お座敷唄:俗曲「さのさ」は昭和33年、ジャズ歌手:江利チエミさんによってレコーディングされました。
昭和33年紅白歌合戦で歌われ、翌年に大ヒットしました。
「さのさ」のヒットチャート順位は以下の通り...
集計日付 | 順位 |
昭和34年1月 | 4位 |
昭和34年2月 | 3位 |
昭和34年3月 | 3位 |
昭和34年4月 | 2位 |
昭和34年5月 | 4位 |
昭和34年6月 | 3位 |
※『ミュージック・ライフ』日本吹込ポピュラー・レコード部門ランキングより
はじめ2番は男歌の歌詞で吹き込まれましたが、日劇の江利チエミショウなどで芸者姿で1番の女歌から2番の男歌に展開していく振り付けなどの不都合もあったのか、のちにすぐ2番も「好きなのよ・・・でも寂しいのよ」の女歌歌詞で歌われるようになりました。
昭和33年初版盤
昭和33年/新宿コマ 紅組司会/黒柳徹子さんによる紅白歌合戦でそれまでずっと「カバー曲」で出場していた江利チエミさんはこの年レコーディングした「さのさ」を披露しました。
黒柳:日本一の民謡歌手の登場です! 曲目はアレです...
(のぼり...というかおそらく会場はじに垂れ幕が下りて、そこに「ご存知!さのさ節」と書かれていた...という記述が残っています)
顔を袖で隠し、日本髪の女性が登場...
顔を見せる... 会場がわ---っと沸く!
NHKアナウンサー:江利チエミさんです... という登場だったそうです。
そしてそのときのチエミさんの応援が翌年挙式をあげられる高倉健さん... だったわけです。