パン・ド・カンパーニュの部屋

自分で作ったおいしいものを中心においしい話を!

権現山

2009-05-05 18:05:47 | 山登り
 5月3日に中央沿線の権現山に登った。上の原から小菅方面行きのバス(8:08発)に乗り、途中、用竹(ようだけ)で下車(8:35着)、ここから登り始める。降りたのは自分一人だけ。ほとんどの人が坪山に行くのだろう。自分は4月12日に行った。

 の中の坂道を進むと、すぐに何やら香ばしい匂いがしてきた。家を見れば、「麦工房 ふうが」と書いた看板が目に付いた。パン屋さんだ、物欲しげに中を物色していると、おかみさんが気がついてくれてドアを開けてくれた。棚には焼きあがったばかりの何種類かのパンが並んでいる。聞くと、天然酵母を使っているという。思わず、にんまり。まず目についたのは、パン・ド・カンパーニュ。うう、立派だ。これと一緒にワインを飲んだら美味しいだろうなと、よだれが出てしまう。これは酒種を使っているという。食べてみたい、だが、これから山登りだから、小さいレーズン入りのパンにする。これはレーズンの天然酵母だという。触ってみてやわらかい。天然酵母でどうやったらこんなに柔らかくできるのだろうと感心してしまう。今度はゆっくり来てみたい。

 さて、パンを買ってさらに登って行き、を外れると、いよいよ山道になる。

最初に出会った花、チゴユリ。



 これはヤブレガサかな、産毛が初々しい。




 初めはジグザグの急な坂道で、30分ほど登ると尾根にたどりつき、ここからは緩やかな登りが続き気持がよい。

 山の中は新緑一色に染まっている。1年のうちで紅葉の時期とともに、一番美しい時期だ。




 2時間(10時35分)で雨降山(電波塔が立っている)に到着。地図の時間より1時間早く着いた。ここは別の登山口の初戸(はと)からの道と合流する。この頃は大体の人がこの道を利用するみたいだ。地図の時間で1時間50分と短い時間だからだからだろう。ここで、同じバスに乗っていたというおじさんと一緒になり、結局、最後まで行動を共にすることになる。

 一休みして、いいよ権現山に向かう。ここも緩やかな登りの尾根道で気持ちがよい。権現山に着くと頂上直下に小さいお社があり、日本武尊を祀ってある。

 岩をじかに刻んだ階段がすごい。




 ちょうどこの日がお祭りいうことで、まあ一杯とお神酒をいただく。つまみにと山菜の味噌和えなどをいただくが、これがまたおいしい。ここが山の上でなければ、お神酒をもっといただきたいが我慢する。ひとのぼりの急登で頂上に着く(11:20)。下の和見というの人たちが大勢登ってきていた。小学生の姿も多い。やっぱり中学生、高校生はいないな。

 ここで昼食をとり、写真を撮ったりで一休みする。


 権現山頂上、2等三角点。



 目の前に坪山。





 帰路は、扇山経由で旧甲州街道犬目宿に下ることにする。途中、浅川峠の分岐点まで45分、権現山の下りはきつい。扇山直下まではそんなに急な登りはないが、最後の10分がきつかった。なだらかな扇山山頂が見えた時はほっとした。

 扇山頂上にて。



 ここから犬目までは1時間。

 途中、イカリソウ。



 犬目宿到着、15:40。
バスの時間まで40分くらいあったので、直売所で、缶ビールを飲む。ここでもつまみにお手製の山菜の煮物などを勧められる。で、おいしかったので、お土産に買う。バスの時間になり、手をあげてバスに停まってもらい乗車(15:18)。四方津駅で下車、ちょうどホームに停まっていた中央線に乗り(15:50)帰路につく。
今日は、久しぶりに長丁場の縦走で、心身ともに満足のいく1日であった。

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