日伊相互文化普及協会

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エノテカ・ディ・シチリア

2007-12-17 14:48:30 | Weblog
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魚市場で遊んだらお腹が減りました。
で、楽しみにしていたエノテカへ。
フェデリコとフェデリコのお父さんのアルドが待っていました。
フェデリコは早速Zibibboの白を抜きました。





料理は全てシチリアの伝統的な料理です。
前菜はチーズの盛り合わせ。フィオーレ・シカーノとラグサーノ、カプラのチーズ、ジャム添えです。
フィオーレ・シカーノにはオレンジのジャム、ラグサーノには木苺、カプラには葡萄のジャムがよく合います。
ラグサーノチーズは6ヶ月熟成させたものが一番美味しいそうで、これはその6ヶ月ものです。
私はラグサーノチーズが一番好きでした。



プリモピアッティはスパゲッティ・コン・アッチューガとパスタ・ディ・トラパネーゼ。
スパゲッティにはアンチョビが絡めてあって、ソースはチーズのクリームです。
これってそうめんをコンガリと揚げたような麺なんです。
お代わりしたいほど美味しかったのですが、まだまだ先があるのでやめました。



パスタ・ディ・トラパネーゼはパレルモ近郊にある塩で有名なトラパニの料理です。
にんにくと砕いたアーモンド、トマト、バジリコを使ってます。
トラパニには私の協会の現地サポートスタッフの礼子さんが住んでいて、ラ・ターボラというお料理教室をやっています。とてもステキな人です。パレルモに行ったらトラパニまで足を延ばして礼子さんを訪ねてみてください。



セコンドピアットはカポナータとサルデ・モリーナ。
カポナータには茄子、ピーマン、セロリ、トマト、松の実、オリーブを使ってます。

サルデ・モリーナ、これはパン粉とチーズを混ぜたものを小鰯で挟んで揚げたもの。
これはほとんどの日本人が好きでしょう。最高です。



デザートはシチリア名物のカッサータとフィーコ・ディ・インディア(サボテンの実)、そしてヴィーノ・コット、モスタルダ・ディ・ヴィーノ・コット。
ヴィーノ・コットは葡萄汁を煮詰めて作るもの、10ℓの葡萄の液から2ℓが取れるそう。気長に、気長に煮るそうです。
葡萄の収穫期限定もののデザートです。
これらのデザートにはヴィーノ・ドルチェ・ジビッボがよく合います。





フェデリコは日本にもいたことがあって、家族ともども日本びいきです。
Enoteca di Sicilia 、カターニアに行ったら寄ってみたらいいでしょう。親切にしてくれますよ。

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