江利チエミファンのひとりごと

江利チエミという素晴らしい歌手がいた...ということ。
ただただそれを伝えたい...という趣旨のページです。

◆ ホワイト・クリスマスの謎 (Xmas特集 Ⅴ )

2015年12月05日 | 続・江利チエミ(初期記事・後編)

楽曲「ホワイト・クリスマス」ははじめ、1942年MGM映画「ブルー・スカイ」でテーマとして使用され、そして1954年パラマウント映画「ホワイト・クリスマス」で使われ、多くの人々に愛唱されるようになりました。

 映画『ホワイト・クリスマス』
監督 マイケル・カーティス
出演) ビング・クロスビー/ダニー・ケイ/ローズマリー・クルーニー...

(あらすじ) 1944年、戦場のクリスマス・イブで151師団は束の間のクリスマス・ショーを楽しんでいた。歌うのは有名な歌手のウォレス大尉。師団を率いるウェイバリー少将はこの日、去ることになっていた。部下に慕われた少将の勇退を部下たちは起立して見守る。 戦後、戦友のデイビスと組んでウォレスはさらに人気のある歌手になっていた。ある日、元戦友の妹というベティとジュディのヘインズ姉妹と出会い、ひょんなことから彼女たちがステージに出演するヴァーモントのホテルにやってくる。しかし、クリスマスの時期だというのにもう68日間も雪が降っていないというヴァーモントは観光客もまばらで、ホテルも閑古鳥が鳴いていた。さらにびっくりしたことにこのホテルの経営者は、戦時中の上司ウェイバリー少将だった!何とかホテルに人を呼ぼうと、ウォレスたちは大がかりなショーを計画する。一方で、ウォレスとベティの間にはほのかな愛情が芽生えていたが、ショーの宣伝に将軍を利用したものと誤解しベティはニューヨークに去ってしまう。ウォレスは人気テレビに出演して、かつての戦友たちに少将のホテルに集うように呼びかけるのだが・・・。 クリスマス当日、ボブ以下一同は軍服を着て将軍と対面した。 そこへ誤解のとけたベティも駆けつけた。 折りから降り出した雪のなかに「ホワイト・クリスマス」のショーが幕を切っておとされた。 そして、ボブはベティと、フィルはジュディと抱き合った。

この映画... 歌が先行していて「案外と内容を知らない人が多い」のではないでしょうか?? 戦時中の軍隊の中の上官と部下たちの友情物語で、「アメリカ軍万歳!!」みたいな内容であったりもします。

この映画とオーバ^ラップする映画が私にはあります...
『南の島に雪が振る』
1961年、東京映画の作品です。(配給は東宝)

(配役) 加藤軍曹 /加東大介 鳶山一等兵/伴淳三郎 篠崎曹長 /有島一郎 前田一等兵/西村晃 叶上等兵 /大江俊輔 北川上等兵/佐原健二 塩原上等兵/和田孝 間島上等兵/中原成男 青田上等兵/渥美清 小野上等兵/上田忠好 斉木兵長 /加藤春哉 大沼一等兵/桂小金治 立岡上等兵/立岡光 村田大尉 /織田政雄 浅川中将 /志村喬 小林少佐 /三橋達也 杉山大尉 /細川俊夫 森大尉 /森繁久彌 二木上等兵/三木のり平 坂田伍長 /フランキー堺 小林伍長 /小林桂樹

ストーリーは(記憶ゆえ)おぼろげですが、南方の戦場... もう日本の敗戦色がつよくなっていたころ... 傷病兵をかかえる野戦病院... 死期迫る同胞の「雪が見たい!」という望みのため奮闘する軍人の姿を描いたものだったと思います。

おそらく私がこの映画を「同時にリバイバル」で見た...のでしょう。 設定、国民性こそ違え「同じような映画」としてインプットされています。
しかし、子どもながらに『戦勝国の肯定的なスタンス』と『敗戦国の反戦思想が見え隠れする』スタンスの大きな違いのようなものを感じていたようにも思えます。

いづれにせよ、雪/ホワイト・クリスマス... は、幸せの象徴であることに変わりはありません。

※特出すべきことは、江利チエミ盤「ホワイト・クリスマス」は、1953年(昭和28年)のリリースであるということ。
映画によって「リバイバル・ヒット」する前に、戦前のアメリカのスタンダード・ナンバーとして歌った...ということになるのだと思います。 映画による世界的な大ヒット前ゆえにチエミ盤は「日本語訳詩」で歌われることができたのかも知れません。

◆夜の山手・外人墓地前 どこもかしこもライトアップブーム...ですが、これって地球に優しくない...のでは??と不安になってみたりもします。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。