であった真木小太郎...マイク真木のお父さんです。
病気で奥様を亡くして、男手一人で息子/のちのマイク真木さんを育てていた...そんな彼の元に、若い越路さんは足繁く通います。
しかし、真木氏は「君には若くてもっとすばらしい人がいる」と突き放してしまうのです。その後、越路さんは年下の作曲家内藤法美氏と結婚します。
生涯の音楽でのパートナーを得たという点でも、越路さんは幸福だったと思います。

チエミさんは「優しそうな色男」が好きだった...
    思いっきりの「面食い」だったそうです。
美空ひばりさんと「バンドごと取り合いした」と言われる小野満さんですが、これはどうも違うようです。
小野さんは結構プレーボーイだったのだとか... それでどうもチエミさんは...???
チエミさんは友好的に、ひばりさんへミュージシャンとしての小野さんを紹介したのだそうです。

そして、もう一人... チエミさんには大好きな人が居られたそうです。その方は... ビデオかDVDで『ロマンス娘』をお持ちの方は確認できます。
「なつかしのリスボン」を歌う場面... 2コーラス目に赤いドレスに替わったチエミさんとダンスで絡む男性ダンサー...当時の日劇ダンサーの花形だった方です。
その方のことも「お気に入り」だったそうです。
32年/映画「踊る不夜城」のグレンドーラの場面でも共演しています。

フムフム...確かに皆さん「あんまり男くさくない繊細で優しそうな二枚目」です。高倉さんもデビュー当時は後の仁侠映画など想像できない「蒼白い感じ」がします。

男は顔じゃない!...のにな---!!(自爆)

>内藤 法美(ないとうつねみ)さんのこと
(越路吹雪さんのHPより引用させていただきます。)
>昭和4年11月16日東京生まれ。作曲、編曲家。
昭和21年、旧麻布中学4年修了。同窓生にフランキー境、小沢昭一、加藤武、仲谷昇さんらがいる。その後、旧制一高にすすんだが大学進学をやめて音楽家となり、昭和26年、東京キューバンボーイズにピアニスト兼編曲家として入団、活躍。昭和33年、作・編曲家として独立した。
昭和34年、越路吹雪と結婚、おしどり夫婦として知られ、昭和55年に越路が亡くなるまでそのリサイタルやディナーショーの構成、作、編曲、指揮なども手掛た。
また、特にブロードウェイ、オリジナルを問わず、ミュージカルの代表的な音楽監督としても活躍。
代表作に、トワ・エ・モアが歌ってヒットした「誰もいない海」、オリジナル・ミュージカル「青い鳥」の作・編曲などがあり、また、ミュージカルの「ピーターパン」の音楽監督・指揮を昭和56年の初演より昭和62年の7年目まで、勤めた。
昭和63年7月9日死去。

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2006年2/16の記事
「安倍寧さんの著作から」より

>私は「全面的に」内藤法美さんの編曲が素晴らしいとは思っていません。
江利チエミものにも「どうも難解だな---」とか「イメージじゃないなぁ」というものが多くあります。また、越路さんのミュージカル・リサイタルが後半「マンネリ化」したのと「越路さんのよさを本当に出し切ったのか?」という部分では、疑問視している部分があります。
しかし、江利チエミさんにも「越路さんに内藤さんが居てくれたように」...と思っていた部分がありました。

しかし... この考え通説にも「疑問?」が生じました。
『ショウ・ビジネスに恋して(著/安部寧さん)』という本を(これもご好意でお貸しいただいたものですが)読んだからです。

安部さんは江利チエミが信頼していた音楽評論家です。チエミさんの「証言」もあるので、少々亡くなったかたの悪口にもなってしまうのですが、あえて書き込みしてみます。
チエミさん---内藤さん---越路さんあたかも内藤さんが両天秤にかけていたらしき(みなさんが亡くなったあとの)TV番組の報道にも???が点灯します。
内藤さんはどうもチエミさんとの仲が消滅してから越路さんに...ということが書かれています。安部さんの著作曰く...(この本には、越路さんの死後にチエミさんが個人的に語ったことも引用されています。)

●内藤氏はチエミさんの留守中も久保家(チエミさんの家/千駄ヶ谷)に出入りしていた。
●ふたりは結婚するつもりになっていた。 しかし、あるきっかけで二人の距離は離れる...
●江利チエミさんの父君は、(おそらくは、内藤さんがどういう人物か見極めるため+また、本当に結婚するのならば、スター/江利チエミの相手に箔をつけさせるためか...)久保家が金を提供するので結婚する前に内藤さんにアメリカへの1年間の音楽留学のお膳立てをした。しかし、プライドの高い内藤氏は屈辱されたと烈火のごとく怒り、チエミさんに当たったのだと... オレはこじきじゃない!それでチエミさんも「むしろ、アタシ、気持ちが吹っ切れた!すうっと気持ちが冷めていったの。」と安部さんに語っていたそうです。
そして、チエミさんの気持ちは熱心にアプローチを続ける高倉健さんに傾倒して言ったのではないでしょうか??

安部氏曰く、内藤さんは「人格者ではなく、後輩からも慕われていない人間」とかなりの酷評をしています。 越路さんを「音楽的にもかなり画一的にし」また実際に「夫を立てることに終始して神経をすり減らし結果的に胃癌で亡くなる」という結果を招いたのでは...ということが、かなり手厳しく書かれています。
本の中で、江利チエミ30周年全国縦断のスタート「札幌の楽屋」で、誰もいない2人だけの会話で...
>チエミさん「オネエさん(越路さん)が死んじゃったワネ」 安部「内藤が殺したんだ」 チエミさん「アタシもそう思う」...という記載があります。
チエミさんと安部さんには「親しくなければわからない越路夫妻の事情」を知っていたのでしょう。
また、生涯チエミさんは越路さんとはいい関係だったのです。チエミさんは越路さんを「オネエさん」と呼び慕っていました。 
もし内藤さんと取り合った恋敵だったらそんなワケにはいかなかったでしょう。
また、こんなエピソードも綴られています。越路さんが巡業先の静岡からチエミさんの自宅に電話で... 「アタシ つねみさんと親しくなってしまったの。ごめんなさい...」と報告と謝罪があったのだということです。
この段階ですでに江利チエミのなかには内藤さんは居なかったのでは??...と思うのですが。(ある程度の「平行時期」「交錯時期」はあったでしょうけれど...) 私はこの「安部先生の著作」のほうに信憑性を感じますが... どうでしょうか?

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舞台「越路吹雪物語」でも、暗に「内藤さんとの結婚は本意ではなかったのでは?」ということ、「内藤さんという人の人間性にはかなりクエッションマークがつきそうだ」ということが見え隠れします。岩谷時子さんと越路さんを引き離そうとしたり...


>安倍寧(あべやすし)先生/音楽評論家
現在、エイベックス・グループ・ホールディングス株式会社顧問ほか音楽業界の要職を務める。特にジャズ、ポップス、ミュージカルに強い。シナトラもビートルズもブロードウェイ『CATS』も、リアルタイムで見聞きしてきた。趣味は美味探究。きょうも優れた音楽、舞台、おいしい料理を求め、世界中を飛び回る。著書に『VIVA!劇団四季ミュージカル』(日之出出版)、『ショウ・ビジネスに恋して』(角川書店)他。
生年月日
    1933年5月21日生まれ

さて越路吹雪さんのことはあえてここでは掲示するまでもないと思います。
ウィキペディアさんの彼女のページは...
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B6%8A%E8%B7%AF%E5%90%B9%E9%9B%AA
  ↑
 こちらです。


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2 コメント

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Unknown (twig)
2013-05-17 18:22:21
越路さんといえば、今話題になっている宮沢りえさん。
わずか三日ほどで全せりふを覚えたとか。
でも、今も語り草になっているのが、舞台「メイム」を成功させたいづみさん。骨折して休演となった主役の越路さんが、私の代役はトンコしかいないと白羽の矢をたてて、わずか四日後には幕を開けたのですから、いづみさんはすごかった。せりふだけでなく、歌にダンスに、主役だからずっとでずっぱりだったのですから。たまたま初日に都合が悪くなったチエミさんが、チケットをいづみさんにあげて、舞台をみていたからよかったのだと、あとでいづみさんが語っておられました。
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レス遅れてすいません。 (う--でぶ)
2013-05-24 20:34:52
すいません...
仕事も忙しかったり、体調崩したり...で。。。

いづみさんはこのこと自叙伝でも書かれていますね。
でもホントに不思議な話ですね!
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