パン・ド・カンパーニュの部屋

自分で作ったおいしいものを中心においしい話を!

何百年に一度の体験!

2006-04-30 14:55:51 | Weblog
大げさなタイトルですが、理由を聞けば納得されるでしょう。
昨日は、私の家の裏山にある神社の上棟式でした。社殿が古くなったので、新しく新築することになったのです。神社やお寺の建物なんて、そう立て替えるものではありません。ですから、立替の時期にあたることは、人生の中でも一度あるかないか。たぶん次の立替を見ることはないでしょう。そう思うと、この体験はひとしおのものです。
私も神社役員の一人として、写真の撮影を任されました。
昨日は今日の晴天と比べると、何とも残念なお天気でした。天気予報では、ちょうど式が行われる午後から雷雨との予想でしたが、幸い雨もポツポツ程度が2回ほどあったきりで、式も滞りなく執り行われました。本格的な雨が降らなかっただけでもよしとしましょう。

神社の屋根の上には上棟式の飾りが飾られています。
大きな矢が二本、破魔矢と言うのだそうです。それに五色旗がたなびいています。
中央には幣束。



いよいよ式の始まり。建築中の建物に向かいます。神主さんを先頭に役員さん、工事関係者が連なります。



お決まりのお払いです。



曳き綱の儀式。紅白の綱を神社の屋根から垂らし、垂木をみんなで引っ張りあげるというもの。形だけです。あと、槌打ちの儀というのもありました。屋根のてっぺんで、木槌で木を打つという儀式です。



散銭散餅の儀。屋根の上から、集まった人にお金やお餅を投げるのです。



こうして無事に儀式は終わり、工事の安全と今後の神社の発展を祈りました。
子子孫孫まで神社の建物が引き継がれ、神社のお祭りもずっと続くよう願ってやみません。

当日の式次第を書き留めておきたいと思います。

神事(宮司による式典) 3:00~3:30
匠の儀式(曳綱の儀、槌打ちの儀、散銭散餅の儀) 3:30~4:00
鏡割り
直会 5:30終了