パン・ド・カンパーニュの部屋

自分で作ったおいしいものを中心においしい話を!

今年の夏山 2日目

2007-08-09 21:00:44 | 山登り

7月30日(月)、4:30起床。5:00朝食。

5:45出発。天気はすでに雨。でも小降りだ。これなら何とか期待が持てそう。
まずは木道の太郎山を登る。

太郎山を振り返る。



黒部五郎岳まではゆったりとした草原状の地形が続く。
雨はまだ、しとしと降っている。



雨もやみ、合羽を脱ぐ。

振り返ると、薬師のほうに滝雲?



山腹に横長の雪渓を抱いた北の俣岳の手前には、一面のハクサンイチゲの大群落が見られる。



アップでどうぞ。



お天気もこのときはよかった。
薬師岳がよく見える。



途中1ヶ所(赤木岳か)は大石がごろごろした部分を注意しながら通過。

間近に黒部五郎岳が見えてきた。



中俣乗越で昼食を摂る。いよいよこれから黒部五郎への急登が始まる。腹ごしらえしておかなければ。太郎平小屋のお弁当・中華ちまきはおいしかった。



中俣乗越から緩やかな登りをしばらく行くと、いよいよ急登になる。足元に岩がごろごろし始めた。ジグザグの急登が続き、息が切れる。頂上を右に見て、左に緩やかに登ると頂上とカールの分岐に着く。11:50。

ここにザックを置き、カメラだけ持って空身で頂上を目指す。往復20分くらいか。さらに大きな石がごーろ、ごろ。



黒部五郎の名前のいわれだ。

頂上に到着。



あいにくガスがかかり、展望はきかない。またまた今回も残念無念。
展望をあきらめ、頂上をあとにする。ザックを背負い、一路、カールへ。カールへの急な下り坂の途中で雨が降り始め、急いで合羽を上下着る。


カール底に着くが、相変わらずガスがかかり、一寸先しか見えない。雪渓の端で、コップに水を汲み、一杯ごくりと飲む。冷たい。雨がやみ、合羽の上だけ脱ぐ。



さらにカール底をひたすら下り、今晩の宿泊先の黒部五郎小舎へと向かう。

カール底にはこうした大岩がごろごろしている。昔、氷河だった頃、上から流されてきたのだろう。



足元は大きな石がごろごろしていたり、ぬかるんだ土に足元をとられたりで、なかなか歩きにくい。
晴れ間がのぞき、黒部五郎の稜線が見える。ああ、今ならカールがよく見えるのだろうなあ、と思わず愚痴をこぼす。



うんざりするくらい歩いたところでやっと小舎が見えた。
これが今夜の宿泊地、黒部五郎小舎。



14:30、やっと小屋に到着。一休みしてから、受付をして、1泊2食、8500円を払う。着替えをして、よねやんとビールで乾杯。外はガスがかかっている。玄関のストーブのそばでうだうだする。

17:00、夕食。ここのメインのおかずは天婦羅。



19時前のNHKの天気予報を見ようと、みんなテレビの前に集まる。ここは山の中なので、衛星放送しか写らない。BS11で天気予報をやると、山小屋の人に聞いて見ていたのだが、NHKの番組の案内をやっている。これが終われば天気予報かと見ていると、あれれ、7時のニュースになってしまった。山小屋の人の大嘘つきめ。でも、参議院選挙のニュースをやっている。これはこれで気になっていたので、ついつい見入ってしまう(今回、山に行くため、ちゃんと期日前投票やってきたのよ)。ニュースの後半でやっとお待ちかねの天気予報、半井キャスター、待ってました。でも、内容は予想に反して、曇り、雷とか。でも、きっと晴れることを確信して眠りにつく。

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2 コメント

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Unknown (Layla)
2007-08-10 23:21:48
とっても寒そうですねー。
今のこの青空があの時あれば、と思うでしょ?

ごーろ、ごろの五郎とは、おもしろいですね。
そういえば、谷川だけの双峰、トマとオキって
方言らしいです。
トマは手前、オキは奥。
ラフティングのガイドが教えてくれました。
パンさん、ご存知だったかなぁ。

実物はまだ、見ていないんですけどね。
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Laylaさんへ (パン・ド・カンパーニュ)
2007-08-11 21:25:48
お天気ばっかりは、どうすることもできないし。
悔しい思いです。でも、前のときは後半になるほど悪くなっていったので、今回はまだよかったと思わなければ。

前はもっと寒かったですよ。雨が降っていて、ストックを持つ手がかじかんだことを覚えてます。

そうそう、双耳峰の谷川岳、見てみたいですねー。
耳二つと言われていただけあって、それぞれの頂上を、トマの耳、オキの耳と呼んでいるみたいです。
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