このときの「様子」をチエミさんは確かラジオで51年ころに語っていました。
内容は以下のようなものでした。
>レコーディングの時は、ドラムとギターだけで、あとから演奏をかぶせて行った。
>チエミさんがレコーディングしたスタジオのスタジオミュージシャンはみんな楽譜が読めず、日本から一緒に行った作曲家がピアノで主旋律を弾くと、それぞれに自分だけに分かる符丁(アルファベットとか数字とか・・・ 江利チエミさんも初期に蓄音機から音を聴いて+や-といった符号をつけて覚えていたようですから、コレ...共通点ですね。)でメロディやコードをメモしていった。
>その後いきなりセッションになって、皆がそれぞれに、その曲にふさわしいと思うインプロビゼーション(即興で弾くこと/「アドリブ」とは適当に弾くことでちょと違う)でフレーズを弾き始めて、ディレクターとの共同作業でテイクを重ねていくことでバッキング(伴奏/カラオケ部分)が出来上がっていった。 ・・・こういった内容だったと...
不思議な録り方するな---って思ったワ!・・・というこのラジオ番組でのチエミさんのフレーズがさっきまた突然甦りましたので掲示しました。(笑) 46年発売18曲入りLPです。
オリジナルは3曲/新妻に捧げる歌・ひとり泣く夜のワルツ そして新曲の「旅立つ朝(あした)」が収録されました。A面は他にテネシー...などのポップス・ヒット/B面は、さのさ・おてもやん...といった俗曲/民謡が収録されています。
この「旅立つ朝/明日に生きる女」EPについては、本編/江利チエミ あの歌(5・6)でも掲示していますので、あわせて読んでみてください。
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そうなんですか!?
ドラムとギターとチエミさんのヴォーカルだけのトラックに演奏を重ねていったんですか。
最小単位の演奏で歌ったテープから、各ミュージシャンがイメージを膨らませて肉付けしていくという手法。
チエミさんの手を離れてから作品がどんどん変貌していくということですから。
一発録り、ビッグバンドとの一体感を信条としたチエミさんにとっては、さぞ不思議な光景に見えたことでしょう。
そういえば、映画「エルビス・オン・ステージ」でも『二十昼夜』という曲のスタジオ・レコーディグがそうでした。
私は初めてそれを見てびっくりでした。
エルヴィスの場合、その肉付けする前のスッピン・トラック(ドラム+ギター+歌)が数多く残っていてCD化されています。
チエミさんのスッピン・トラックも是非聴いてみたいものですね。
この「ラジオ」は、多分司会がチェリッシュ夫妻のFMの番組だったと思います。
せっかくロスまで行ったのに「録音しにくかった」...って言ってたと思います。
やっぱり「ビッグバンドとの一体」が江利チエミ・スタイルだったのでしょうね!
この「ラジオ」の記憶...少し甦ったのでまた掲示しますね!