つわわわわ

上半身が球体に近づきつつある男の、特になんともないブログ

つぶやき昔話1[前]

2015年05月07日 01時30分09秒 | つぶやき昔話
2015/02/28 2:11 on Twitter


母「ゆうくん、起きなさい」
子「うぅーん…なぁにママ」
母「つぶやき昔話の時間よ」
子「何それ初耳…普通の声量がいいよ」

母「そうじゃないわ。ゆうくん、Twitterって知ってる?」
子「うん」
母「あれよ」
子「あれよと言われても!
  寝起きということもあってかさっぱり意味がわからないんだけど」

母「まぁ、ゆうくんにとっては普通の昔話だから普通に聞いててくれればいいわ。
  説明する文字数が無駄だから」
子「文字数?」
母「それが無駄だって言ってるのよ」
子「ママ冷たいな」

子「いや、ていうかこんな時間じゃなくてもよくない?」
母「ダメよ。昔話を聞かせて、ゆうくんをスヤスヤ寝かしつけるんだから」
子「スヤスヤしてたよ!!!」

母「それはゆうくんが勝手にスヤスヤしてたんでしょう? ママの昔話でスヤスヤしないと」
子「エゴがすごい!! いや、もう変な時間に起きたから眠くなくなっちゃったよ」
母「腕が鳴るわね」
子「何燃えてきてんの!?」

母「さて、今日のつぶやき昔話はこのお話」
子「いや、さてじゃなくて!!」
母「『桃太郎』」
子「問答無用とはこのことだよ」

母「昔々、あるところに、おじいさんとおばあさんと桃太郎が住んでいました」
子「大事なエピソードが!!!!」

母「あるとき、桃太郎はおじいさんとおばあさんに言いました。
  『そろそろリフォーム考えたほうがいいかもね』」
子「そんなどうでもいいエピソードを!!!!」

母「こうして桃太郎は鬼退治に出掛けることになりました」
子「どうして!!?」
母「多額の報奨金目当てに」
子「リアル」

桃「きびだんごオンリーで鬼退治かー。がんばろ」
犬「ワンワンワン(桃太郎さん、きびだんごくださいな)」
桃「うわ、なんだこの犬」
犬「ワンワワンワン(お腰につけたきびだんごをくださいな)」
桃「この犬、俺の腰の辺りばかり見ている…」

桃「まさか、この犬…!」
犬「ワンワ(きびだんご)」
桃「俺の腰骨を…!?」
犬「ワンワ(きびだんご)」
桃「させるかよ! これでも食ってろ」
犬「ワンワワ(きびだんごだ)」

母「こうして犬が仲間になりました」
子「僕が知ってるやつよりなんか妙に生々しいんだけど」
母「これが今の昔話よ」
子「今の昔話って何」

桃「なんか犬がすげえついてくる。とりあえずきびだんご食うか」
猿「ウキャッキャウキャ(桃太郎さん、きびだんごくださいな)」
桃「なんだこの猿、俺の手を見てるな…」
猿「ウキャキャウッキャ(そのきびだんごをくださいな)」

桃「まさかこの猿…!」
猿「ウキャキャ(きびだんご)」
桃「俺の手をバナナの房と…!?」
猿「ウキャキャ(きびだんご)」
桃「させるかよ! これでも食ってろ」
猿「ウキャキャウ(きびだんごだ)」

母「こうして猿が仲間になりました」
子「桃太郎察し悪いな!!!」
母「これが現代日本における草食系男子の特徴なのよ」
子「昔話だよね!?」

桃「猿もついてくるよ…犬猿の仲というのに」
雉「桃太郎さん、きびだんごくださいな」
桃「うわああああ!!!!!」
雉「桃太郎さん、きびだんごを」
桃「うわあ!!! こいつ雉なのに!!!」
雉「きびだんご」
桃「雉なのに俺の名前知ってる!!!」

子「そこ!!?」
桃「だって俺の名前知ってるんだよ?」
子「話しかけてきた!!!」
母「こうして雉とゆうくんが仲間になりました」
子「いや、僕は仲間になってないよ、なりようがないよ」

母「めでたしめでたし」
子「まだ全然めでたくないよ!!!」
母「でもママ眠くなってきちゃった」
子「ママが!!?」
母「おやすみおやすみ」
子「めでたしめでたしみたいに」
母「続きはまた今度ね」
子「いや、もういいよ!!!!」

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