日伊相互文化普及協会

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第14期短期イタリア留学報告 ウンブリア州 【アグリトゥリズモ・ロカンダロサーティ】10月7日(土)

2006-11-07 17:44:36 | Weblog
ロカンダ・ロサーティはスローフード協会オルヴィエート会長ルイーサ、ウンブリアアグリトゥリズモ会長ジャンピエロ夫妻の経営。オルヴィエートの郊外にある。
本物を扱う機関紙、ガンベロロッソが絶賛し、スローフード協会のローマの総裁やカルロ・ペトリーニ会長もよく訪れる。
ロカンダのレストランではシェフ、パオロの育てた、無農薬、自然育成の自家製食材を使用。
部屋のドアには木彫りの動物が掛けられていて、番号はない。キーホルダーも木彫りの動物。ヤマアラシや狸などは見分けが簡単だが、狐とウサギは時々間違えられる。


テッツッチョで遊び、トスカーナ食材店でつまみ食いをしていて、オルヴィエートに向かったのが予定時間を過ぎていたが高速道路が空いていた。
途中で「今どこだ」とジャンピエロから電話が入る。みんな首を長くしてまってるという。
ライトアップされたオルヴィエートのドゥオーモが見えてきた。あの下は38年も昔に作られたワインの保管のための洞窟になっている。カビの生えた壷が保管されていてひじょうに貴重なため、また足場も険しいので街の人たちも入れてもらえない。しかし管理者と親しくしているので我々だけは入れてくれる。

ロカンダに着いた我々の声を聞きつけてパオロとグッパル、スッキが厨房から飛び出してきた。ジャンピエロのドスドスという足音も近づいてくる。
「やあ、いらっしゃいっ」「また、来てくれたね」「君は始めてかい?」「ボンジョルノー」
と一気ににぎやかに。
ルイーサはスローフード祭の準備のために、今夜は遅くなるので街にある家に泊まる。
会えるのは明日かな。
部屋に入ってちょっと休んでから夕食。ロカンダのみんなも席に着く。
「今日は野菜料理よ」というと「え、肉ないの?」と浜田さん。
着いてからハムやサラミやソーセージ、鶏や鶉、鴨などお肉を食べまくってきて、みんなは野菜が食べたい、お肉はなくてもいい、などと言っていた。私はさっきのジャンピエロからの電話で「野菜料理をいっぱい作って、肉いらない」と言ったのだ。
どうしてもお肉が食べたいと言う浜田さんに牛肉をソテーしてもらった。
みんなは牛肉に眼をくれず、バジルのタリアテッレ、カポナータ、野菜のフリット、焼き野菜、スペルト小麦のサラダなどをおいしいおいしいと食べた。

夕食後はゆっくりと食後酒タイム。興が乗ってきた潤子さんが大窪さんの持ってきた小林音頭をかけようと言う。蒲生さんが踊り始める。蒲生さんはジャンルーカを引っ張り込む。野崎さんも立つ。野崎さんに誘われたジャンピエロは踊り方が分からないので社交ダンスにアレンジして、野崎さんを抱えて踊った。パオロは大笑いで厨房へ引っ込んだ。グッパルとスッキはゲラゲラ笑いながら踊っている。
荏原君は外へ逃げ出した。
Emi
(ロカンダ・ロサーティ http://www.h6.dion.ne.jp/~uc-japan/ のアグリトゥリズモのページへ)

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