パン・ド・カンパーニュの部屋

自分で作ったおいしいものを中心においしい話を!

牡丹鍋

2006-02-02 22:27:26 | おいしいもの
先日の日曜日、1月29日は私の両親の金婚式で秩父に行ってきました(ちなみに私たち夫婦の銀婚式はあと2年と少し。あっ、私は♂としては少し早めに結婚しましたのであしからず・・・そんな歳ではないことをアピールしとかなくちゃ)。

お祝いをどこでしようかと迷ったあげく、猪鍋のお店ででやることにしました。
ここは、私が学生時代からのなじみのお店。学生時代、大学の友人たちを招いて宴会をやったり、結婚前、妻と付き合っていた頃、ここで私の両親と引き合わせたり、子どもが小さいときも連れて行ったりと、懐かしい思い出がいっぱいのお店です。

私たち一家と弟夫婦と姪を加え総勢8名の席。

旧荒川村(秩父市と合併して秩父市荒川となった)にある「いのしし亭」、猪鍋といっても正確には「いのぶた鍋」。食べておいしいのは、猪肉より猪豚とか言われています。昔はお店の近くに、猪豚牧場があったのですが、今はなし。

これが牡丹鍋のいわれ。



肉は豚肉より赤く、牡丹の色のよう。 で、牡丹をもじって牡丹鍋。 飾りつけも牡丹の花をイメージ。
これを八丁味噌をベースにしただしで煮て食べる。



豚肉に文字通りちょっと野性味を加えた味、決して臭くはありません。臭いというのは、血抜きがうまくできなかった証拠とか。硬さは豚肉より少し固め、中途半端に煮すぎると硬くなってしまうので、煮えたら早く食べたほうがいいとのこと。
女性が多い席だったので、けっこう食べきれずに残ってしまいました。私ががんばったのですが、それでもだめでした。もったいないけど、残りはチャッピーのお土産にしました。捨てられてしまうよりは役に立つでしょ。

両親はおかげさまで病気知らず、元気に過ごしています。二人ともこんな歳でも現役で、社交ダンスをやっているおかげかも。あっ、私たち夫婦も学生時代はお互いダンスやっていたんですよ。いまでも、「Shall we dance?」なんか見ると、ダンスまたやろうかなんて、そのときだけは思ってしまうんです。私たちのことはともかく、両親がこれからも元気でいてくれることを願うばかりです。
せいぜい親孝行しなくては。