『純と愛』

今回の朝ドラ、久々に見ています。
風間くんが出演していることもあるけれど、朝ドラらしくない展開がおもしろくて楽しく見てます。
昨日の朝日新聞のテレビのコラムではこの『純と愛』、かなり酷評されてました。なるほどな、という部分もあるけど、個人的にはそこまで酷評しなくても…と感じました。
確かにちょっとヒロインが無駄に元気すぎて、偉そうなこと言うわりには失敗ばかりで、朝ドラのヒロインらしくはないけど、逆に現実にはこんな空回りしてもがいている人はいっぱいいるから、たまにはこんな子が朝ドラヒロインでもいいと思う。
『愛』と書いて『いとし』と読む愛くんは風間くんが演じていますが、捨て猫のような悲しげなまなざしがよく似合う。
人のもう一つの顔がその人の顔付近に幻影のように見えるという愛くん。現実にはこんなオカルト要素のある人が彼氏だったら疲れそうだね。デートも落ち着かなさそう。
例のコラムではヒロインの家族も嫌な感じだと書いてましたが、私はヒロインの家族のほうこそ朝ドラ史上最悪なのではと思ってしまう。
ヒロイン・純の兄貴が恋人(ちなみに水商売で働くフィリピン人)を妊娠させたので、別れ話をつけるために純は家族に呼び付けられる。兄貴は逃げ腰でちゃんと恋人と話せない。母親は泣いて「ごめんねぇ」というだけで肝心のことは言わずに、純に最終的に説得させようとする。
要するに、結婚はできないし、別れるだけじゃなくて子供を産んでほしくないワケ。中●して欲しいのに、それを自分で言えなくて、でも恋人は自分から言い出しそうにないから、わざわざ大阪で働く娘を宮古島まで呼び戻して代わりに言わせようとするなんて、ひどすぎ。ずるすぎる。まだ手切れ金を出そうとする父親のほうがマシに思えたよ。純は父親のほうに怒ってたけど。
その後、母親は下のもう一人の息子(浪人のあげく家出中)にお小遣いを半ばだましとられていたし、完ぺきに息子可愛さに振り回されるダメ母親としか映らなかった。
こんな家族とは縁を切ったほうがいいよ(汗)

この先、どんどん朝ドラらしからぬ展開になっていくのかな。興味津々です。