パン・ド・カンパーニュの部屋

自分で作ったおいしいものを中心においしい話を!

復活!

2006-02-05 21:43:44 | 山登り
復活といっても、私の山歩き再開のことです。
今日は来週の丹沢行の足慣らしのため、高尾山を歩いてきました。
何しろ、昨秋の剣岳で膝を痛め、それから山歩きを控えていたので、3ヶ月ぶりの再開と相成りました。はあはあ、ぜいぜいと思っていたのですが、さにあらず。けっこうなペースで登ることができました。稲荷山コースから登ったのですが、72人抜きを達成しました。といっても、私より年上のおじいさん、おばあさん、女性、子どもでしたので、たいした自慢にはなりませんが。抜かれたのは2人、一人は山岳マラソンの人、もう一人は「おぬし、やるな!」というような男性で、アルプスバリバリというような感じ、これならさもありなん。

9時半に家を出て、最寄の駅で9:54発高尾山口行きの準特急に乗り、高尾山口に10:17着。ケーブルカー駅脇の稲荷山登山口10:25発。

稲荷山コースの名前の由来のお稲荷様。



高尾山に登るにはいろいろなコースがありますが、稲荷山コースはその中で一番南側に位置します。だから、日当たりがよく、気持ちよい山歩きが楽しめます。

こんな感じ。



そして、都心の方向の眺めもよい。空気が澄んでいれば遠くは筑波山も見えます。



このコース最後の急登。もうすぐ頂上。
この階段の下で若い女の子二人を追い抜くも、すぐに後ろにつかれ、パンさん、途中で一休みしたいが、抜かれるのも癪なので、がんばる。なにしろ72人抜きなので、ここで抜かれたら70人に減ってしまう。こういうのを年寄りの冷や水というのでしょうね。ああ、疲れた。頂上11:20着。



高尾山頂上。晴れていて気持ちよいです。



今日は富士山もくっきり。左には丹沢のあの大室山がりりしい姿を見せている。



さて、ここで一休み。途中のコンビニで買ったロールケーキを一口、いや、三個頬張る。水筒には妻が作ってくれた温かい紅茶。冬は温かい飲み物が心地よい。
えっ、今回はビールじゃないのかって。はい、今回は理由があって我慢しているのです。
さて、一休みして薬王院に向かう。今日は、護摩を焚いて貰うのだ。厄年はとうに過ぎたのだが、知り合いのおばちゃんに、私の歳は厄年ではないが不吉な歳なので、拝んでもらったほうがいいといわれた。おばちゃんのご主人は私の歳に病気で亡くなったとか。人の勧めには素直に従うことにする。

薬王院。



護摩を奉納するには申し込みが必要。申込書に住所、名前、目的を書き込み、お金を払う。3000円からというので、一番安い3000円にする。あとでいただく、お札の大きさに違いがあるらしい。目的はいくつかあるうちから「身の上安全」を選ぶ。
12時半からというので、その前に昼食を摂ることにする。今の季節は、これ。とろろそば。3月いっぱいまで高尾山とろろそばキャンペーンをやっている。駅とかにおいてあるパンフレットに、割引券がついている。100円引き。山門の一番近いお店「もみぢ屋」に入る。ここのは、とろろの上に生卵がのっている月見とろろそば。青海苔がかかっている。定価850円が割引で750円。このあとのためアルコールは我慢する。ああ、残念。



さて、12時15分に本堂に上がり、護摩焚きが始まるのを待つ。定刻になり、お坊さんが法螺貝の音色とともに登場。厚巻は法螺貝、錫状、太鼓の音とともに繰り広げられる経文(呪文)を唱えるところ。まさに密教的なおどろおどろしい雰囲気。これなら、昔、呪いに使われたことがうなずけるというもの。20分くらいで終了、最後にお札をいただき外に出る。

お札です。名前の最後だけサービスしちゃいます。



帰路につく。山門の脇にこの間の節分の招待年男・年女の名札がかかっている。
相撲部屋、貴乃花親方、北島三郎、山本譲二、地井武男などの名前が出ている。



帰りは急いでいるのでリフトを使って降りることにする。

途中の蛸杉。根っこが蛸の足のよう。



リフトから下を望む。ちなみにケーブルカーとリフトは同じ値段。昔から解せない。何で? リフトは二人乗り、相手がいればこちらがいいが。



下に降りてお土産を買う。最近は有喜堂のお菓子と決まっている。ここの大杉饅頭がおいしい。いや、何でもおいしい。じょうよ饅頭、栗蒸しようかん、高尾饅頭などなど。今日は栗蒸しようかんを買った。

京王線に乗り帰路につく。
また来年もこの時期に来よう。満足の一日。