『ＭＯＮＳＴＥＲＳ』第２話

犯人の正体は「やっぱり～」という結果でしたね。
元警察庁長官が裏で非合法組織とつながって殺人…大スキャンダルで、刑事としては絶対に許せない犯罪だと思うけど、そこはサラッと描かれてました。
それなら別に犯人の設定は元警察庁長官である必要はなかったような…また、捜査撹乱を組織にまかして殺人を実行するくらい弱みを握られても平気なら、自ら手を汚さずとも、実行犯の手配まで頼んでおいたらよかったんじゃ…という気がします。
もうちょっと脚本にひねりがほしいです。

山本耕史くんは案外出番が少ないと思ったら「友情出演」でしたね。
次は別作品でもっとガッツリと共演してもらいたいです。

平塚と西園寺のモンスターっぷりはまだ感じられませんね。金田さんにとっては平塚はモンスター同僚かもしれないけど。タイトル負けしませんように…
今回、金田さんの部下が笑いのツボでした。金田さんの真似た変な角度でのおじぎや、暗がりのなかでみんな顔がてかってるとことか、かなり笑えました。

『純と愛』

今回の朝ドラ、久々に見ています。
風間くんが出演していることもあるけれど、朝ドラらしくない展開がおもしろくて楽しく見てます。
昨日の朝日新聞のテレビのコラムではこの『純と愛』、かなり酷評されてました。なるほどな、という部分もあるけど、個人的にはそこまで酷評しなくても…と感じました。
確かにちょっとヒロインが無駄に元気すぎて、偉そうなこと言うわりには失敗ばかりで、朝ドラのヒロインらしくはないけど、逆に現実にはこんな空回りしてもがいている人はいっぱいいるから、たまにはこんな子が朝ドラヒロインでもいいと思う。
『愛』と書いて『いとし』と読む愛くんは風間くんが演じていますが、捨て猫のような悲しげなまなざしがよく似合う。
人のもう一つの顔がその人の顔付近に幻影のように見えるという愛くん。現実にはこんなオカルト要素のある人が彼氏だったら疲れそうだね。デートも落ち着かなさそう。
例のコラムではヒロインの家族も嫌な感じだと書いてましたが、私はヒロインの家族のほうこそ朝ドラ史上最悪なのではと思ってしまう。
ヒロイン・純の兄貴が恋人(ちなみに水商売で働くフィリピン人)を妊娠させたので、別れ話をつけるために純は家族に呼び付けられる。兄貴は逃げ腰でちゃんと恋人と話せない。母親は泣いて「ごめんねぇ」というだけで肝心のことは言わずに、純に最終的に説得させようとする。
要するに、結婚はできないし、別れるだけじゃなくて子供を産んでほしくないワケ。中●して欲しいのに、それを自分で言えなくて、でも恋人は自分から言い出しそうにないから、わざわざ大阪で働く娘を宮古島まで呼び戻して代わりに言わせようとするなんて、ひどすぎ。ずるすぎる。まだ手切れ金を出そうとする父親のほうがマシに思えたよ。純は父親のほうに怒ってたけど。
その後、母親は下のもう一人の息子(浪人のあげく家出中)にお小遣いを半ばだましとられていたし、完ぺきに息子可愛さに振り回されるダメ母親としか映らなかった。
こんな家族とは縁を切ったほうがいいよ(汗)

この先、どんどん朝ドラらしからぬ展開になっていくのかな。興味津々です。

『ＭＯＮＳＴＥＲＳ』＆『ＰＲＩＣＥＬＥＳＳ』

どちらもビデオで１日遅れで見ました。
まずまずの滑り出し…というところかな。

『ＭＯＮＳＴＥＲＳ』
かなりコミカルな演出でした。慎吾くんのオーバーな表情とか、山Ｐが全身まみれになってたり。
慎吾くん演じる平塚はホントに裏の一面があるのかな。そこのところの描き方もドラマのポイントですかね。


『ＰＲＩＣＥＬＥＳＳ』
事前にＳＭＡＰファンではない友達から低い評価を聞かされていたので、あまり期待せずに見ました。
私には結構おもしろかった。
ややオーバーなマンガ的な演出(周囲の人がやたらジロジロ見てたり、ボールがドアップで映ったり)は、演出するのが鈴木雅之さんだからかな。そこんところは流すようにして見てたけど、人によっては好き嫌いわかれそう。
金田一が亡くなった社長の隠し子ってあっさり明かされましたが、今後は金田一の家族の話もちょこちょこ明かされていくのかな。


両作品とも今後ますますおもしろくなることを期待してます。

『悪の教典』

Ｎｏ．１５　　１０／１９～１０／２１

作者：貴志祐介（文春文庫）

評価・・・★★★★★★　　５．０


★５をつけるのがためらわれるほど、陰惨な事件が起こる作品です。
１１月１０日（土）には伊藤英明さん主演で映画が公開されます。その原作ですが、怖かった！

作者の初期の頃の作品『黒い家』も相当怖かったけど、こちらは殺人者の心理を丁寧に描いているところが怖かった。なんせ、そいつは全く罪悪感もなく、まるで蚊をパチンとやるくらいの感覚で、次々に人を死に追いやっていくのだから・・・

『黒い家』は金めあてに保険金殺人を次々に行う殺人者が登場しましたが、こちらはそういう欲望とは別の理由から次々に人に手をかける…
ただ自分の思うように自由に生きるための手段の一つとして、その選択が最良である場合はなんの躊躇もなく殺人を選択できてしまうという人物が殺人者。この作品のメインの事件の前にも、数十人を手にかけたとサラリとほのめかされて（そしてその中のいくつかの殺人は回想として詳しく描かれます）、それだけで十分コワイ。
そいつにとって、人の感情というものは、自分が社会から浮かずに生活していくためと、周囲の人々を思うようにコントロールするためのツールでしかない。まれに、死んでしまった人に対して“同情した”とか感じたように書かれてたけど、きっと「こういうときは同情するものだ」と学習した結果、そう感じたフリをしているだけなんでしょ！？口先だけでしょ！？と、とても信じられなかった。
あと、何気なく出てきたブレイクダンスのエピソードが、後になって恐ろしい形で登場してきて、鳥肌ものでした。彼が身につけたスキルはなんでもかんでも●●に結びついているのかと…

共感性が欠如したがゆえの生まれついての殺人者…
こういう人物は現実にいてほしくない！！！！！！！！



解説は、映画化作品で監督を務める三池崇史監督によるものですが、タイトルからして「ちょっと…」って眉をひそめるようなもので、内容も（わざと狙って書いているのでしょうが）かなり不快に感じてしまいました・・・
映画は見る気がしないですね。小説だけでも十分怖いから、映画を見たらマジで気分悪くなりそうです

あなたが見たことがないＳＭＡＰソング

“『ＳＭＡＰ×ＳＭＡＰ』の番組の中でまだ歌われたことがない曲をＨＰで募集！”ということで、けっこう気合い入れたコメントつけてリクエストしたけど、結局披露したのは最もリクエストの多い曲だったんですね。


１位　Ａ　Ｓｏｎｇ　Ｆｏｒ　Ｙｏｕｒ　Ｌｏｖｅ
２位　チョモランマの唄
３位　ＳＴＡＹ


なんか意外なトップ３。
まだスマスマの中で歌われてなかったんだ～、とビックリ。
ＳＴＡＹなんか何回も聴いたつもりだったけど、違う番組でだったのか。

それにしても、チョモランマの唄を別にすると、多くのＳＭＡＰファンのみなさんは、ミディアムテンポな曲が好きなんですかね。
私は基本的にはビートやパンチの効いたアップテンポな曲か、もしくは胸が締め付けられるような切ないバラードなんかが好きで、ミディアムテンポの曲は刺激がなくてあんまり…なんです

『ＳＭＡＰ　ＡＩＤ』の収録曲も、“オリジナルスマイル”や“がんばりましょう”、“ススメ！”といった定番曲以外では、優しい曲が多いなという印象で、個人的にはあまり満足できてなくって。
でも、最初はあんまり好きじゃなくても、繰り返し聴いているうちに、徐々に好きになれた曲もたくさんあるんですがね。


ちなみに私がリクエストしたのは『働く人々』でした。マイナーかなぁ。
アルバム『ＳＭＡＰ００６　ＳＥＸＹ　ＳＩＸ』からの１曲。
当時はメンバーの多くがハタチそこそこの年齢で披露していたこの曲を、アラフォー世代になったメンバーがどう表現してくれるか楽しみだったのですが。大人の男の色気たっぷりでカッコイイだろうな～、と想像していたものの、夢に終わっちまいました

他にもきっといろんな曲がリクエストされていたと思うので、最近ではライブでも披露されないような埋もれた名曲を、いつか披露してくれたらいいですよね。