Tomorrow is another day (明日は明日の風が吹く)

  あくまでも個人的主観ですが、思ったこと、感じたことを遠慮なく書きます。

71回目の長崎平和記念式典

2016-08-09 14:00:40 | 機能追加変更について

広島に続き別種の原爆投下で、一瞬の間に廃墟に化した長崎市、ここに場違いな軍国主義者としか思えない、何処かの首相が列席しておりました。


この演説を聞いていると、何時もとは全く違う内容でした。


先日の内閣改造で今回新防衛相になった、原爆を持とうと言っている、ウルトラ軍国主義者とは逆に、原爆反対を述べていたのです。


まあ、嘘吐きは政治屋の始まり…でしょうから、ああまたかと思っただけですけどね。


勿論私は午前11時02分の黙とうをテレビ画面と合わせ、平和を願いながら捧げましたよ。


この時間に新防衛相は何をしていたのでしょうね。

恐らくそんなこと知った事かと、全く見向きもしないでいたのかも・・・

 

言い添えますが、敗戦まで小学校を卒業、知らない間に旧制中学校に入学させられ、空襲警報が鳴れば防空壕に避難、警報解除で軍事訓練で駐在する退役将校に、理由もなく殴られる毎日でした。当然ここで学科勉強なんてしたことはありません。恐らく少年兵養成ですかね。

その他状況は、焼夷弾による昼夜を分かたぬB29爆撃機の空襲で逃げまどい、私と同じく田舎がなく疎開(危険地帯から安全地帯に脱出)出来ない学友の何人かは、伝え聞いた話では焼夷弾を肩から串刺しで、或いは爆撃の火災による焼死で犠牲になっております。

また辛かったのは食糧難ですよ。配給は食料屑みたいなものばかり、食べ盛りにはきつかったですね。或る日アブラカレイと言う魚の内臓が配給され、煮て食べた後に皮膚が剥け、随分苦しみました。


長崎平和記念式典を観終わり、戦争中の忌まわしい事が次々と思い出されたのが、上記の様々な事柄です。