庭と花の物語*西原村

小さな村の小さな庭やそこで育った花々を紹介します。季節の移り変わりとともに。

西原村の野焼き   草原の美しさを保つ

2017年02月04日 | 野の花

 阿蘇の草原は草が芽吹く前に野焼きが行われて来ました。

  

  ここは俵山のすそ野です。西原村の農産物が売られている「萌の里」の近く、ポピーの種まきが終わったばかりでしょうか、畑が見えます。この畑は秋にコスモスが咲いていました。。ブログに書いた「捨てられた山羊たち」の話の舞台です。

   

  野焼きが行われなくなった阿蘇の草原は荒れていきます。灌木と笹竹に埋まり、人が入ることができない山になってしまいます

  

  野焼きは日曜日に実施されます。消防団の方や農家の若い人たちが、仕事を休める日に行われるからです。風が強い日は実施されません。雨はもちろん、前日が大雨でもダメです。枯草が湿っていると火をつけるのが難しいからです。

    

  炎が10メートルくらい上がっているのがわかりますでしょうか。

  怖いです。離れていますがパチパチ篠竹が焼ける音が聞こえます。

 

  「萌の里」では春休みに観光野焼きをやっていましたよ。でも今年はどうかしら。草地が一所「萌の里」のために残してありました。夕方残照の中で赤々ともえる草原は幻想的でしたよ。  

  山も崩れたので、人が登れる状況ではないかもしれませんから、野焼きは無理でしょうか。でもいつか元の草原に戻る事でしょう。

  私も山にはまだ入っていません。草原の草花を見に行ける日を、楽しみに待つことにしましょう。  

  「萌の里」の野焼きからまもなくの草原です。先に野焼きが行われたところは草が青く芽吹いていますね。

 

  こうして毎年の草が育つのですね。蕨が頭を持ち上げています。写真はすべて地震の前のものです。



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