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ゆめと(ttm21)です。所感、エピソード等を気ままに綴ってみたいと思います

「自分らしさ」を求めて(MBTI入門:中山法子)

2017年10月19日 | カウンセリング

 中山アカデミーを主催する 中山法子先生のセミナー「自分のタイプとキャリア・カウンセリング」を

受講しました。内容はキャサリンC・ブリッグスとイザベルB・マイヤーズ母娘の開発した「MBTI」の

入門講座です。

 

 前々から興味があり、カウンセリング関連の資格試験には必ず登場するアセスメントですが、本格的に

勉強するのは今回が初めてで、午前中にMBTIアセスメントを実施し、午後は結果によるグループワークを

行いました。

 

 MBTI(マイヤーズ・ブリッグス・タイプ・インディケーター)はユングの性格タイプの考え方を理解

しやすいものにし、日常の生活の場で自分のタイプを活用できるように開発された質問紙です。

その効能として

*人の心のあり方の多様性に」ついて説明し、人間関係で起こりやすい誤解や行き違いなどについて考える                            手がかりを提供します。

*MBTIを受験しフィードバックを受けることは、あなたらしさを理解するのを援助します。

*MBTIが提供する情報は自己やモチベーション、生来の強み、そして今後の成長に向けての課題などの                   理解を促進します。また自分と人の違いを肯定的に捉えるための一助ともなります。

*MBTIのタイプを理解することにより、自己理解や他者との協調がよく促進されます。

 と解説されています。

 

  アセスメントにより、私は16のMBTIタイプのうち「INFJ」外向感情を伴った 内向直観タイプ

に分類されました。特徴としては

*理想を求め、複雑な考え方をし、洞察を深める

*相手の身になって考える

*自分の価値観に信念をもっている

 等です(実際はA4サイズに1タイプ1ページにわたりびっしりと書かれています) 

 さてどうでしょうか、自分としてはかなり妥当性を感じました。

 

 またワークでは 分類要素ごとにグループ分けし、与えられたテーマをディスカッションし

それを模造紙に書いて発表することを繰り返しましたが、ここでは驚くほどの差異が明確に表れました。

 

 たとえば外向(E)と内向(I)に分かれて「時」をテーマにしてディスカッションしたところ

Eグループは司会、書記、発表者等役割を素早く決めて、余裕を持って、効率的に黒1色で模造紙1枚に

体裁良くまとめたのに対してIグループは全員が顔を見合わせ譲り合い、基本方針がまとまらず、

時間切れ寸前に全員が好きな色で、適当な方向からバラバラに思い思いに書き出して、タイムアウト寸前に

間に合わせました。余りの好対照の結果に両グループとも驚きましたが、中山先生によれば当然なことで

Eは効率、統制面で優れているが、まとめられた内容は常識的で面白みがない。Iは非効率で、まとまりが

無いが、内容は多様性独創性に優れているとのことでした。

 

 以下、各要素ごとに、グループ分けを変えて、様々なテーマでワークを行いましたが、いずれもグループ間に

極めて顕著な特性が表出したのには驚きました。

 

 このワークの「各タイプに優劣はなく、それぞれの特性を理解しそれを活かす視点を持つことが

大切です。 同タイプの集まりは居心地が良いものの、良い成果を出しにくく、それゆえに組織の

ダイバーシティ(多様化)は必要で、特性の違いによる軋轢を乗り越え、それぞれの個性を尊重し合い、

その総和を最大限に生かす努力がチームの成果につながります。」とまとめられました。

 

 最後に「MBTIの視点を、ャリア・カウンセリングに生かすには、クライエントのキャリア・アンカー

(最も大切にしている価値観)をカウンセリングの早期に見出して、そこに焦点をあてる。そして

クライエントの自己理解、仕事理解を深め、キャリアへの気付きを通して今後のキャリア選択・設計、開発

への取り組みをサポートしていくことに生かしていただきたい」とのことでした。

 

 今回のセミナーにより、私のカウンセリングにおいて、同じような展開であるにも関わらずクライエントの

反応が大きく異なることが、身を持って理解でき、これからの取り組みに生かしたいと思いました。

 

 

 


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