つゆ草

写真と俳句

今日の1句

2020-02-19 10:03:50 | 日記
人の世は泡沫のごと陽炎のごと  つゆ草

何年か前の事ですが、横浜の港に豪華客船が来ているというので、写真仲間と撮りに行った事があります。確かその時はエリザベス号だったと思います。とにかく大きく、マンションを見る如くでした。その船の周りには見上げる人々が蟻の様に群がり、豪華船を羨ましそうに見学していました。多分今回も裕福なご家庭の方達が乗船していた事でしょうに、誠まさかこんな事が起ころう等、誰が想像したことでしょう。一生に一度乗れる夢は遠い私等には、全く他人事だったのですが、こんなにも世の中の騒ぎになってしまうと、他人事ではありません。本当に世の中は何があるか分からない昔も今もです。
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今日の1句

2020-02-14 09:33:53 | 日記
春の浜彼方に小さき大型船  つゆ草

途中で寄った海ほたるでは、春霞がかかった富士山がうっすらと見えていたのですが、館山から見た時は少し霞が取れて、斜めに雪を抱いた富士山とその前に影の様な富士山と重なって見え、あれは何?と皆で大騒ぎとなり、不思議な光景に思わず皆シャッターを押しました。他の参加者は皆さん私より年上なのに、その好奇心はすばらしく、圧倒され刺激されました。カメラが好きな人は皆元気で、レンズもすごいものを持っているのです。先生のフットワークも軽く、本当に久しぶりに本当の意味のカメラツアーでした。実は長年やってきた写真展が終了してからあまり撮りに行かなかったし、熱も冷めていたので、その面白さに再び目覚め、新たに又一つ撮影ツアーに申しこみました。
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今日の1句

2020-02-13 17:17:31 | 日記
咲き初めて汚れを知らぬ寒桜   つゆ草

昨日は突然誘われて、千葉の館山の方に、寒桜が咲いているので撮影に行かないかというので、頑張って朝早くから出かけました。有名な先生のグループで、少し恐れ多い気はしたのですが参加してみると、気さくでとても優しく、人気があるのに納得した先生でした。目的の場所は本当に咲いたばかりの寒桜が見事で、久しぶりに撮影心が沸き立ち興奮した位です。その他にも地元の方に教えてもらった海苔が採れるという海岸にも行き、素晴らしい光景に心が躍りました。又、寒桜で有名なお寺にも行き、水仙と寒桜と仏像等の競演が素敵なショットが撮れ、1日がかりでしたが、楽しい撮影の日でした。でも車中から見た家々には、台風の影響によるブルーシートが乗ったままの光景に、少し心が痛みました。帰宅してみると1万歩を超えていました。
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今日の1句

2020-02-10 09:53:36 | 日記
うるはしや抹茶と菓子と梅の香と   つゆ草

昨日は汐留にある浜離宮という庭園にて、春の句会がありました。誠に広い庭園で、久しぶりに訪れたら周りは高層ビルですっかり変わっていて、駅からの道に迷ってしまいました。園をはいると、先ず立派な老松が正々堂々とした姿で現れ、その先には紅白の梅の花と菜の花が広がり、春色一色でした。奥には一枝に紅い梅と白い梅が咲く「思いのまま」という名が付いた木があり、とても綺麗でしたので、これを私は句に詠みました。又、あとの2句は老松と、立春に入り新たに購入した越前和紙の表紙の句帳を買った心を詠んだ句を提出して、何とか選んでくれる方がいて、嬉しい句会となりました。かつてテレビで拝見した有名な俳人も見えて、素晴らしい句を作られていて、流石と思い、益々この会が意義深いものとなってゆく事に何時迄着いて行けるかなど少し不安になった初春の1日でした。自分の句を解説してはいけないと知りつつ、成長の無い私です。

     老松の気骨見えたり春の庭   つゆ草
     一枝に思ひのままや紅白梅   つゆ草
     スイッチの入り立春句帳買ふ  つゆ草
   
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今日の1句

2020-02-06 16:37:43 | 日記
春寒や身の程知らぬ我が余生   つゆ草

今日は又とてつもなく寒い1日でした。日差しはあったのですが、風が強く冷たく、震えあがる思いでした。今日の句は、この歳になっても未だ繰り返す己の失敗の、情けない真情なのです。是迄何度生きる上で失敗と反省を繰り返してきた事でしょう。詳細はいえませんが、本当に懺悔懺悔を何度唱えたことでしょう。つくづくと人間的にダメな己と思っています。謙虚にと、心の中では努めているつもりが、現実には思い上がった事による失敗ばかりです。情けないばかりです。今日は青春ポップスにてテンポの早い歌を唄ってきたので、又明日頑張れそうです。
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