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PPT勉強会と3つの政策形成の方向性

2006年09月19日 | 公共政策大学院
先日パワーポイントの勉強会を開きました。
どのようなテクニックを使えばわかりやすいPPTファイルができるか、
そんなことをちょこっと話す機会を与えられたわけです。
学部時代にはよくプレゼンテーションをしていましたから、
多少は役に立つ情報を伝えられたと思います(きっと)。

メンバーに「自分の興味のあること」を題材に発表してもらいました。

H山くん:「知的財産権について」
S原くん:「信金・信組における経営の健全性維持」
N田くん:「不動産証券化」
M下くん:「長野市『都市内分権』について」
K井くん:「北朝鮮のミサイル発射とヒズボッラーとの関連疑惑」
O田くん:「北海道における地域間格差~高偏差値高校進学状況で見る道内地域間格差~」
K林くん:「アニメ製作の現状と課題―製作の現状から政策を考える」
S澤くん:「コミュニティバンクの重要性―中小企業活性化の観点から―」
わかお:「協働型政策形成の可能性―美里町まちづくり会議を事例として―」

メンバーごとに個性があふれていて面白かったです。
これからも時機をみて、発表する機会があったらいいかもしれません。

とりあえず、自分は参与観察を続けている美里町の事例について発表しました。
最近、政策形成には3つの方向があると考えています。
住民からのボトムアップ型の政策形成をどう捉えるか…とか。

既存の政策形成は「行政が」公益に照らして何を実行するか考えます。
NPM型政策形成においては、住民を「顧客」と捉え満足度を高めるための政策を考えます。
協働型の政策形成においては、「自分たち住民には何ができるか」など以下のことを考えます。
1.「住民単独ではなにができるの?」
2.「住民と行政でいっしょにできることってどの範囲なの?」
3.「それでもできないから行政が単独でやるべきことってなんなの?」

この政策形成は、「ガバナンス」を組み立てることにつながる手法だと思います。
「ガバナンス」が価値判断としてよいことなのかはまだ結論が出ません。
ただ、少なくとも行政だけにお任せすることはできない状況にあると思います。
(行政が「ガバナンス!ガバナンス!!」と声高に叫ぶのは怪しさ満点ですが…)

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2 コメント

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ビデオ教材 (Fineman)
2006-09-22 00:51:09
こんばんは。

■島根県の産業振興財団というところでは、ビジネスに役立つビデオ教材をいろいろと貸し出してくれます。期待せずにパワーポイント利用方法のビデオを借りたことがありますが、意外に面白かったです。何でも基本は大事かな、と思いました。

■ご存知かも知れませんが、印象に残っているのは「B」キーを押すと画面が真っ黒になること。もう一度押すと元に戻る。

話者がしゃべっているのに観客が画面の写真などに気を取られることがあるので、ここぞというポイントを話す時には画面をサッとブラックアウトして注目を集めろ、という話でした。

■個人的には、関西人のプレゼン会議を見てみたいです。やはりちゃんとボケを用意して、観客に突っ込んでもらうのでしょうか。
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お久しぶりです (わかお)
2006-09-22 02:07:54
そんなビデオがあるんですね。僕も一度見てみたいです。確かに基本的なテクニックは学んでおいて損はないと思います。あと色の使い方は重要かなぁと感じます。

「B」の件ははじめて知りました。やってみてびっくりしました(笑)あんまり今までに使う機会はなかった…と祈りたいです。

ボケをちゃんと入れているプレゼンは一度見たことがあります。おもしろかったですが、ああいうのはやっぱり場を選ぶのかもしれません(笑)
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