つゆ草

写真と俳句

今日の1句

2011-12-03 06:15:20 | 日記
尺八の闇に震へて虎落笛

虎落笛(もがりぶえ)とは、冬の烈風が柵や竹垣などに吹きつけて笛のような音を発するのをいい、強弱高低がありときに細く鋭い・・うんぬんとあり、まさに尺八の音色に似ています。昨夜は以前から予約していた藤原道山のコンサートに腰痛の為コルセットを締め行って来ました。今までにも何回か行っているのですが、今回はウイーンの弦楽四重奏団とのコラボレーションでクラシックでした。ジャズや本来の古典演奏は聴いたことがあるのですが、れっきとしたクラシックは初めてで、また新たな魅力でした。7本の尺八を駆使してバイオリンやチェロとの演奏は見事で、時にはピッコロのように、時にはフルートの如きとその音色は闇を縫って響きすばらしいものでした。息子の様な年齢の若者にすっかり惚れ込んでしまった私ですがお客様の7割は私のような中年の女性たちです。
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