パン・ド・カンパーニュの部屋

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家族でコンサートへ!

2006-04-16 21:50:37 | 音楽
今日は珍しく、子連れでコンサートに行ってきました。
子どもと言っても、上の娘なので20歳ですが(今日は我が市の市長選、初投票を済ませてからのお出かけです)。下の娘は部活と宿題があるからと、別行動で留守番。
コンサートの会場は、新宿の「オペラシティー・コンサートホール」。オペラの新国立劇場と隣り合わせの建物です。これも珍しく、車で出かけました。なにせ、駅までバス、それから電車と乗り継ぎを考えると、あの場所までなら車のほうが簡単です。うちから中央道経由、30分で到着。便利になりました。

演目、演者は「戦場のピアニスト」マキシムのジャパン・コンサートツアーです。
マキシムは戦時下のクロアチアでのコンクールに入賞し、「戦場のピアニスト」としてデビューを飾って一躍有名になった人です。
もともとはクラシック出身ですが、彼のアルバムはクラシックの曲をポップス風に編曲して、バンドをバックにピアノを演奏しています。
純粋のクラシックではありませんが、原曲はクラシックを用いているので、私でも聴けるのです。

娘は以前はロックに凝っていましたが、この頃は幅広く音楽を聴いているようです。先日、ミュンヘンに語学研修に行き、バイエルン国立歌劇場で「蝶々夫人」を見てきて、少しはクラシック系に傾いたということでしょうか(オペラの本場、ドイツの劇場でも、イタリア語のオペラにはドイツ語の字幕がつくのですと、ちなみに天上桟敷で10ユーロと格別な値段とか)。

さて、肝心の演奏のほうですが、エレキギターやドラムの音はともかく、バックのシンセサイザーの音が大きくて、ときどきピアノの音がかき消されてしまうのが残念でした。彼の演奏自体は、高度な技巧もさることながら、エネルギッシュな演奏に会場は盛り上がり、聴衆の大部分を占める若い女の子たちが、演奏終了後すかさず、スタンディング・オベーションを見せてくれました。それも黄色い声援とともに。

終演後、娘はサインをねだりに長蛇の列に加わりました。いったいどのくらい時間がかかるのだろう。そうだ、ちょっくら新宿のヨドバシカメラに買い物に行ってこようと一人で歩いて出かけました。売り場で欲しいものを探していると、妻から呼び出しの電話がかかってきて、もうサインをしてもらったから早く帰って来いとのこと。おお、何てこと。
で、タクシーをつかまえて大急ぎで戻りましたが、妻は
みんなで食事をすることになっていたのです。
それでも何とか食事を済ませ、帰宅しました。
たまには家族でコンサートもいいものです。

それにもまして、娘の成長には目を見張るものがあります。家の中ではごろごろしていてよくわかりませんが、外で見ると、成長したことがよくわかりました。
親馬鹿でごめんなさい。