今日の1句

髪切りてひと皮剥けて娘の夏は

一足早く昨日は娘が母の日のプレゼントを持ってきてくれました。長かった髪をバッサリとショートにし若返ったようで、いろいろと事情を抱えていたのですがサッパリと乗り越えた感じがしました。自分も母の日に相当することをはたと忘れていたので嬉しい花束でした。例年ならわが街は賑やかにスイーツ祭等をするのですが、今年は控えめで人出も少なく、震災の余波はまだ続きます。花が咲くのも地震も自然の姿だが、人間を含んだこの現実を肯定しありのまま受け入れて生きていく自然(じねん)という言葉があることを知り、私の人生も娘の人生もまた「じねん」に委ねながら、しかし震災のことは忘れずにと思うこの頃です。

　　　　　　　合掌し自然(じねん)に任す五月かな