どうも私はヒーローインタビューというものが苦手だ。インタビュアーの使い古された「どんな気持ちで打席に立ちましたか・・・」の問いに、こちらも使い古された「ピッチャーが頑張っていたので、なんとか打ちたいと思ってました・・・」の返答。もうそれだけで、お尻がむず痒くなってきてしまう。愛するタイガースの選手だから、突っ込みきれず、切り捨てられないもどかしさがある。だからいつもヒーローインタビューの場面は、斜に構えてさらっと流すか、スルーを決め込んでしまうのだった。
しかし今日の試合ほど、試合中からヒーローインタビューが待ち遠しい試合はなかった。今岡の安堵と復活の表情と、それを迎える甲子園の歓声。そんなイメージのヒーローインタビューが待ち遠しかった。だって何ヶ月もの間、ずっと待ち焦がれていたんだから。だから試合が終わって、ヒーローインタビューが始まるまでの“間”が、えらく長く感じて仕方なかった。(事実、手間取っていたようでしたが。)
そんな笑いと感動のヒーローインタビューを再録してみた。
いつもシャイで愚鈍さを装いつつ、しっかり計算された受け答えぶりを見せる下さんは健在だ。
続いて矢野にマイクが向けられる。
ヒーローインタビューの王道を行く受け答えを挟みつつ、老練な矢野の落ち着いた受け答えは安心感がある。矢野の「良妻賢母的ツッコミ」ぶりも、下さんの「粗忽ぐうたら亭主的ボケ」ぶりも、なんともほのぼのとして、見ているこちらはニヤケてしまう。キャラ的には理想のカップル(バッテリー)なのかも。
そして、いよいよお待ちかね。今岡の登場。
今岡が感極まる姿をすこし想像していただけに、思ったよりも落ち着いていた。しかし、目にうっすらと霞むものがあるように見えた。ベンチ入りしたからといっても、好調さを維持しているチームだけに、どこか溶け込めない思いもあったはず。今日の一打で、やっと本当にチームに帰ってきたと言えよう。
インタビューはいよいよフィニッシュ。
ファンと選手が一体感でつながったひと時だった。この感覚は、きっと明日につながると思う。かくしてタイガースの「挑戦」はまだまだ続くのである。
昨年、147打点をあげた打点王といえども、数ヶ月間もチームを離れれば席を追われてしまう。それがプロの世界。誰も席を空けて待っててくれない。だから、もう一度チャレンジャーにならなければいけない。ただ、ポジションは待っててくれないが、ファンは待ち構えてくれている。なぜなら、あの勝負強いバッティングが、いつまでも焼き付いていて離れないんだ。
今岡よ、再びレギュラー目指して挑戦してほしい。
しかし今日の試合ほど、試合中からヒーローインタビューが待ち遠しい試合はなかった。今岡の安堵と復活の表情と、それを迎える甲子園の歓声。そんなイメージのヒーローインタビューが待ち遠しかった。だって何ヶ月もの間、ずっと待ち焦がれていたんだから。だから試合が終わって、ヒーローインタビューが始まるまでの“間”が、えらく長く感じて仕方なかった。(事実、手間取っていたようでしたが。)
そんな笑いと感動のヒーローインタビューを再録してみた。
インタビュアー(以下、イン):今日は夢のような三人がお立ち台に来てくれました。下柳選手、矢野選手、今岡選手です。
まず投のヒーロー下柳選手からお聞きします。大事な一戦を下柳選手のナイスピッチングで、きっちりとまず、序盤抑えました。きょうのピッチングをご自身で振り返っていかがでした?
下柳:すべて矢野のおかげです。
イン:タイロンウッズのすごい打球を、体を張って止める場面もありました。相当痛そうに見えたのですが大丈夫でしたか。
下柳:体張ってないです。勝手に当たっただけです(笑)。
いつもシャイで愚鈍さを装いつつ、しっかり計算された受け答えぶりを見せる下さんは健在だ。
続いて矢野にマイクが向けられる。
イン:さ、そんな下柳投手を好リードで支えました矢野選手にお伺いしましょう。きょうの下柳選手、いかがでしたか?
矢野:いや、もういつもどおり気持ちのこもった下柳らしいピッチングでした。
イン:そして矢野選手はバッティングのほうでも助けました。この大事な一戦、先制点をたたき出しました。あの打席はどんな気持ちで入ったんですか?
矢野:いやいやもう必死なだけで、とりあえずランナーセカンド行ったんで返したいな言う気持ちだけでしたけど。
ヒーローインタビューの王道を行く受け答えを挟みつつ、老練な矢野の落ち着いた受け答えは安心感がある。矢野の「良妻賢母的ツッコミ」ぶりも、下さんの「粗忽ぐうたら亭主的ボケ」ぶりも、なんともほのぼのとして、見ているこちらはニヤケてしまう。キャラ的には理想のカップル(バッテリー)なのかも。
そして、いよいよお待ちかね。今岡の登場。
イン:大事な先制点を取って1-0。そのあと試合が膠着状態に入りました。今岡さん、どんな気持ちで・・・ベンチの中から見てたのですか?今日の1-0という膠着状態。
今岡:いやもうあのー、こういう時期ですんで、もう毎日毎日勝つために、はい、勝ちたいなという気持ちで立ちました。
イン:さあ、そして7回。今岡選手にチャンスが回ってきました。ツーアウトランナー満塁。どんな気持ちで打席に入ったのですか?
今岡:真っ白で気合で打ちました。
イン:打った瞬間、センターの英智選手が猛ダッシュで追いかけました。その打球を追いながら、どんな気持ちだったんですか?
今岡:いや、捕るんじゃないかなあと思ったんですけどね、まあホント抜けてくれて、ホント嬉しかったです。
イン:今岡選手が塁上でガッツポーズする姿がテレビ、捉えてました。あの瞬間、どんな気持ちがこみ上げてきました?
今岡:いやホント素直にすごく嬉しかったです。
今岡が感極まる姿をすこし想像していただけに、思ったよりも落ち着いていた。しかし、目にうっすらと霞むものがあるように見えた。ベンチ入りしたからといっても、好調さを維持しているチームだけに、どこか溶け込めない思いもあったはず。今日の一打で、やっと本当にチームに帰ってきたと言えよう。
インタビューはいよいよフィニッシュ。
イン:ちなみに下柳投手は六回無失点。あの今岡選手の打席は、どこでご覧なってたんですか?
下柳:ベンチ裏です。
イン:あの今岡選手の打席、どんな気持ちで見守っていました?
下柳:打ったらいいなと思ってました(爆)。
イン:さあ、その三人の活躍もありまして、今日でタイガースは九連勝となりました。今のチームの雰囲気を、それでは代表して矢野さんにお伺いしましょう。毎日、どんな雰囲気なんですか?
矢野:いや、もう最高の雰囲気でやらしてもらってます。
イン:そして今岡さんにも改めてお聞きします。このお立ち台に今日戻ってきて、今の率直な気持ち改めていかがですか?
今岡:そうですね。まあ、あと何回立てるかどうか分かんないですけど、もう一回、立てるような仕事したいですね。
イン:さあ、それでは今日勝って中日との差は2ゲームに縮まりました。明日、明後日も中日戦、残っています。最後に、お一人ずつファンの皆さんに、一言ずつお聞きしましょう。まず下柳さん、ファンの皆さんに一言お願いします。
下柳:朝、夕寒くなったんで、風邪引かないように気をつけて、元気で応援してください。お願いします(爆)。
イン:さあ、それでは今岡さんにお伺いしましょう。ファンの皆さんに一言お願いします。
今岡:いやもう一日一日精一杯頑張ります。
イン:さあそれでは最後を締めてもらいましょう。矢野さん。
矢野:えー、今日の僕の一番の仕事は、え、ここに下柳をつれてきたことだと思います(爆)。えー、もう僕たちには明日の試合、勝つしかありません。明日も明後日も一戦ずつ勝って、優勝を現実にしたいと思います。ありがとうございました。
ファンと選手が一体感でつながったひと時だった。この感覚は、きっと明日につながると思う。かくしてタイガースの「挑戦」はまだまだ続くのである。
昨年、147打点をあげた打点王といえども、数ヶ月間もチームを離れれば席を追われてしまう。それがプロの世界。誰も席を空けて待っててくれない。だから、もう一度チャレンジャーにならなければいけない。ただ、ポジションは待っててくれないが、ファンは待ち構えてくれている。なぜなら、あの勝負強いバッティングが、いつまでも焼き付いていて離れないんだ。
今岡よ、再びレギュラー目指して挑戦してほしい。
⇒kazuさん
どうもお久しぶりです。
kazuさんの選曲って「若い」。森高千里ってまともに聴いたことありません。が、「渡良瀬川」だけはかろうじて知ってます。いろんな人がカバーしてたような。中西保志はお手上げですわ(笑)。
野球シーズンもあとすこし。はてさてオフは何して過ごしましょう?w
すみません、本文と全く関係ないところで、食いつきます。
雨の唄で好きな歌は、「雨」・森高千里、「最後の雨」・中西保志ですね。この2曲は良いですよ。森高では「渡良瀬川」も好きです。是非聞いてください。
同年代のいわほーさんが、えらいクラシカルな曲を選んでいるので、ビックリしました。六文銭とは懐かしい。そういえば「つま恋」の復活が先日ありましたね。
こうなりゃこちらも負けられない。
全部勝ってプレッシャーを与え続けるまでよ。
⇒ルーさん
お返事が遅なってスミマセン。
私の「球場で観たかったベストゲーム」のひとつ。
ルーさん、ええ試合観戦できてよかったですね。
それだけに土曜日の試合が残念でした。
ほんま今年一の試合やったよー。
ファインプレーもあるし。
今岡打ったら私泣くわーと言ってたらやっぱ打ってくれました。
さすがぁー
ヒーローインタビューもめっちゃ面白いし楽しめた1日。いまから虎番見ます
■ 「雨」のフェイバリットソング集
・『たどりついたらいつも雨ふり』(吉田拓郎)
※ 子供バンドのカバーがとてもグー!
・『雨が空から降れば』(小室等と六文銭)
※ 歌詞が染みる名曲です。
・『はじまりはいつも雨』(飛鳥涼)
※ カラオケでつい唄ってしまう・・・
じっくり探せば、まだまだいくらでも出てきますが。
⇒でんまんさん
そろそろ飲みかたを見直す年齢かもしれまへんで~w
さもなくば「肝臓」はんが「へんこ」おこすで~w
⇒tacocoさん
tacocoさんの、そのパワーの源ってなんなん?
身体の何処ぞに電池埋め込んでるに違いない!
今日の雨は「今岡の涙雨」だったんですか?
⇒gaviさん
「ハードディスク起こし」言うんやろか。「テープ起こし」にくらべて2倍以上、手際よく作業できます。
3人それぞれに個性が出てて面白いよね。
現場で見ていましたが、こういうのって現場ではわかりにくかったりするので、とっても嬉しかったです!
3人3様の受け答えがものすごくいいですね!
また楽しいお立ち台が見られるように、私達も一生懸命応援せねば!
「今岡泣いてるやんなあ~」
「うん、泣いてる、泣いてる。」
「ウル目や~」と、
珍しく家族全員の一致した意見でした。
で、しつこく泣くなよっ!今岡ぁ~!
こんな雨降らせるまで!
と超不機嫌な姐さんですw。orz。
昨日は・・・・
兄貴!偶然ですけど次女が5年生デスw
今日、明日はデーゲーム。今からそわそわです。
さ、もう一丁!
⇒wanちゃん
>ここで一番くじを10ポイント貯めたら何ぞ貰えるんでしたっけ?
おう、「いわほーと甲子園観戦!」ちゅうのはどう?(交通費は出せんけど・・・。(笑))
「今岡・涙のヒロイン」ではなかったけれど、これはこれでよかったね。観てて心洗われた気分でした。
⇒でんまん後輩!
昨日の試合、でんまんさんの店で観てたら、きっと私、アルコールのおかわりが弾んどりました。売り上げに貢献できたのに(笑)。
また、今度行くから待っててや!
⇒りささん
>でもセッキーの好守備をみると・・ごにょごにょごにょ
この先のサード争いを思うと、嬉しさも半分半分ですな。サードとショートの間にもうひとつ、内野手置きます?あるいはサードを前後に配置するのもいいかも。トンネルしたときのバックアップ用に・・・(笑)。
⇒kaleidoさん
トラバありがとうございます。昨日の試合、リアルタイムで観戦できなくて残念でしたね。でも、昨日くらいの気合の入った好試合なら、リプレーで観ても楽しめますね。今日、明日はリアル観戦できるとよいですね。
⇒yuさん
>今度は日シリでアニキ、シモさん、矢野さんの3人お立ち台を希望。
いいですね。そしたらもう一度、私、書き起こししますよ。
日シリで新庄ファイターズと戦えたら言うことありませんね。(今シーズンは、すでに煩悩を滅却したはずなのに、ここに来て、つい”欲”が芽生えてきましたぁー。orz)
昨日のお立ち台は矢野様というまとめ役がいなければどうなっていたでしょう。(笑)
矢野さんを飛ばしてまこちゃんの言葉、最後にみんなをまとめて矢野さん。いい感じにまとまりました。
なんだか、楽しいコントを見てるような・・・。ボケあり、突っ込みありで(笑)
今度は日シリでアニキ、シモさん、矢野さんの3人お立ち台を希望。
居ても立ってもいられなくなり、席を離れて少々暴れましたよ(爆)
ヒロインの書き起こしお疲れ様でした。
完全再現でしたので、うちのところからリンクさせてもらいました~。
>ファンは待ち構えてくれている
でもセッキーの好守備をみると・・ごにょごにょごにょ
シモやんのボクトツとした受け応え、衰えてませんな~w
今岡は泣くと思~てました。
ここで一番くじを10ポイント貯めたら何ぞ貰えるんでしたっけ?
ウホーッ!(笑)
丁寧なテープ起こしお疲れさまです。
ネタ合わせしてたかのようなカップルのヒーローインタビューは
矢野さんの本命ってやっぱり…と思わせる感がいっぱい~♪
>今岡が感極まる姿をすこし想像
実は私もです。
でも、そういう姿を見るとまたもらいウルしてまうし。。。
二塁ベース上での笑顔でかなりきましたから(T_T)