Heart Beat

草なぎ剛くんのこと、読書記録など・・・気ままに更新♪(コメント&TBは承認制となっています)

『神社霊場 ルーツをめぐる』

2009-12-31 18:06:02 | 読書
2009 No.38  12/23~12/29 

筆者:武澤秀一(光文社新書)

評価・・・★★★☆ 3.5

もうすぐ新しい年。新しい年といえば初詣! 初詣といえば神社!
ということで、本屋をぶらぶらしていたときに見つけたこの本を購入してみました。実はけっこう神社好きなんです。
カラー写真がいくつも入っているところはなかなか良かったです。写真だけで行ってみたくなる神社もたくさんありました。
私としてはもっと神社の由来(伝説めいたものとか)についての話を読みたかったので、ちょっと物足りなかったかも。
でも、古い神社あととか、摂社のほうが本来の神社の姿を残しているものだ、という筆者の説はなるほどな~、と感じました。
これから神社にお参りするときは、もっと全体的に目を配ってみることにしようと思ったのでした。

『ポアロのクリスマス』

2009-12-31 17:54:16 | 読書
2009 No.37  12/11~12/17

作者:アガサ・クリスティー(早川書房クリスティー文庫)

評価・・・★★★★☆ 4.5

クリスマスにはクリスティーを!
ということで、毎年12月はクリスティーを読むことにしているのですが、今回はクリスマスにぴったりの作品を選んでみました。
前にも読んだことがあって、特におもしろい作品という印象はなかったのですが、なかなかおもしろかったです。

クリスマスに久しぶりに家族がそろったのに、当主のせいで家族のあいだにはいやなムードが漂って・・・そして当主が密室状態で殺されてしまいます。
家族の誰が犯人なのか? ポアロが登場して死の謎に少しずつ迫ってゆくのですが、ポアロの推理力よりも、家族の人間性のほうが印象に残る作品に感じました。

『第九の日』

2009-12-31 17:43:40 | 読書
2009 No.36 11/26~12/10

作者:瀬名秀明(光文社文庫)

評価・・・★★★ 3.0

 
知らずに読んだのですが、これはシリーズもので、他に新潮文庫で『デカルトの密室』という作品があるようですね。
本作は短編集で、収録されてる1作目がシリーズ第1作、シリーズ第2作は『デカルトの密室』、 シリーズ第3作は収録2作品目・・・と続くようです。
なんだか難しくて、ちょっとグロくてという作品で、読むのがしんどかったです。
『デカルト・・・』を読むともっと楽しめたのかもしれませんが、読む気になれません・・・

『愛の旋律』

2009-12-31 17:29:49 | 読書
2009 No.35 11/16~11/25

作者:アガサ・クリスティー(早川書房クリスティー文庫)

評価・・・★★★★★ 5.0

クリスティーの普通小説シリーズ。
この作品は音楽家を志す青年の苦悩の愛をテーマに描かれています。
主人公が子供時代を過ごした屋敷に対する思い入れの深さはクリスティーの他の作品にも通ずるもので、クリスティーらしい作品です。
また、真実の愛になかなか気づかないところも、他の作品でも何度も描かれているところですが、飽きずに読むことができました。
なかなかドラマチックな展開で(少々メロドラマ的なところもありますが)おもしろかったです。
クリスティーは一時声楽家を目指したことがあったようなので、これはクリスティーの音楽への情熱が書かせたところがあるかもしれないですね。

『リヴィエラを撃て』

2009-12-31 17:29:19 | 読書
2009 No.34 11/9~11/14

作者:高村薫(新潮文庫)

評価・・・★★★★★ 5.0

むちゃくちゃおもしろかったです。
スパイもので今まで読んだのはクリスティーぐらいでしたが、クリスティーには悪いけど、クリスティーの作品よりはるかに深くてスリリングでおもしろかったです。
これ、映画化できたらかなりヒットしそう! 世界にも十分通じる作品だと思う。

リヴィエラという謎のスパイに翻弄される登場人物たち・・・
どういう結末になるのか予想もできなかったけど、ラストは「やっぱり」という思いと「やられた!」という思いが激しく交錯してしまいました。
高村薫作品ってやっぱり硬派でおもしろい!
まだまだ読んでいない作品があるので、来年はいっぱい挑戦してみよう!