つわわわわ

上半身が球体に近づきつつある男の、特になんともないブログ

つぶやき昔話1[後]

2015年05月07日 01時39分30秒 | つぶやき昔話
2015/03/01 1:40 on Twitter


母「ゆうくん、起きなさい」
子「うぅーん…なぁにママ」
母「つぶやき昔話の時間よ」
子「出た!!!!」

母「昨日は桃太郎がおじいさんを真っ二つにしたとこまで話したわね」
子「聞いてない何それ!!!
  おじいさんが桃を真っ二つにするとこすら聞いてないのに!!」
母「あっ、鬼を真っ二つにしたとこか」
子「それも知らん!! 桃太郎やけに真っ二つにする!!!」

母「ごめんなさい、ネタバレだったわね」
子「いや、そもそもそのパターンの桃太郎を知らんし」
母「あ、思い出したわ。そうそう、仲間が揃ったところね」
子「うん、確かそこらへん」
母「こうして、犬、猿、雉、ゆうくんが仲間になりました」
子「僕をねじ込むねえ!!?」

母「じゃあ、ゆうくんは体調不良という名目で仲間を抜けました」
子「サボりみたいに言わないでよ!! ていうかそもそもいないし」
母「こうして桃太郎と畜生どもは鬼ヶ島へ向かいました」
子「仲間の扱い」

桃「ここが鬼ヶ島かぁ」
子「省略したね!!!」
母「特筆すべき点がないもの」
桃「そもそも過程を楽しむような旅じゃないからね」
母「そうそう」
子「ええ!!? 会話が成り立つ!!!!」

母「ゆうくん、会話が成り立つ今だからこそ桃太郎に聞いておきたいこととかないの?」
雉「そうだよ、いい機会なんだから」
子「ああそうだ、こいつも喋れるんだ」

桃「ヒーローに質問できるチャンスなんてなかなかないからね。なんでも聞いていいんだよ」
子「じゃあ雉に聞きたいんだけど、雉はなんて鳴くの?」
桃「僕は『モモーッ』って鳴くよ」
子「お前には聞いてねえよ、鳴くなよ」

母「こうして桃太郎は鬼を真っ二つにしました」
子「急だ!!! 質問コーナーの最中に!!!!」
母「あっ、ごめんなさい。こうして桃太郎は質問コーナーの最中に鬼を真っ二つにしました」
子「そういうことじゃなくて! え、質問コーナーの最中に!? 鬼弱っ」

母「ああ、ちなみに雉の鳴き声は『ケーン』よ。北斗の拳のリンと同じ鳴き声ね」
子「鳴き声て!! 僕は5歳児だからよくわからないけど、
  あれはケンシロウを呼んでるだけだからね!?
  僕は5歳児だからよくわからないけど!!!」
母「ゆうくんからメタの臭いがプンプンするわ」

子「うん、とりあえず桃太郎がどうやって鬼を倒したかの描写はもらっていい?」
母「チェーンソーでゆっくり真っ二つにしました」
子「予想以上にグロい!!! ゆっくりやる必要あるかな!!?」
母「そのほうが痛みの継続が長いでしょ?」
子「理由もグロい」

母「桃太郎は鬼を真っ二つにし、質問コーナーを奪った雉も真っ二つにしました」
子「雉!!!! なんかごめん」
母「なんかノってきた桃太郎は犬と猿も真っ二つにしました」
子「猟奇の人だ…!」

母「桃太郎は家に帰り、出迎えたおじいさんを真っ二つにして」
子「正気の沙汰じゃねえ!!おばあさん逃げて 」
母「チェーンソーをおばあさんに返しました」
子「おばあさんのだった!!!」
母「めでたしめでたし」
子「ほんとにそう思う!!?」

母「ゆうくんも早く寝ないと桃太郎に真っ二つにされるわよ」
子「教訓が怖いよ! わざわざ起こしといてそれはなくない?」
母「おやすみなさい」
子「有無を言わせねえ!! おやすみなさい」

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