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江利チエミファンのひとりごと

江利チエミという素晴らしい歌手がいた...ということ。
ただただそれを伝えたい...という趣旨のページです。

◆ 八木節

2012年05月02日 | 江利チエミ(続編)

最後に出演した紅白で歌った曲は、昭和43年の「八木節」。 
  紅組の伴奏は、原信夫とシャープス&フラッツでした。

八木節とは?(世界大百科事典・平凡社より引用)
>民謡。栃木県足利郡御厨町字八木(現、足利市)から出た名称。江戸時代に例幣使街道にあたってた旧八木宿でおこなわれた盆踊りで、もと越後の「新保広大寺くずし」の口説節が土着したもので、八木宿に近い山辺村堀込(現、足利市)に、通称堀込源太(本名 渡辺源太郎)という馬方の美声がこれをひろめたといわれる。大正の中期以降レコードによって全国的なものとなった。はじめ 樽(たる)を縦にしてその鏡や胴をたたいて篠(しの)笛などを伴奏としたが、後には 大鼓(おおかわ)や鉦(かね)などを加え、にぎやかな陽気なものとなった。なお、群馬県佐波郡玉村町には、古来「横樽音頭」と「縦樽音頭」が盆踊歌としておこなわれ、 ことに縦樽音頭は源太の八木節の影響をうけて、八木節というようになった。(中略)その歌い出しは「アアー、さても一座の皆様方よ、わしのようなる三角野郎が、四角四面の櫓(やぐら)の上で、音頭とるとははばかりながら、しばし御免を蒙りまして、何か一言読み上げまする、文句違いや仮名間違いは、平にその儀はお許しなされ、許しなされば文句にかかるオーイサネ」 というのではじまる。

八木節には「いろいろなパターン」があります。

「上州八木節」
  上州湯どころお山が招く
  招くお山にはた音ひびく
  名所名物数あるうちの
  ところどころを気の向くままに
  笛や太鼓の音にのりまして
  上州八木節読み上げまする
  聞いてお帰り荷物にゃならぬ

「桐生八木節」
  赤城浅間を両手にだいて
  流れふたすじたすきにかけた
  ここは群馬の東の都
  筬のひびきで朝日がのぼる
  今は日本のすみずみまでも
  桐生織物その名は高い
  さあさみんなで八木節音頭

「五郎正宗」  
  国は相州 鎌倉おもて
  雪の下にと住居をなさる
  刀かじやの行光こそは
  玄関かまえの建物造り
  さても立派な かじやであれば
  弟子は日増にふえ行くばかり
  今日はお盆の 十六日で

フレーズごとに行を変えて書きました…というのも、江利チエミさんの八木節で馴染んでしまった私は、
正調の「民謡を聴く」とどうも「尻切れトンボ」に思えてしまうのです。

洋楽にアレンジしているため「ちゃんとメロディラインに起承転結がある」江利チエミ版は、掛け声を除き7行で終わる正調より行数が多いのです。

「チエミの八木節」
  ちょいとでました三角野郎が
  四角四面の櫓の上で
  音頭とるとはおおそれながら
  暫し御免をこうむりまして
  何か一言読み上げまする
  稽古不足でおぼつかないが
  平にその儀はお許しなされ
  許しなされば文句にかかるぜオ--イサネ

「許しなされば文句にかかるぜオ--イサネ」の部分が多い...

斜め文字の8行目の部分がチエミさんバージョンは正調に比べ多いのです。

>音頭とるとははばかりながら、しばし御免を蒙りまして、何か一言読み上げまする
文句違いや仮名間違いは、平にその儀はお許しなされ、許しなされば文句にかかるオーイサネ」 というのではじまる。


※--->江利チエミっさんの八木節は、西欧音楽的に考えてブツっと途切れてしまうもともとのメロディラインを、文句違いの別パターンとスタンダードなバージョンの歌詞ミックスで長くした...のではないのだろうか??
    あくまでも「推測」ですが、私はずいぶん前からそう思っています。

江利チエミ・八木節
 サムネイル http://www.youtube.com/watch?v=F5z036yMhJU


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2 コメント

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ヒフミヨは天岩戸の祝詞かな (三文字(i e π)寄れば文殊のヒフミヨ)
2024-09-04 14:42:33
 ≪…三角野郎…≫で、数学の基となる自然数(数の言葉ヒフミヨ(1234))を大和言葉の【ひ・ふ・み・よ・い・む・な・や・こ・と】の平面(カタチ)からの送りモノとし、そして数学の送り返して来たモノと観タイ・・・
 この情景は、昭和歌謡本歌取りとの記事を見つける。

「愛のさざなみ」の本歌取り

[ i のさざなみ ]

この世にヒフミヨが本当にいるなら
〇に抱かれて△は点になる
ああ〇に△がただ一つ
ひとしくひとしくくちずけしてね
くり返すくり返すさざ波のように

〇が△をきらいになったら
静かに静かに点になってほしい
ああ〇に△がただ一つ
別れを思うと曲線ができる
くり返すくり返すさざ波のように

どのように点が離れていても
点のふるさとは〇 一つなの
ああ〇に△がただ一つ
いつでもいつでもヒフミヨしてね 
くり返すくり返すさざ波のように
さざ波のように

[ヒフミヨ体上の離散関数の束は、[1](連接)である。]
(複素多様体上の正則函数の層は、連接である。)

数学の基となる自然数(数の言葉ヒフミヨ(1234))を大和言葉の【ひ・ふ・み・よ・い・む・な・や・こ・と】の平面・2次元からの送りモノとして眺めると、[岡潔の連接定理]の風景が、多くの歌手がカバーしている「愛のさざなみ」に隠されていてそっと岡潔数学体験館で、謳いタイ・・・
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[言葉の量化]と[数の言葉の量化](「言語の本質」) (歌謡の本歌取りシリーズ)
2024-09-10 16:10:43
 ≪…江利チエミっさんの八木節…≫を、数学の基となる自然数(数の言葉ヒフミヨ(1234))について大和言葉の【ひ・ふ・み・よ・い・む・な・や・こ・と】による本歌取りで身に着ける・・・

 ♪♪♪ ♪♪♪ ♪♪♪

 ヒフミヨは△廻し□なる

アー
ちょうと出ました 三角野郎が
四角四面の櫓の上で
音頭取るとは 恐れながら
しばし御免を こうむりまして
何か一言 読みあげまする
稽古不足で覚束ないが
平にその儀は お許しなされ
許しなされば ヒフミヨかかるで
オーイサネ

大和言葉のヒフミヨは
度胸すぐれた△野郎
〇泣かせの回転体で
取っておさえて三点ふかせ
今宵かぎりと〇から消える
ここにあわれはπと一よ
〇の形見のnを背負い
ひふみよいむなやこと
オーイサネ

聞いておくれよのろけじゃないが
逢うた初めはひと目で惚れて
思い込んでる〇の一
昼はまぼろし夜は夜で夢に
見ると云うても覚めればπ
一生他人にならないように
早いところで都合をつけて
そわせたまえや 〇と△
オーイサネ
返信する

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